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テロリストが仕掛けた時限爆弾によって、太平洋上を飛行中のボーイング747が大破。機長を失うが、女性副操縦士の奮闘で、成田空港へと向かっていた。しかし、通信機器が突然使用不能に! 米政府、CIA、日本政府、そして北朝鮮――。国家間の暗闘に翻弄される747の運命は? 第11回日本ミステリー文学大賞新人賞に輝く、興奮と迫真の航空パニック小説!
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Posted by ブクログ
序盤から中盤、終盤への展開は緊迫感に溢れ、一気に読み進めた。最後に少し引っ張りすぎた感はあるが、娯楽作品として十分に楽しめた。雰囲気は松岡圭祐の千里眼シリーズに似ている。
3月29日~4月4日 テロリストが仕掛けた時限爆弾によって、太平洋上を飛行中のボーイング747が大破。機長を失うが、女性副操縦士の奮闘で、成田空港へと向かっていた。しかし、通信機器が突然使用不能に!米政府、CIA、日本政府、そして北朝鮮―。国家間の暗闘に翻弄される747の運命は?第11回日本ミステリ...続きを読むー文学大賞新人賞に輝く、興奮と迫真の航空パニック小説。
緊張感あふれるストーリーの中に、民航機のパイロットや軍人など、いろんな「プロ」たちの仕事ぶりがうまく組み込まれていて、非常に読み応えがありました。また、作者がどんな経歴の人かは知りませんが、少なくとも航空工学についてはかなりしっかり勉強されているようです。 ただ、最終盤の「首謀者」たちの種明かしの部...続きを読む分は、ちょっと蛇足だったかも。いくらなんでも筋書きに無理がありすぎて、やや白けてしまいました。あんな「どんでん返し」を無理に入れなくても、十分に面白かったのになぁ……というわけで、星ひとつ減らしておきますが、それでも読む価値はかなり高い一冊だと思います。
帯の言葉通り、一気読み! テロリストの持ち込んだ爆弾によって機体に大きな損傷を負ってパイロットを失ったジャンボジェットが、アメリカ、北朝鮮、CIAなどのさまざまな陰謀や思惑に何重にも巻きこまれており、パニックの連続!! 次々と襲いかかるトラブル、数年前の作品なのに今読むとリアルな尖閣問題や放射能問題...続きを読むもからんでいて、大スペクタクルエンターテイメントとして読み応え充分。映像で観てみたい気もするけれど・・・心臓によくないかも。期待以上に面白かった!
飛行機パニックもの。いろいろな策略が複数あり、よく考えると矛盾しているような感じもあるが、テンポが良く読みやすかった。
航空・スパイ・新聞・国際情勢など複数のジャンルが入り乱れたパニックものです。内容は多く思えますが、非常にすっきり書かれているため読みやすく、内容もしっかりとしていておすすめです
ミステリー文学大賞新人賞を獲得した作品。ミステリーですが、航空パニック小説です。 テロリストが仕掛けた爆弾で、飛行中にボーイングが爆破。穴のあいた飛行機で何とか成田空港を目指すという話です。しかし、内容が盛りだくさん。 爆破を仕掛けたテロリスト、女性副操縦士の奮闘、アメリカ政府、CIA、日本政府、自...続きを読む衛隊がそれぞれの思惑で絡むやり取りなど。国家陰謀的なところもありスケールが大きいです。それゆえ、逆に現実感があまり感じられない。さらに、登場人物も多くて、途中でわけがわからなくなりそうでした。また、飛行機に関する薀蓄、ディテールのこだわりはすごいです。説明がさっぱりわからないぐらい(笑) っとネガティブなことをいっぱい書きましたが、ストーリーとしては面白く、次へ次へと一気読みしたくなる小説でした。 特に最後は「そうきたか」っていうところもあり楽しめる話でした。 飛行機が大好きな方にはお勧め。 ほろっとくるようなところは少なく、ただ、ハラハラドキドキと楽しめます。 映画になったら、単純に面白いだろうなって思える作品です。
飛行機大好き人間にとっては、大変楽しめましたが、サスペンスとしては、非現実すぎて…。ミサイル発射するか?
アメリカから日本に向かうジャンボジェットが、トラブルに巻き込まれる、という話。 巻き込まれる内容は、テロリスト、亡命者、機器トラブル、ヒューマンエラー、など。 単なる飛行機の話と言うだけでなく、当自国の思惑が絡んで来るので、政治陰謀モノな小説とも言える。 ただ、ちょっと広げすぎたかな、と言う感。...続きを読む 筆者が飛行機関係の記者らしく、このあたりの描写が細かい。当然ながら専門用語が多くなるが、好きな人にはたまらないだろう。 巻末の解説にもあったが「飛行機が描けている」というのが魅力かな。
パニックと国際謀略の緊張感がいい。 専門用語をたくさん使うことでリアルな場面を描写しているがやりすぎな感もある。
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