宮本礼子のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
認知症は、長生きすればだれもが通る可能性がある道。
薬で抑えたり進行を遅らせるのには限界がある、という事実。
薬に頼らなくても、私たちにとって困った行動にも一つ一つ当事者なりの理由がある、という事実。
これらを理解するには、想像力が必要だということ。
私たちが想像力を働かせ、不安を取り除き、本人に寄り添うことで、病院や施設に安易に押し込めなくても、地域で暮らしていける可能性があるというお話。
なかなか興味深い内容でした。
認知症によって失われた部分があるとしても、すべては失っていない。できることもある。
ひとくくりに何も分からないだろう、何もできないだろうというのは、私たち認知症ではない人た