星野ルネのレビュー一覧
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星野ルネさんの目を通して見る世界。
私とは全く見え方の違う世界。
とっても楽しく、そしてほほえましくルネさんの体験を伺い知ることができます。文化、生き方の違いってこんなにも刺激に溢れている!と同時に、自分の無遠慮や無知による偏ったものの見方をしてはいないだろうかと思わされます。
一貫してルネさんは優しく(日本語がぺらぺらなのに、頑張って英語で話しかけてくる日本人に合わせて日本語を話せない設定で接してあげたり笑)明るく(巧みに関西弁やツッコミを操り)自分のふれるもの、出会うものに接し、分析し思いを巡らし自分のものにしています。しかし、その優しさにふれるたびに、自分も含めた多くの人の狭いものの -
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おもしろい!
とくに今回のタンザニアの孫と日本のおばあちゃんの、本作の絡め方が、既存の漫画にはないのに、すごくマンガっぽくて、アフリカっぽくて泣けた。
一巻?の方の、ジャマイカジョークの解説が良く書けていて、感動しました。
アフリカ好きなので、楽しめました!
日本、アフリカの良いところを受け継いだ躾って感じでいいな。メラ、かわいい。
ちなみにエチオピアが好きです。 -
Posted by ブクログ
母の結婚に伴い、アフリカのジャングルから日本という異文化の
国へやって来たのはわずか4歳の時。
突然、言葉の分からぬ環境に放り込まれることになった著者が、
その生い立ちを漫画で綴ったのが本書である。
Twitterで人気の作品だったこともあり、いくつかの作品はネット
上で読んでいたが、書籍化に際して多くの書下ろしも収録されて
いる模様。
私が特に惹かれたのは著者のママであるエラさん。
高校の入学式。新しい環境になると肌の色でもっとも注目を浴び、
本人の意思に関わらず目立つ存在になってしまう著者。高校でも
そのことを気にしていた。
だが、新入生たちの視線を釘付けに -
ネタバレ 購入済み
めっちゃおもろい逆文化人類学
ネット上で星野ルネさんの話題を知り、
興味を持って購入しました。
正直「アフリカ出身日本育ち」ということに惹かれて
漫画の内容自体は期待しすぎると・・・くらいに
思っていましたが、
読んでみると爆笑の連続!
ルネさんが「アフリカ系関西人」と
自称されていましたが、
ボケ方が本場かつプロでした。
もちろん私が兵庫県出身(姫路とも縁深い)ことに
よる補正はあったと思いますが、
その部分だけでも他の人にも読んでもらいたい、
次回作が楽しみになる出来でした。
それでいてご本人の鋭く深い観察眼からの
日本からアフリカ、アフリカから日本、
異なる文化や言語自体に対する見方は
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Posted by ブクログ
なぜこの本を読んだのかはよくわからないが、読んでみて面白かったのは確かである。
カメルーン人で父親が日本人の人(星野さん)と日本に在住しているアメリカ人(モーガンさん)と日本人代表として編集の人による鼎談形式の本である。星野さんとモーガンさんの話がメインで、編集の人は基本聞き役である。
有事にアメリカを信じるな
日本人は減点方式で幸せを感じるが、加点式なら十分幸せなのでは?
親戚に囲まれているカメルーンの学校ではいじめは起こらない。
死体を焼くのに抵抗がある
南北戦争で敗戦側の南部は今でも政府を信じていない。
カメルーンの田舎はカメルーンの都会と文化的に断絶している
などが印象に残っている。
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Posted by ブクログ
幼い頃に日本に来て、言葉の壁や文化の違い、周囲の視線に戸惑ったり疲れたりしつつも、著者は両親や親戚、周りの人たちから愛されて尊厳を持って素直に育てられたんだなぁと感じます。
しかし。
もうほんと、日本人の偏った外国人像は笑って許してあげて…w
日本人の感覚が変わっていくのはきっとこれからです!
私も日本語教室のボランティアを始める前は、外国人=金髪碧眼で英語を話す人 ってイメージに疑問ももたなかったけど、
今は、外国人みたいに〜って言われると、え?どこの国の人?ってレベルになってきた。
外国人に見えても、日本国内にいたらとりあえずまず日本語で話しかけるようになりました。
身近にフランク -
Posted by ブクログ
1984年アフリカのカメルーンで生まれたルネは、研究でカメルーンに滞在していた日本人男性と母が結婚したために、4歳から日本で育った。見た目(外国人)と中身(姫路で育ったために)のギャップから生まれる笑いのエピソードの数々を本人が描いた漫画。
笑えます。見た目だけで英語で話しかけられたり、エレベーターが開いて立っていると驚かれたり。見た目だけで判断してしまう周りのの大人の間抜けさが、可笑しくも共感できます。
お母さんの逞しさ、息子は迷惑なところあるようですが、ある種憧れます。また、そんなに登場しないけれど、お父さんやお父さんの家族の穏やかで知的な感じも、憧れます。絵も文章も面白いです。