田中均のレビュー一覧
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[自負故に]日米経済交渉や普天間基地問題、そして総理訪朝までの北朝鮮との水面下でのやり取りなど、数々の交渉の現場を担ってきた著者による、「本質」を捉えるための交渉論。ご自身のエピソードを紹介しながら、交渉を結果に導くために必要な要素が紹介されています。著者は、現役を退かれた後も積極的に外交に関する発...続きを読むPosted by ブクログ
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ポピュリズムは危険。
今からはプロフェッショナルであることが重要。
SNSによる一億総コメンテーター化が加速しているが、そろそろ揺り戻しがあるんではなかろうか。Posted by ブクログ -
別の近著を読もうと思っていたのだが、たまたまこっちを本屋で見つけた。組織人としての則を守りながら組織の枠を超えた仕事をしようとする姿勢・苦悩に学ぶところあり。この人がバッシングされてしまった訳も少しわかるような感じはするが、それだけ突出した仕事ぶりであったのだろう。
交渉の基本的要素
「確信」
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本書は、元外務省キャリア官僚、田中均氏による外交交渉の回顧録。氏は、小泉元首相の電撃的訪朝の実現者としても有名なので、その手腕は言わずもがな。本人の記述のため、客観性に疑わしさがのこるが、書かれていることには説得力がある。 武力背景を持たない日本の外交は、そもそもハンディキャップを持つ。それを嘆くこ...続きを読むPosted by ブクログ
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交渉を行う際の大切なことの1つはグランドデザインを明確化することである。大きな流れの結果、どこを目指している、目指すべきかをきちんと意識していることが肝要である。外交とは国力を高めるための道具なのだ。最近の日本の政治家は国力を高めようという意識が薄いような気がする。外を見ずに内ばかりを見て自己の保身...続きを読むPosted by ブクログ
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公的な自分とはどうあるべきか。目的を達成する為には感情を除して、と書くと血も涙も無いような感じですが、しかし目的を達成という信念を貫き通す為にはそこまで厳しく自分を律する必要があるのだなと思いました。Posted by ブクログ
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日朝国交正常化の際の交渉窓口を務めた元外務審議官による交渉論。未来に向けての確信を持つことが交渉のポイントであるという思いを強く持った。自ら能動的に選択肢を提示する、枠を提案するのが良いことが普天間の事例等を通じ、理解出来る。日本のインテリジェンスを担うメディアへの叱咤は興味深い。Posted by ブクログ
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ネットの文字や動画で見えてる表面的な出来事だけを捉えて一喜一憂する人達。韓流ドラマを観ながらも反日感情からくる嫌韓意識にさいなまれ、中国の強行的な体制を批判しながら、中華料理をおいしく食べて、中国製品に囲まれながら生活している。
過去に国家間で実在した様々な出来事が残したものは、外交的に表面に現れ...続きを読むPosted by ブクログ -
敵の姿は見えず誰かわからないこともある、かつての戦争以上に厄介な多様な価値の相克の時代。格差と排他的ナショナリズム台頭の日本。エリートと非エリートに分断されたアメリカ。独裁が可能にした経済発展、監視国家中国。深い恨の朝鮮。危機感を持って個を磨け。
戦争のイメージ、防空壕・空襲・隣組・配給…地域紛争...続きを読むPosted by ブクログ -
著者は日朝首脳会談で有名となった外交官の方。
交渉力を身につけるための本、というよりは、氏の業績を述べた本といった感じ。交渉力を体系的に学ぶ、というのには向いてないだろうが、外交官の方がどんな仕事をしているか、というのがわかり、一読の価値がありました。
交渉をうまくやるためには、バスケットの中に...続きを読むPosted by ブクログ -
ネットにある膨大なデータベース仕様のいろはの基礎から応用までを収録。細かく書かれていますが、実際にレファレンス体験しないと頭に残らないなぁ~。Posted by ブクログ
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交渉とは「結果を作るプロセス」結果を作るためには双方が「結果を作るのが利益になる」と思わない限りできない。交渉がうまくいくかはこの「共通利益を作れるかいなか」ということに尽きる。Posted by ブクログ
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日朝国交正常化交渉にあたった元外交官だった筆者による交渉論が本書のテーマ。
交渉では、双方の利益となる目的の設定とそこに至るための交渉者の確信がまず必要。
筆者は、双方の利益を大きくするための大きな絵をまず提示するように心がけている。「大きな絵=複数の論点を含んだ提案」と私は認識した。つまり、譲れる...続きを読むPosted by ブクログ -
・勝った負けたで相手を打ち負かしてはいけない
・議題を多く用意しておき、トータルで51対49で勝つ
色んなことを相手にも譲れる
・個人の感情を入れないこと
・嘘をつかないこと
・交渉者に必要な資質は客観的に物事を見て利害を判断できること
・交渉条件には、時間軸も有効(未来にはこうなるという利益)
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外交官である著者が外交交渉で得た交渉テクニックを書いた本。
以下は要点。
交渉に当たり「これは本当に自分の利益か」と問いかける。自分が納得しなければ、良い交渉はできない。
交渉は「共通の利益が作れるか」が大切。
相手の利益が何か考えよ。
綿密な情報収集が必要。
交渉を呼びかけた方が利益を得たいという...続きを読むPosted by ブクログ