八木圭一のレビュー一覧

  • 手がかりは一皿の中に

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    あの一皿にヒントが隠されていたのか―。ある夜、グルメライターの北大路亀助は先輩の河口に誘われて食通のメンバーと絶品の熟成鮨を堪能していた。だが、メンバーの一人がその直後に死亡し、店が食中毒を疑われる事態に。閉店を迫られる店主を救うため、亀助は持ち前の味覚を駆使して、犯人探しをはじめる。事件解決のために食べまくる亀助に、食欲を刺激される美食満載のグルメミステリー。

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    2023年03月28日
  • 一千兆円の身代金

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    【2022年10冊目】
    開始から怒涛のスピード感ある展開に一気に引き込まれました。視点が変わる際には、副タイトルにその人の名前が書いてあるので、登場人物が多いながらも混乱することなく読むことが出来ました。犯人の慟哭はこの作者さんの慟哭なのかもしれないなと思いました。

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    2022年01月30日
  • 一千兆円の身代金

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    「1千兆円の身代金」

    1.物語の始まり
    ⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️
    「前首相の孫を誘拐した。
     身代金は、1,000兆円。
    安全に解放したければ、
     政府への要求は、①、②いずれかのひとつの実行。
     実行確認後、身代金も不要、人質も解放する。
    国が抱える、増加し続ける借金。
    ①国民に対して増やし続けたことの謝罪。
    ②増えた原因と減らす対策。

    これが小説の始まりです。
    起承転結の起。
    ⭐️5個でした。

    2.主な登場人物人数
    警察 3
    犯人 3
    人質側 4-1=3

    ※この、人質側のマイナス1 が物語の骨格です。

    3.読み終えて
    文章が読みやすいか? 主観ですが▲です。
    ひとつひとつのシ

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    2021年07月09日
  • 手がかりは一皿の中に FINAL

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    グルメミステリーのシリーズ第三作。FINALとあるから完結のよう。亀助と天音の恋愛が進んでいき、婚約で完結なのでしょうか?

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    2021年07月03日
  • 手がかりは一皿の中に ご当地グルメの誘惑

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    ネタバレ

    専門家がリコメンドした企画にアサインした、チケットがソウルドアウトで的なルー大柴みないな文章がちょくちょく気になって、集中出来ない

    普通は探偵と言うと、人の事件を扱うけれど、この人の場合は自分に降りかかってくる災難を解決してるので、ワンプのダメージが結構有るけど大丈夫なの?

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    2021年04月05日
  • 手がかりは一皿の中に

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    食べるのが好きな主人公は、どうにかこうにか
    人数制限有りの予約店に潜り込めた。

    4話の連続短編ですが、食べるのが好きな主人公なので
    何かしら食べ物が出てきます。
    これがまた美味しそうで、想像しないように
    文章を読んだ方が安全です。

    最初以外は、特に人が死ぬ事もなく。
    詐欺だったり盗難だったり恐喝だったり。
    なるほど、というものばかりですし
    食べ物とそこで関わってくるのか、でしたし
    どうなるのかと、わくわく読んでました。

    残念なのが、全編通して「料理代金2倍は…」発言が
    ものすごい最後の最後、あの数ページで
    真逆になった事。
    唖然とする速さでした。

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    2020年09月15日
  • 手がかりは一皿の中に ご当地グルメの誘惑

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    ネタバレ

    1作目は例の決めゼリフが読んでいてどうにも恥ずかしく酷評してしまったが、今回はグルメサイトの中で使っていると説明するのに留め、実際には口にしなかったのでその分
    格段に読みやすかった。

    解説が何故この方なのかという謎は既に解けている。

    軽い謎でさらっと読めるものもいいけれど、また骨太なやつも読みたいです。(勝手言いますが)

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    2019年09月14日
  • 一千兆円の身代金

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    大きなどんでん返しもなく、臨場感溢れる場面や展開が多いわけでもなく、平凡な誘拐事件(というのも変な日本語だが)。ただ一線を画しているのは、圧倒的な共感。読んでいる人間が20歳から30歳くらいであれば、どこかこの国を憂い、呆れ、でも流されてしか生きることが出来なくて、憤り、諦め、をグルグルしている主人公に感情移入する。というか、まずこの作者が誰よりも強い憤りや憂いを日本の政治家に抱いていることは明らか。そこが何より面白い。

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    2018年08月19日
  • 一千兆円の身代金

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    元副総理の孫が誘拐された。日本政府に突きつけられた犯人からの要求は、財政赤字とほぼ同額の1085兆円の支払いか、巨額の財政赤字を招いた責任を公式に謝罪し、具体的再建案を示すかの二択だったー。警視庁は捜査一課特殊犯係を直ちに全国に派遣し、国家の威信をかけた大捜査網を展開させる。やがて捜査陣は、あるブログを見つけるが…。

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    2018年06月17日
  • 一千兆円の身代金

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    あまり、この手の小説は読まないのだがそこそこ面白かった。主題は財政破綻であり、これからの世代へのツケ越しの話である。それを豪腕でなる元副総理の孫を誘拐する話に仕立て繰り返し啓発してくるスタイルはややもすると鬱陶しいのだが、本作はしっかりと周辺やプロットが練られ、小説の体を十分なしており、エンターテイメントとしても読むに十分耐えられる。

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    2017年10月06日
  • 一千兆円の身代金

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    あまりにも著者である八木さんの伝えたいことが全面に出すぎて、ミステリーとしての面白さが目減りしてしまっているような気もしてしまう。
    登場人物も年齢差が歴然とあるはずだ。
    なのに、何故か読んでいるとそれぞれの言動から年齢をうかがい知ることが出来ない。
    たぶん描き分けがはっきりとしていないためだろう。
    主人公である犯人の言っていることは間違ってはいないと思う。
    でも、すべてが正しいわけではない。
    どうしても犯人の方法に共感することができなかった。
    物語を通して伝えたいことはわかるけれど、力が入りすぎてしまって多少辟易しないでもない。
    本当に伝えたいことはもう少し淡々と描いてもらったほうが読みやすい

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    2017年02月22日
  • 一千兆円の身代金

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    政府の財政政策に異を唱える目的で元副総理の孫を誘拐し、身代金として日本国債と同額を要求する事件が発生する。
    学生運動を彷彿させる拙く短絡的な正義感が、その欠点と美点も理解したうえで上手く描かれていると思います。なかなか面白い作品でしたが、中盤で事件の真相に予想がつき、結末までもが予想通りだったので、もう少し捻りが欲しいところでした。

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    2016年12月18日
  • 一千兆円の身代金

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    「一千兆円の身代金」 八木圭一 ★★★☆☆

    とりあえず、ご都合主義だな。
    警察側のキーポイントの部分の説明が完全に欠落してる。勘かよ!事前に怪しい部分とか、関係のない人に執拗に捜査するとかフリが必要でしょ。
    人物のキャラも弱くて、今村と片岡のバディ関係とかをもっと磨かなきゃ。登場人物が多すぎるので、整理が必要。
    犯人の主張も、「朝まで生討論」的な感じで辟易しちゃいます。一方方向からしか世界が見えていないのでしょう。
    香取慎吾主演でTVドラマ化されたようです。
    wikiを見る限り、主役の一人、今村が女性に代わってる!女性警官が消えてる!子供が女の子になっとる!

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    2023年10月27日
  • 一千兆円の身代金

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    ネタバレ

    ドラマが結構良かったので読んでみたんですが、文章があまり頭に入って来ず、結末も知っていたのでハラハラドキドキすることもなく。。。ちょっと物足りなかったです。

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    2016年02月19日
  • 一千兆円の身代金

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    誰もが持っている。国、政府への不満。「このミス大賞」だしタイムリーではあるが、個人的にはちょっと消化不良

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    2015年10月30日
  • 一千兆円の身代金

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    あまり印象に残らなかったが、最近の時事問題を取り入れているので、今読むには意味があると思う。
    国の借金問題は、遠い話のように思えるが実はそうでない。改めて考えさせられます。

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    2015年10月22日
  • 一千兆円の身代金

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    評判倒れの社会派ミステリー。日本政府の財政赤字と同額の1085兆円を要求する誘拐事件というアイディアは面白いが、それだけだった。多くの登場人物の視点で綴られるストーリーもあまりに断片的過ぎて、物語にのめり込めなかった。

    帯には『このミステリーがすごい!』大賞受賞作で、『週刊新潮』『毎日新聞』『産経新聞』で話題だとか書いてあるが、騙された感が残る。

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    2015年03月22日