緒川怜のレビュー一覧

  • サンザシの丘

    Posted by ブクログ

    重くておもしろい。「砂の器」「オリンピックの身代金」と同様、「育ち」が犯罪の根っこにあり、楽しくはない。

    0
    2014年04月10日
  • 霧のソレア

    Posted by ブクログ

    序盤から中盤、終盤への展開は緊迫感に溢れ、一気に読み進めた。最後に少し引っ張りすぎた感はあるが、娯楽作品として十分に楽しめた。雰囲気は松岡圭祐の千里眼シリーズに似ている。

    0
    2011年10月29日
  • 霧のソレア

    Posted by ブクログ

    3月29日~4月4日
    テロリストが仕掛けた時限爆弾によって、太平洋上を飛行中のボーイング747が大破。機長を失うが、女性副操縦士の奮闘で、成田空港へと向かっていた。しかし、通信機器が突然使用不能に!米政府、CIA、日本政府、そして北朝鮮―。国家間の暗闘に翻弄される747の運命は?第11回日本ミステリー文学大賞新人賞に輝く、興奮と迫真の航空パニック小説。

    0
    2010年04月09日
  • 霧のソレア

    Posted by ブクログ

    緊張感あふれるストーリーの中に、民航機のパイロットや軍人など、いろんな「プロ」たちの仕事ぶりがうまく組み込まれていて、非常に読み応えがありました。また、作者がどんな経歴の人かは知りませんが、少なくとも航空工学についてはかなりしっかり勉強されているようです。
    ただ、最終盤の「首謀者」たちの種明かしの部分は、ちょっと蛇足だったかも。いくらなんでも筋書きに無理がありすぎて、やや白けてしまいました。あんな「どんでん返し」を無理に入れなくても、十分に面白かったのになぁ……というわけで、星ひとつ減らしておきますが、それでも読む価値はかなり高い一冊だと思います。

    0
    2025年06月27日
  • 冤罪死刑

    Posted by ブクログ

    冒頭の死刑執行のシーンが、今後の展開にどう繋がるのか、分かりませんでした。
    途中から、別の死刑囚も出て来ましたが、そういう絡みなんですね。

    3年前に発生した少女誘拐殺人事件。
    冤罪スクープを狙う通信社記者と、正義感に燃える女性弁護士がその事件を洗い直すと、次々と意外な事実が現れる。

    幾重にも貼られたどんでん返しの罠や伏線。
    死刑判決、偽証、今際の際の老刑事の告白...

    果たして、死刑囚は冤罪なのか?
    それとも本当の犯人なのか?
    そして、事件を操る本当の犯人とは誰なのか?

    最後、意外な犯人が浮かび上がりますが、そういう理由や背景があったんですね。

    0
    2022年06月11日
  • 誘拐捜査

    Posted by ブクログ

    「美加ちゃんは、おれがさらった」八王子で起こった少女誘拐事件で、犯人から送られてきたメール。そこには、十四年前の姉妹殺害事件に関する重大事項が書かれていた。だが、その事件の犯人はすでに逮捕され死刑が確定していた。二十年前、姪の桜子を連れ去られた刑事・楢橋は、それぞれの事件の関連を解くため、強引に捜査に加わった。複雑に絡んだ謎の真相とは!?

    0
    2020年06月01日
  • 冤罪死刑

    Posted by ブクログ

    なかなか面白かった。テレビドラマ化されたされかみたい。最後のどんでん返しは良かったけど、伏線がちょっとあからさまだったかな

    0
    2014年04月01日
  • サンザシの丘

    Posted by ブクログ

    久し振りに読んだ社会派ミステリー。
    今は忘れつつある、中国残留孤児の苦悩と、現代の社会の闇が描かれています。
    殺人の容疑者は残留孤児2世。戸籍を買って他人になりすまして暮らしている。
    それを追う刑事二人。
    容疑者を追っていくうちに次々と新しい事実が判明していって…。
    最後まで気が抜けずに読めました。この作者の他の作品も読みたくなったわ。

    0
    2014年02月13日
  • 冤罪死刑

    Posted by ブクログ

    帯にあるように、ジェットコースターサスペンスだったとは思う。
    でも、実際にこんなことがあったら、何も信じられないな、と思った。
    現実に冤罪で死刑になったケースはあると思うので、死刑判決を出すのも慎重にならないといけないな、と思う。
    最近は裁判員裁判が多いが、無期懲役判決が目立つ。
    それも、どうかと思うが。。。

    0
    2013年11月29日
  • サンザシの丘

    Posted by ブクログ

    単行本の広告では、「平成版『砂の器』」と紹介されていたのを記憶していた。
    中国残留孤児二世の辛い生涯をベースに、愛するものと守るべきもののため、そして自らの成功のため罪を犯す男が描かれているが、多分に詰め込みすぎたきらいがある。
    結局は、男の個性が薄められてしまって、憎悪にも同情にもはまらない中途半端な存在になってしまったのが残念。でも、この著者の書きっぷりは力強い。しばらく追ってみたくなる。

    0
    2013年11月24日
  • 霧のソレア

    Posted by ブクログ

    帯の言葉通り、一気読み!
    テロリストの持ち込んだ爆弾によって機体に大きな損傷を負ってパイロットを失ったジャンボジェットが、アメリカ、北朝鮮、CIAなどのさまざまな陰謀や思惑に何重にも巻きこまれており、パニックの連続!!
    次々と襲いかかるトラブル、数年前の作品なのに今読むとリアルな尖閣問題や放射能問題もからんでいて、大スペクタクルエンターテイメントとして読み応え充分。映像で観てみたい気もするけれど・・・心臓によくないかも。期待以上に面白かった!

    0
    2012年12月19日
  • 霧のソレア

    Posted by ブクログ

    飛行機パニックもの。いろいろな策略が複数あり、よく考えると矛盾しているような感じもあるが、テンポが良く読みやすかった。

    0
    2012年10月07日
  • 霧のソレア

    Posted by ブクログ

    航空・スパイ・新聞・国際情勢など複数のジャンルが入り乱れたパニックものです。内容は多く思えますが、非常にすっきり書かれているため読みやすく、内容もしっかりとしていておすすめです

    0
    2010年11月08日
  • 迷宮捜査

    Posted by ブクログ

    ものの見事に誰も救われないサスペンス
    謎が謎を呼ぶ展開に、ちょっとずつ全貌が見えてくる王道作品だと思い込んでいたのに…結末で一気にひっくり返ったな

    0
    2023年11月25日
  • 特命捜査

    Posted by ブクログ

    面白かった
    公安Vs刑事の警察小説
    しかし、後半、ちょっと広げすぎた

    ストーリとしては
    陶芸を営む老人が絞殺死体で発見。
    その老人は実はカルト教団事件を調査していた元公安の捜査官。
    その公安時代に何があったのかの極秘捜査を命じられたのが、主人公の瀬川と女性刑事の沙矢子。
    二人はそれぞれ過去を持っています。

    カルト教団事件の一連で起きた爆弾事件で一般市民が犠牲に。その犠牲者の周辺から当時の状況を追う二人。
    しかし、二人の捜査を阻むものが公安
    こうした、公安警察と刑事警察の対立も見ものです。
    徐々に明らかになっていく、今回の事件の構造と公安のかかわり。

    お決まりのように途中二人の関係が密にな

    0
    2021年03月28日
  • 冤罪死刑

    Posted by ブクログ

    三年前に発生し、犯人逮捕で終結したはずの少女誘拐殺人事件。しかし、冤罪スクープを狙う通信社記者と、正義感に燃える女弁護士が事件を洗い直すと、意外な新事実が。死刑判決、小児性愛、ハニートラップ、偽証、老刑事の告白ー。どんでん返しの連続の後、幾重にも張られた伏線が鮮やかに回収される。

    0
    2018年06月05日
  • 冤罪死刑

    Posted by ブクログ

    誘拐事件で犠牲となった少女。
    ひとつの事件は被害者となった少女の死だけに留まらず、被害者家庭をも壊していく。
    犯人として逮捕された男は裁判にかけられ、判決は死刑。
    だが、男は冤罪を訴える。
    男の声に耳を傾けたのは、数々の無罪判決を勝ち取った実績のある女弁護士だった。
    彼女はスクープを狙う記者とともに、事件当時の様子をひとつひとつ検証していく。
    やがて新たに判明する新事実が。
    死刑執行のシーンは他の部分と比べて作者の熱を感じる。
    特別の思い入れがあるのだろうか?
    物語としての奥行きは出たが、それが他の・・・特に結末との温度差を感じる。
    中盤まではとても面白かった。
    あり得ない展開も、どこかで「そ

    0
    2017年03月09日
  • 迷宮捜査

    Posted by ブクログ

    ドラマを見ました。反町隆史の不幸な過去を背負った寡黙な刑事がかっこよく、ドラマの重厚感がでてる。途中からオチが見えたのが残念。原作読みたい。

    0
    2015年05月22日
  • サンザシの丘

    Posted by ブクログ

    読み応えあり。 
    中国残留孤児の問題や児童虐待、更にはうつ病までさまざまな問題をはらみながら、殺人事件の犯人を追っていく刑事たちの姿が又いいんです。

    0
    2015年04月25日
  • 迷宮捜査

    Posted by ブクログ

    世田谷区で発生した母子殺害事件。遺留品から、一年前に目黒区で起きた一家惨殺事件と同一犯の可能性が浮上する。しかしなぜか警察上層部は合同捜査本部を設置しない。地道な捜査を強いられる捜査一課の名波洋一郎と鷹栖警部の前に、公安警察の影が見え隠れする。やがて被害者母子の隠された過去が明らかになり、事件を誰も予想せぬ驚愕のラストへと導いていく!  いうのがあらすじ。よく知っているエリアが登場するのはうれしい。物語としてはひねり過ぎて、実にシンプルな結末になってしまったような感じ。

    0
    2015年04月18日