八木圭一のレビュー一覧

  • 一千兆円の身代金

    Posted by ブクログ

    もうすぐ選挙権を貰うので政治について学ばなくちゃとぼんやり思っていたが、これを見て自分の責任の重さに気づいた。
    ナオトさんのやり方は良くなかったがしょうがないし英雄視されるのもうなずける。
    国武は嫌いだ。孫にもおじいちゃんのようにはなって欲しくない。

    0
    2021年01月29日
  • 一千兆円の身代金

    Posted by ブクログ

    すごくよかった…
    込められた政治思想に偏りはあるけど、政治を見ながらこういうことまで考えられてなかったなーって思ってこの本に出会えてよかった
    また絶対読む
    映画も観る

    0
    2017年03月19日
  • 一千兆円の身代金

    Posted by ブクログ

    結構骨太なミステリー小説で読み応えあり。かなり面白い。

    フィクションだけど、フィクションだと言い切れない、リアルな問題に疑問を投げかけている。
    日本に巣食っているいろんな闇、長年放置されてきた様々な問題に、誰も責任を取らず、何ら説明をされないこの世の中を憂い、既得権益にすがる政治家や官僚に怒り、一石を投じようとする犯人。法を犯すことは許されないことかもしれないけど、後世を慮り闘おうとする姿勢は、犯人とは言え加勢をしたくなる。

    単純に解決しない構成と愛のある登場人物たちが非常に魅力的な作品。

    0
    2016年04月20日
  • 一千兆円の身代金

    Posted by ブクログ

    劇中人物の“独白”に近いような型で展開される“主張”的な部分…「既に、取り返しが簡単に利かない程度に過ちを重ね続けていながら、それを悔いて何とかしようとしない、この国の政府は一体何なのか?」という、素朴で純粋な疑問と憤怒と…或いはこうした問いが、自身にもぶつけられているような気がしないでもない…

    「途方もない事件」を巡る、刑事モノであると同時に、素朴で純粋な疑問と憤怒とを胸に秘めた青年の物語という感の本作…なかなかに高評価であると後から聞いたが、それも頷ける。それにしても…次第に明らかになる“事件”の顛末は、私にとっては余りに意外だった…

    0
    2015年10月20日
  • 一千兆円の身代金

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    元大物政治家の小学生の孫が誘拐され、日本政府に突きつけられたのは身代金として財政赤字とほぼ同額の1085兆円の支払いか、巨額の財政赤字を招いた責任を公式に謝罪し具体的再建案を示すかの二択だった。
    国家の威信をかけて操作する警視庁捜査一課特殊犯係はあるブログにたどりつくが…。
    奇想天外の要求をする犯人グループと捜査一課の攻防がスリリングで、政治家やエリートの酷い部分も見えてきてページをめぐるスピードが早くなった。さすが「このミス」大賞の作品だなと思った。

    0
    2015年09月23日
  • 一千兆円の身代金

    Posted by ブクログ

    酷評されているけど、普通に面白い。政治不信が続いている2025年の今だからこそ読むべき作品だと思う

    10年前の本書が発行された時期より現代の方が犯人の主張は刺さるだろうし、犯人らの思いが綴られた嘆願書には胸がついた。

    説明が冗長で話が進まない箇所と、登場人物が多いが心理への深掘りがされているキャラクターがほぼ無いのは残念だったが、ミステリー大賞に選ばれて問題ないとは思う。

    0
    2025年09月24日
  • 手がかりは一皿の中に

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    美食とミステリーのマリアージュ
    鮨屋で起きる事件やネットを舞台にした事件
    いくつかの事件を主人公である、ライターが解決して行く物語
    非常に読みやすく、食事にまつわる蘊蓄が面白かった
    ミステリー作品として読むと、若干薄い印象はあるが結構面白かった
    主人公の恋物語は終わっていない

    0
    2024年09月26日
  • 一千兆円の身代金

    Posted by ブクログ

    「このミス」大賞シリーズをよみあさっています。
    日本国政治の借金問題に対して、政府官僚へ意義をとなえたく、
    元政府高官の孫を誘拐、日本の借金額と同等の身代金か
    日本政府が過去の反省を活かした財政再建案を提案するかをもとめる。

    刑事さんが頑張る姿はかっこいいので、片岡刑事の努力の姿がいいな。
    すてきな奥さんと娘さんがいるから、何か物語に関係するのかと深読みした。

    右翼的な考えは好きではないので、全体の話はそこまで個人的な好みではない。
    いくらオブラートに包んだとしても、暴力行為を助長するのですからね。
    日本の財政について考えるいいきっかけにはなると思う。

    日本以外でもとても貧しい国があるの

    0
    2024年09月05日
  • 手がかりは一皿の中に ご当地グルメの誘惑

    Posted by ブクログ

    グルメミステリー第二作。連作短編なので、ミステリーとしての深さは無い。グルメレポート、ちょっとミステリー付きといった感じ。気軽に読めます。

    0
    2021年04月03日
  • 手がかりは一皿の中に

    Posted by ブクログ

    グルメミステリーというジャンルの連作短編集。上等な料理とアルコールが登場します。主人公の恋の行方が気になります。

    0
    2021年02月19日
  • 手がかりは一皿の中に

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    「グルメミステリー」という触れ込みの本作。4つの章それぞれで描かれた4つの事件のうち、2件は食材や酒の空輸?に関することなど、何かしら「食」に絡んだ内容でとても興味深く読むことができました。

    また、最終章は主人公に関わりのある内容で、それまでの章で主人公にある程度感情移入ができていたため、これも楽しめました。

    ただ、第3章だけはあまり食・グルメとは関係がなくて、言葉は悪いですが凡庸な印象を受けてしまいました。

    トータルでの感想としては割と面白いと感じられたので、もし続編が出るのであればグルメに関連のある内容やトリックなどにこだわって欲しいと思います。

    0
    2018年10月02日
  • 手がかりは一皿の中に

    Posted by ブクログ

    美食ミステリー。ちょっと浮世離れしてるし、ご都合主義なところもたくさんあるけど、サクサク読めて良かった。実在するお店もたくさん出てきて楽しい。亀助のこれからも読みたい!

    0
    2018年06月01日
  • 一千兆円の身代金

    Posted by ブクログ

    まずタイトルからして、度肝をぬかれます。
    一千兆円、、、
    億円の間違いではないか?
    それでも、桁外れの金額ですが...(一千万円?)

    元副総理の孫が誘拐され、身代金の要求が届く。
    その額、なんと一千兆円...
    それが出来ない場合には、財政赤字の再建案を示すこと。

    二転三転する真実に、警察も翻弄され、なかなか手掛かりがつかめず、解決にたどり着けない。

    果たして、真犯人は、誰なのか?
    ハラハラドキドキの展開に、一気読み必須です。

    それぞれの主人公毎の書き方で、一種の倒叙ミステリのようでもあります。

    0
    2018年02月19日
  • 一千兆円の身代金

    Posted by ブクログ

    ドラマ化されてから小説を読んだため、読み進めるとドラマの情景が浮かんでしまった。それはともかく、とても面白い話であった。

    0
    2017年03月05日
  • 一千兆円の身代金

    Posted by ブクログ

    テーマが財政赤字であるとするならば、もう少し政府の対応についても踏み込んでみて欲しかった。
    犯人と結末については、ある程度予想が出来てしまったのが残念。

    0
    2015年08月02日
  • 一千兆円の身代金

    Posted by ブクログ

    天藤真の「大誘拐」を思い起こさせる。誘拐されたのは大物政治家の孫で小学5年生の男の子。身代金は1085兆円。物理的に用意することも受け渡しもできない金額だ。ならばオチはどうするのか。代わりの何かを受け取るしかない。しかし、この物語のオチは、そうではなかった。ミステリーとしての緊迫感はやや弱かった気がするが、国民全員に等しく背負わされている危機そのものを分かりやすく伝えることが狙いだとすれば、上手く仕立てられている物語だ。

    0
    2015年07月08日
  • 一千兆円の身代金

    Posted by ブクログ

    単行本及び文庫本双方のレビューとも、あまり評価が高くないが(すなわち、ミステリーとしてイマイチ。意外性がなく展開が読める。人物設定が散漫。等々)、現代日本の危機的財政状況を、エンターテイメント分野で正面からとらえたという一点で、評価できるのではないか。
    何しろ、誘拐犯の要求が、財政赤字と同額の1075兆円を支払うか、巨額の財政赤字を招いた責任者の公式な謝罪と具体的な再建策!何とも痛快な要求。
    ネタバレになるかもしれないが、雄真君が将来何年後かに、あるいは政治家になっていて、どういう活躍をするか、そんな後日談的な続編を期待したいが。

    0
    2015年05月14日
  • 手がかりは一皿の中に

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    亀助、色々と恵まれ過ぎていて中々共感しづらい(苦笑)。
    一人の方が楽だって所だけは頷いていたのに、ラスト間際で掌返し…。
    更に、ブログでの決め台詞は良いだろうけど、現実に「僕のレシピが〜」なんて言われた日にゃ目も当てられん。。。
    でも私の中でグルメ系小説は美味しそうなことが重要だから、そこは合格。
    文章自体は読みやすかったので良かった。

    0
    2024年04月06日
  • 一千兆円の身代金

    Posted by ブクログ

    このミステリーがすごい大賞受賞作。
    革命家を名乗る人物が元大物政治家の孫を誘拐、犯行声明の身代金は1085兆円!
    国家の赤字財政問題を絡めた事件発生から解決までの物語。話題になるほどの面白さはなかったが、普通に楽しめた。

    0
    2023年11月28日
  • 手がかりは一皿の中に

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    読みやすさはよかったし、グルメの描写もお酒が飲めないことが悔やまれるくらいに美味しそうだった。
    一方で内容はというとあっさり感がいなめず、ややミステリーの解決手法としては強引でご都合主義なところが多分にあった。
    また、独身主義をかかげてたわりにあっさり恋愛方向に走ったのもなんだかな…って感じだった。
    シリーズものだけどもういいかなあ。

    0
    2023年08月16日