ふろむだのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
絶望の書のように感じる。本書による絶望には色々な種類があるが、最終的には、「本書を読むことで人と話が通じなくなる恐れがある」という点に到達する。
中身は心理学の説明。錯覚資産は人間の持つヒューリスティックや思考の癖が影響していて、人間は誰しもそれから逃れることができない。何なら、他人がそれを利用していると明かした後ですら、その影響から逃れられない。
平たく言うと、イケメンかつ何かに秀でている者は、ハロー効果によりやることなすこと全てにゲタを履いた状態になり、好意的に受け取られる。嘘だと思うなら福山雅治を見よ。
これには全人類が抗えないので、「あいつは所詮ハロー効果で成り上がっているだけで実力は無いんだ」と言っても、他の人は同意してくれない。みんなハロー効果なり一貫性の法則なり過剰に原因を求める習性なりに絡め取られている。だから気づいているのは自分だけで、他の人とは共有できない。
逆に、自分がハロー効果を活用しても同じことになる。自分が他人の錯覚によって得た地位は誰にも咎められない。
錯覚資産によって良い環境が手に入り、良い環境によって実力が育ち、実力があるからそれが成果を生み、その成果を利用してさらに錯覚資産を手に入れると言うループが回ることで、錯覚資産と実力が雪だるま式に増えていく。
では錯覚資産を増やすために何をすべきかだが、まずは小さく色々なことを試して小さな成功を積み、小さなハロー効果を得る。それをたくさんの人に知ってもらう。できれば偉い人に知ってもらうのが良い。そして経験を積める場に出させてもらう。さらにそこで成功を積む。今度は最初よりも成功しやすい。ハロー効果でリソースが集まってくるからだ。
あーもう嫌! このようなループで既に良い環境を得ている人がたくさんいる! 悔しい! さらに錯覚資産は複利で増えるので、一部の人が独占する構造にあるのだそうだ。まあ人間のアテンションには限界があるからな。
戦略的にやるということは、ゴールを決めて逆算するということだ。より良い地位や実力を手に入れて、より短い労働時間で高い給与を得たいなら、何らかの計画を立てなければならない。その手段やひとつの考え方としては非常に面白かった。 -
Posted by ブクログ
一つ抜きん出ていると(それが運だとしても)
→全体的に優れている、という有能なセルフイメージと信用を作り出せる(ハロー効果)
→思考の錯覚に、本人は気づかない
→正しいことより、直感的に「良い」と思ったことを取りたがる
錯覚資産候補(定量的なものや有名人)
→営業トロフィー(〜連続、史上最年少)
→独学でTOEIC955
→コーチング〜名、〜名のコミュニティ運営
→凄そうな、偉そうな肩書き
錯覚資産のおかげでチャンスを掴め、支援も集められ、実力もついていく
「あいつならちゃんと〜してくれるだろう」
という信頼があれば、サービスの質が悪くても、後発的に伸びていく
→信用があれば、沢山の支持者とお金が集まるから -
Posted by ブクログ
【あらすじ】
私たちは日常生活の中で無意識のうちに『認知バイアス』に影響をうけており、実力よりもこの『認知バイアス』を利用した方が人生は好転する。
※『認知バイアス』・・人間が情報を理解するときにに無意識のうちに生じる「思考の偏り」。
この思考の錯覚を”錯覚資産”と表現しており、人生の成功と失敗を決めるのはこの錯覚資産が重要とされる。
【感想】
“認知バイアス”=“錯覚資産”とは、どんなに小さなことでも他人から見て「成功者」である事が条件な気がする。何か一つでも他人から見て成功体験がある、尊敬されるところがある、数字に表せるくらいの結果を出した、といったような事がキッカケとなってはじめて話が進むと思った。ただ、失敗してイメージが悪かったとしても環境を変えたり、場数を踏んだり、とにかく多くのサイコロを振り当たるまで諦めずに何度もチャレンジしてプチ成功体験を作る。(ひろゆきも言ってた。ナンパ成功率はイケメンだろうがブサイクだろうが関係ない。回数の問題だと)
明日から容姿にも気を配り、成功体験ができる場を探して挑戦してみようと思う。 -
Posted by ブクログ
とても面白かった。
錯覚資産という言葉は、相手を騙し、自分をより良く見せることで生まれる資産のことです。
この本では、錯覚資産を持つことでどれだけ人生を有利に進めることができるのか?そして、錯覚資産を戦略的に身につけて行く方法など、心理学を使って、自分の人生を無双していこうという、一見”品のない本”です。
そして、この書籍の著者もこの錯覚資産を駆使して自分の地位を高め、ビジネスで成功しているということです。でも、本を読んでいても、全く嫌味な印象を与えず、むしろ錯覚資産ってめちゃくちゃ面白いな〜と終始唸ってしまうような本です。
自分にとって、錯覚資産と言えるものがあるのだろうか?そしてそれを育てていくには何をすれば良いのだろうか?といったことを考えさせられます。
また、この本の良いところとして、とにかく文字も大きい、行間も広い、イラストもたくさんあるという感じで、本当に気軽に読めます。最初から引き込まれて行くので、マンガみたいな感覚で読んでしまいました。 -
購入済み
映画のマトリックスを体験する本
表紙がおちゃらけているのに、
内容はとても切実なもので
どうしてわざわざこんな誤解されるような表紙なんだと思ったが、
ある程度の何某かの耐性なり、見込みがないと
読み始めることのできない本なのかもしれないと感じた
そういう本、どんなジャンルにもあると思いません?
この本は表紙が強いフィルターになっている、
とても厄介な本です
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Posted by ブクログ
錯覚資産という勘違いさせる能力がいかに社会で大切かを教えてくれる本でした。
学生の時と社会に出てからの、運と実力のバランスは大きく異なり、それを理解して上手に使えてる人が社会において成功を収める確率が非常に高くなるので、その力を理解し、上手く使っていこうという本でしたが、指南書ではないのでどう行動を取るかは自分で考える必要があります。
見た目(かっこいい、かわいい、綺麗、不潔等)が人に与える印象というのは大きな割合を占めていて、それに付帯するハロー効果など、無意識レベルの直感で人がどう感じるかというのを分かっていないと人生ハードモードになるというのは納得のいく話で、例を挙げれば彼女できない男性がいてその人は男から見て優しいし、いいやつなんだけど彼女がずっといない。性格はいいけど確かに見た目はあまり気を使ってるとはいえない。こうなると女性はその男性を不潔でなんか嫌だと思い、その男性の中身すら見てくれない。つまり男女のこれも直感力で決めており、その人物の錯覚資産能力が低い表れだという事で、その男性には彼女がいないという事実が生まれてくる。
この本を読んで現実世界に照らし合わせると納得いく場面が多々あるなと思い、「錯覚資産」大事だなと思ったし、成長させたいと思いました!
PS:錯覚資産の究極がもしや詐欺師か•••••?? -
Posted by ブクログ
・恐ろしいことに、人間は、判断が困難なとき、自分で思考するのを放置して、無意識のうちに、デフォルト値を選んでしまうことが多い。
・成功の主要な要因は運。つまり、PVを増やさなければ、なかなかいい環境にはありつけない
・「一貫して偏った間違った物語」に説得力と魅力を感じる
「バランスの取れた総合的な正しい判断」は、説得力がなく、退屈で面白くないと感じる
・「シンプルで分かりやすいこと」を、それが真実であるかのように言い切ってしまえ。本当は断定できないことを、断定してしまえ。
・「上司に好かれていなくても、『結果』さえ出せば、明るい将来を手に入れられる」というのは、甘い考えだ。 -
Posted by ブクログ
実力で評価してほしいから、アピールは比較的しないで生きてきたけど、この人がこんな評価高いの?とか思うことが多々あり、避けてきたけど自分を売ることも大事なんだろうなと思い、読み始めました。
文字が大きく、イラストも多くて、会話形式も挟まれており、非常に読みやすかったです。スラスラと読み終わりました。
やはり、実力を詰め上げてるだけではなく、良い環境にいて、その相乗効果でもっと成長していくとのこと。そのためには、錯覚資産というものが重要で、これは価値があると錯覚させるようなもの。
真面目にコツコツと実力だけの積み上げではなく、ズルをするわけではないけど、例えば関連するコミュニティに顔を出してみたり、自分のやってる事を話してタネをまいてみたり。そういう草の根活動も必要だなと改めて思えた一冊でした。 -
Posted by ブクログ
実力は実際どこまで実力なのか、はっきり気付かせてくれる本
【内容メモ】
・運も実力も要素としてはあるが、勘違いさせる力=錯覚資産が重要。
・前提として、学生と社会人では、実力と運の考え方は異なる。
社会人は他社評価で昇進するが、学生はテストの点数という絶対的なもの。
・錯覚資産は複利で増えるのでかなり重要。
・ハロー効果:1つの属性値に引っ張られて、他の属性値も変わってしまう、プラスもマイナスもある。
・学歴・経歴や実績、顔の見た目などが錯覚資産の元手になる。
・人は一貫したストーリーじゃないと違和感を覚える特性がある。
だからこそ、実力+錯覚資産で実際より盛っている人は、さらに評価があがる。
(優秀なのだから、この人は失敗しない、間違っていないなど)
・起業で言うと、1つ成功させれば、錯覚資産を増やせるが、まだ1つも成功させていない状態では、まず資産を増やすのはまだ先の話。あくまで元手は必要なので、そこの努力は必要である。
【所感メモ】
・一貫したストーリーを求める話は、箱に入る話とも共通だと思った。この人はこういう人だ、というレッテルを張ることで、その人の行動を歪んだレンズで見てしまう。
・まず大きく成功するためには、小さい1つを成功させて、それを自分の資産とする。キャラクター付けを行って、この人はこういう人だ、と思ってもらう。そうすれば連鎖が発生し、複利効果が生まれる。 -
Posted by ブクログ
『実力も運のうち 能力主義は正義か?』(マイケル・サンデル)を読んだ後でこちらを読む。この本は『実力も運のうち 』とは方向性は違うが、内容は通じる部分が大いにあると思う。サンデル先生の本はより高尚な議論だが(「より高尚」という評価自体が底上げの評価だ)、こちらは目の前にあるその現実を突きつけ、その仕組みをうまく利用しろ、それを利用してどうするかまで書かれているのがサンデル先生とは違うところ。
まあその通りですよ。書かれていることの多くは私は気がついているし気がついている人も多い。バイアス認知はよく知られている。七光りというのがわかりやすい。〇〇の子だから優秀だという遺伝子つながりだけで根拠のない高期待高評価になる。それがただのお世辞ではなく有利に働く。特に昨今は芸能人と国会議員には顕著だ。無意識に、あるいは無自覚的にこの本推奨の立ち回りができる人が世渡り上手と言うんだろうな。それができればいいんだけど、私はわかっていながら気がつかないふりをしたり、迎合したりで、もやもや。それを改めて念頭に置いた上で、さてどうしようか。