ふろむだのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
面白い視点の本だなと思った。
一つのことができる人は他のこともできるんじゃないかと思われてしまうことを、この本では「錯覚資産」と呼んでいるけれど、確かに共感できる部分がある。私も賞をいただいたりするから「これもできるんじゃないか」と思われて色んな仕事を頼まれるけれど、その方面の仕事や能力は自分には向いてないなと思うことがすごくたくさんある。
得意なことで賞をいただくような名誉があっても、自分にとってはすごく苦手なことまで、相手からしたら「この人はこれもできるんだ」と思われて仕事を任されてしまう。その結果失敗してしまうのが、ちょっと怖いなと思いました。
「サイコロを振る回数を増やさないことには成功確率は上がらない」という言葉自体はとてもいいなと思ったし、内容的には「確かに」と納得させられるものが多かったけれど、リスクも結構孕んでいるなと思います。 -
Posted by ブクログ
・大きな錯覚資産を手に入れるには「一貫して偏ったストーリー」を語るべき。バランスの取れた正しい主張には人は魅力を感じない。シンプルでわかりやすいことをそれが真実であるかのように言い切ってしまえ。本当は断定できないことを断定しろ。
・何かを主張するときには偏る。自分の人生を選択するときには徹底的に正しい判断を心がける。判断システムを二重化する。
・「この人を採用すべきか?」という難しい質問に簡単かつ高速に答えを出すには「この人は好きか?」という簡単な質問に置き換えて答えを出す。人は無意識のうちにこのような置き換えを行ってしまっているので、昇進したければ上司に気に入られるしかない。それができないならサラリーマンを辞めること。
・錯覚資産を増やすには「思い浮かびやすさ」と「思い浮かぶ人の数」を増やすべき。 -
Posted by ブクログ
・挑戦的、煽りのように受け取れるタイトルと表紙デザインだが、その実は「認知バイアスが実生活、特にビジネスシーンで気づかれないままどのように影響を及ぼしているのかのか、をまとめた本であった。(この構成は、著者の「分裂勘違い君劇場 by ふろむだ」のコンセプトと同一ではないかと感じた。)
・「人々が自分に対して持っている、自分にとって都合の良い思考の錯覚」のことを「錯覚資産」とは言い得て妙だと感じた。
・成果、錯覚資産、環境、実力の複合ループの図式も、現実世界で不条理に感じる部分もうまく取り込んでビジュアル化されており、若手社員ならぜひ知っておくべきことだと思った。
・人間の脳は、「過剰に一貫性を求め」、「過剰に原因を求め」、「過剰に結論を急ぐ」という根幹部分があり、それが様々な認知バイアスを生んでいる、ということさえ押さえておけば、自分が何らかの判断を下すときのチェック機能として働きそうだと感じた。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ思考は錯覚を起こしている。容姿で下駄を履かせて、他の能力も優れていると思われがち=ハロー効果。
思考の錯覚は自覚できない。
実力があるから、ではなく、実力があると周囲が錯覚するから、よいポジションを手に入れられる。
個々の成功は運次第。運はコントロールできない。
成功が成功の母。
本を書くことは時給換算では割が合わない。しかし錯覚資産の獲得手段としては投資効率が高い。
後知恵バイアス=自覚がないうちに、過去の記憶を書き換える。
世界5分前仮説=世界は5分前に作られた。過去の記憶も含めて5分前に作られた。
自分で物事をコントロールすることは心身を健康にする。運はコントロールできないが、運の運用はコントロールできる。
少数の法則=少ない標本サイズでも仮説を立てたがる。
デフォルト値効果=デフォルトに引きづられやすい。
判断が難しいと直感に引きづられやすい。思考の粘り強さがない人は、思考の錯覚に沈む。
成果を出すと錯覚資産になり環境が変わって実力がつく。環境が変わっても実力がつく。錯覚資産があるだけで成果が出る。
思いつかれる人、になると思わぬチャンスが巡ってくる。幸運を引き当てるゲームは数が多ければ当たる。
成功はじつりょくよりも 運によって決まる。運を引き寄せるには、チャレンジが多いほど良い。
原告の説明と被告の説明、それぞれ一方しか聞かない場合のほうが、一貫しているため、その解釈に自信を持てる。両方聞くと混乱する。人間は一貫している物語に説得力と魅力を感じる。現実は、矛盾だらけで面倒。
どちらの理論も正当だと感じられる。
人間はトレードオフがない世界のほうが快適だから、認知を変更する=認知的不協和を避ける。
人間を啓蒙することで感情ヒューリスティックをなくそうとすることは不毛。自分では公平に判断していると信じているから。
ヒューリスティックとは、複雑な問題に簡単に答えを出す方法。難しい問題は、簡単な問題に置き換えて、簡単に答えを出そうとする。
ハロー効果=一つの属性に引きずられる減少。
少数の法則=少数のデータでも法則性を見出そうとする。
運を実力と錯覚する。
後知恵バイアス。
利用可能性ヒューリスティック=利用可能な情報で胆汁化する。
デフォルト値に引きづられやすい。
一貫して偏ったストーリーは真実だと思い込みやすい。
過剰に一貫性を求め、過剰に原因を求め、過剰に結論を急ぐ。記憶を書き換えて一貫させようとする。