運により成功し、成功すると良い機会、良い人脈、良い仕事が手に入り、実力がついて、また成功できる。確かに、と思うところが多い。成功、成果は実力が生み出すと考えていたので、面白い着眼点だと思った。
フレーズ
「錯覚資産によってよい環境が手に入り、よい環境によって実力が育ち、実力があるからそれが成果を
...続きを読む生み、その成果を利用してさらに錯覚資産を手に入れる」というループが回ることで、錯覚資産と実力が雪だるま式に増えていくという構造があるのだ。
自分に才能があるかないか? を悩む時間があったら、その時間を、単純に、試行回数を増やすのに投資したほうが、はるかに成功確率が高くなる。悩んでる暇があったら、 1回でも多くサイコロを振ろう。これは運ゲーなので、悩んで悩んで悩みまくってサイコロを振ったって、悩んだほどには、いい目が出る確率が高まったりはしないのだ。
つまり、なにもすべての属性について、自分自身の属性 Xをプラスにする必要なんてない。むしろ、それぞれの属性について、その属性がプラスの人間をうまく使って、自分の人生を切り開いていったほうが、効率がいい。
真に読む価値のある本は、読者に、新しい世界認識をもたらしてくれる装置になっている。