アーリック・ボーザーのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
学習法に興味があったので、とても参考になった。人によっては巻末のまとめの部分だけでいいと感じるかもしれないが、本編を読むと論理が飲み込みやすいし、何よりやる気が出た。また、本編を読んでから巻末を読むと、早速自分が内容を忘れていたことに気づけた。
エピローグで触れられていた、アメリカの教育省による報告書はかなり面白く読む価値あり。
あとハーバード大のサイトでは、本書で触れられた内容も挙げつつ、授業でのPCの使用を禁止すると生徒のパフォーマンスが落ちたという研究結果と、学習障害やADHDの学生も包括した学習デザインの必要性から、授業で適切に用いるべき、としていた。また、PCで遊び出すのは授業が退 -
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ほかの書籍の情報で、人間は学ぶにあたって苦労しなければ身につかない、というようなことが本書に記載してあるとみて購入。言い方は変だが、効率よく苦労する方法が本書に記述してあるのではないかと期待して購入。
特に最近は積読が多くなり、学習するというプロセス自体、特に時間がない中でどのように読書をすればいいのか、ということに迷いが出てきたため、名著と方々で噂の本書を手に取ってみた。
内容としては、期待通り、学ぶということは本来苦しいことだ、ということを根底に、ただ目的意識が非常に重要だということを、事例や研究結果を引用しつつ記述してある。
目的に関しても、単なる目標設定ではなく、自分への問いかけ -
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人生は学びに溢れている。
特に、学校の勉強、趣味のスキル、仕事の技術などは、多くの人が挑戦と挫折の経験をしたことだろう。
もし、学びを深め、学習の効果を高める方法が分かれば、これから先の人生における、あらゆる学びを促進し、人生がより豊かになるのではないか。
本書では、「人が物事を学ぶとはどういうことか。」、「どうすれば学びを効果を高められるのか。」、「なぜその方法が効果的であるのか。」について論拠となる事実を交えながら、学習について体系的にまとめられている。
学習というと机に向かって勤しむ学校の勉強を想像しがちだが、それだけでなく、バスケットボールの上達に著者が本書のメソッドを実践して成 -
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本書の目的は、「科学的で効率のよい学習法を学ぼう」です。
学習方法を学ぶことは、現代において最も重要な能力の一つであり、あらゆるスキルの前提となるスキルである。
・学習とは理解のプロセス、メソッド、体系。
・スキルを習得するうえで、モチベーションは最初の一歩、意味があると思えないことを学ぶのは難しい。
・自分に経験がある経験するだろうことのほうが学習のモチベーションが上がる。
・短期記憶は小さく、学習の目標を絞り込まなければならない。一度にたくさん学習してはならない。
・個人指導は、他の教育法にくらべて倍の効果がある。
・学習は苦労して当たり前。
・能力開発は、フィードバックとモニタリング -
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『Learn Better』
学ぶとは、人生を豊かに、サバイバルするために有効なこと。
これを体感するのは、果たしていつか?
一方で、そのいつを短縮してみたい自分も存在します。
1.いまと未来の開きを埋めたい
→勉強の動機づけとなります。
2.知識→まとめる→意味づけ→長期記憶
→活用可能の知識へ変化します。
3.僕はできる、僕は忙しい
→いまが居心地いい→だから、勉強しません。
業務がそつなくこなせるならば、それは今コンフォートゾーンにいるということです。
成長のために、ストレッチゾーンへシフトする信号と受け止めるということです。
分厚いです。
読みたい章から読むのがよいかもしれ -
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自分のために読んだが、子供の勉強法を考える上でも参考になった。
小学校で同じ漢字を何度も書かせる宿題が出た時に疑問に思ったのは間違いではなかったと。
大人であれば学ぶ内容を自分で絞り込めるが、子供の場合は受験に向けて全科目満遍なく学ぶことが求められる。その場合に、興味の薄い科目を学習することに対して価値を見出すのはなかなか難しいように感じた。
テッドドークの話もまさに!と気づかせられた。興味のあるセミナーをちょこちょこ聞いても身になりにくいのはそういうことかと。人の話が簡単そうに聞こえ、わかったつもりになる、だから学習につながらない(知識が深まらない)というのは実際よくありそうだと感じた。
こ -
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学習も経営と同じく戦略が大事で、学びの目標に対してどのように成果を出すかのプロセス、メソッド、システムを理解することが重要である。単純に本を読んで線を引いたり、たくさんのインプットをしているだけでは学びや記憶の効果は薄い。質の良い学び方を学ぶための本。学び方を知れば、どんなことでも学ぶことができるようになる。
学びの手順
・価値を見出す
・目標を設定する
・能力を伸ばす
・発展させる
・関係付ける
・再考する
学びメモ
・手順やノウハウを身につけるだけではない、大事なのは学び方を知り、思考のスキルを身につけることである。
・学ぶものに、自分にとって価値があるものだと思えるか、学びたいものに -
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『Learn Better』 ウルリッヒ・ボーザー
2022年10月―12月期 グロービス参考図書
学びのための6つのポイントを示すもの。なんといっても学習はActive。主体的な学びが重要
1.Value 価値を見出す
学びたいことに自ら価値を見出し、意味付けをする
2.Target 目標を設定する
学ぶためにはリソースの集中が必要。楽々とできる少し上の範囲に目標を設定し、その為に短期集中で努力する。
3.Extend 知識とスキルを伸ばす
自分の知識に対して、記憶から取り出す練習を行う。これは検索練習ともいう。受験時代、私も世界史の問題集を解いた後に、解答を見ずに、わからない問題は教科 -
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1.学習することにおいて自分に足りないことは何かを考えるために読みました。
2,自分の学びをより良くするためには以下の6つの作業を頭の中で行っていかなくてはな
りません。
①価値を見出す:学びたいと思う
②目標を設定する:集中する
③能力を伸ばす:パフォーマンス向上の手段を知る
④発展させる:知識をより深く理解するためにはアウトプットが必要であるということ
⑤関係づける:人間は関連付けなければ理解することができない
⑥再考する:疑うことで新しい知識の習得の意欲がわき、新しいアイデアを生むことにも繋がる。
以上のような行為がなければ学びを深めることはできません。本書では、サイエンス書として脳科 -
Posted by ブクログ
学びについてより良い学び方を読める本。
学びとはそもそも思考することであり、思考の体系を身につけることである。考え方が変化してこそ学習である。
1.価値、バリュー
2.目標、ターゲット
3.開発、ディベロップ
4.発展、エクステンド
5.関係、りれいと
6.再考、りしんく
価値があると思えるものを見つける。価値を見出せないと学習は簡単ではない。
モチベーションは、コスト、期待、価値の3点からなり、価値の変動が深層的とも言えるモチベーションにする。スマホとかいじるのは短期的なモチベ。
次にターゲットをしる。階段を登るようにやるものだけど、足元の最低限の知識がないと何もできない。
それを学ん -
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ネタバレ学習の仕方に関する一冊。
具体的な方法についてのアドバイス・示唆があり、面白かった。教える側としても、教えられる側としても、学ぶことがたくさんあった。
ちなみに、学習とは整理されたわかりやすい体系のパーツを理解することである。
大切なこと
1.学習の価値を見出す/明確にする
学びたい理由、今そこにある文献/文書を読むには理由があるはず。そこに時間をかける意味を最大化するなら、”なぜ自分がそれを読むのか”を明確にする。できれば書く。それによって、学びの質は高まる。
2.目標を設定する
SMARTな目標(Specific、Measurable、Achievable、Related、Time- -
Posted by ブクログ
【本書を読もうと思った背景】
偶々、ネット上で見つけた一冊です。学ぶとはどういうことだろう?と改めて考えてみると、仕事でも日常でも、自分はちゃんと学べているのかと疑問に思いました。自分は学んだ気になっているのではないか?本当の意味で学ぶとは?効率的・効果的な学び方とは?本書は、これらの疑問にヒントや解決策を与えてくれるのではないかと感じました。また、今後に学んでみたい分野や、今取り組んでいる書評を上達させたいという目標もあったので、本書を手に取りました。
【本書から学べることを一言で表すと】
価値を見出す→目標を決める→能力を伸ばす→発展させる→関係づける→再考する、という学習のステップを理