山西均のレビュー一覧

  • 日本企業のグローバル人事戦略

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    グローバリゼーションに適応する上で変えなくてはならないのは「人」「人材」に対する考え方だ、という筆者の主張には非常に共感した。良書。

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    2012年11月07日
  • バベルの塔の人々

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    フィクションではあるが、ノンフィクションに近い形式で話が進んでいく。主に人事部から見た、米大手証券の統合、組織づくりが描写されている。大分昔のことのようにも感じられるが、描かれている人間模様を通じて、多くのことを考えさせられる内容であった。端的にいうと、証券会社は、統合を成功させる準備ができていなかった、ということだと思う。それとともに自分達以外のための「何のために?」「サービスを提供する相手が誰で、そこにどういう価値を提供するか?」が明確でないプランだったということか。
    自分がこのフィクションの登場人物だったら?を時間を置いて再考してみたい。

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    2024年02月12日
  • バベルの塔の人々

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    武蔵証券がウォールストリート証券を事実上買収するところから始まり、5年後の社長退任までに起きた事象を辿る。

    野村證券によるリーマンブラザーズ買収が元ネタらしく、著者は当時野村で人事企画を担当していたこともあり、かなりリアリティある描写が多い。企業のグローバル化における苦労をよく表現できている

    感想は2点
    ①企業のグローバル化の中で英語は最低限必須である。
    ②結局は人生の目的を何に定めるかが大切である。

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    2023年04月23日
  • バベルの塔の人々

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    バベルの塔(野村證券の揶揄か)の人々=社員たち。
    リーマンショック時にリーマンブラザーズの社員を雇用した野村證券の話。武蔵証券という名前でウォールストリート証券(リーマン)を事実上併合(人だけ)。
    社長の決断から人事部門を中心にこのカルチャーの全く違う企業併合の様子を小説の形式で描いている。作者は野村證券人事企画部門経験者。あくまでもフィクションだと後書きにあるが、流れは当時の経験に基づくものだと思い読者は読むことになる。あの強い野村もアメリカ投資銀行相手にはなかなか一筋縄ではいかない。逆にホールセールは食われてしまったかのように読める。
    作者の文章力と表現力は1作目とは思えない力強さがある。

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    2023年01月12日