トマスハートッホのレビュー一覧

  • 宇宙・時間・生命はどのように始まったのか?:ホーキング「最終理論」の先にある世界

    Posted by ブクログ

    宇宙の成り立ちのことを考えるとそれはもう科学や数学というよりも発想の世界である。だからなんとなく素人でも参加できそうな気がしたりする。がしかし、本書かなり平易に書かれているが、予備知識が足らないとなかなか理解が難しい。が、ある程度読むと何となく理解ができるポイントが何回か来る。最終的には宇宙に関する研究の最先端について漠然と掴めたと思う。それこそ量子的に。今後の宇宙論について理解を深めるための足がかりになったと思う。

    この宇宙があまりにも人間に都合よくできている。確かにそうだ。
    量子の不確定性やもつれは謎すぎて正に現実は小説より奇なりである。

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    2025年11月12日
  • 宇宙・時間・生命はどのように始まったのか?:ホーキング「最終理論」の先にある世界

    Posted by ブクログ

    難解な本だが、知的な刺激と当たり前に受け入れてきた観念を覆すようなガツンと頭を打つような衝撃を感じられる内容。ホーキングはホログラフィック原理によって神などの第三者を介さずに世の理を説明しようとした結果生み出された理屈だが、逆に第三者を介在させることでも説明ができるような世界観を想像できた。これからのテクノロジーの発展の基盤となるような教養を深めるにあたっては必読の本であるように思う。

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    2025年09月28日
  • ホーキング、最後に語る

    Posted by ブクログ

    私はホログラフィー、多宇宙信じます。
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    ・ホーキングは「果てがないのが、宇宙の始まりの条件なのだ!」という。ここでの果てがないとは宇宙は「特異点」として始まったのではなく、虚数の時間で始まるなら物理法則にしたがってなめらかに始まったということである。
    ・相対性理論に従うならば、宇宙は特異点から始まらなければならないという特異点定理を証明したが、量子重力論、つまり一般相対性理論に基づけば、反対に特異点なしで宇宙は誕生するのだという理論である。
    ・宇宙は有限)重要なポイントは全体としての空間の大きさではなく、さまざまな領域ないしポケット宇宙についてその多様性の幅を私たちが格段に狭めたという事

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    2018年08月10日
  • ホーキング、最後に語る

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    2018.3.14 「車椅子にのった天才」スティーヴン・ホーキング博士逝去。
    ご冥福をお祈りします。
    報道を知ったとき、博士の伝記映画『博士と彼女のセオリー』を観て間もなくだったのもあって、なかなかの衝撃だった。
    年末になってこの追悼本を見かけ、これは今年のうちに読んでおかねばと思った。

    本書は4部構成。
    ・佐藤勝彦氏によるホーキングの業績の概説
    ・ホーキングの最終論文の共同著者トマス・ハートッホ氏へのインタビュー
    ・最終論文の解説
    ・最終論文『永久インフレーションからの滑らかな離脱?』
    最終論文のみ横書き。
    最終論文を簡単にまとめると、通常、永久インフレーションはいびつな宇宙像を予言するが

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    2018年12月26日
  • ホーキング、最後に語る

    Posted by ブクログ

    前半は宇宙的な簡単な本に書いていることも多いのでついていけましたが、後半は数式は無いものの専門用語が多く、抽象的でチンプンカンプンでしたw
    わたしのレベルには、まだ早かったようです

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    2019年10月14日