あらすじ
一国・大国主義(トランプ、習近平)、過激な主張外交(金正恩、文在寅)がポピュリズムに乗じて勢いを増す中、戦火を交えるわけではない「見えない戦争」が、世界のそこかしこで起きている。静かに迫り来る「有事」と、牙をむく為政者たちに対し、日本はなすすべがないのか? 日米経済摩擦、日米安保協力・基地返還、北朝鮮外交――交渉によって「不可能」を可能にした、日本外交きっての戦略家が、「見えない戦争」を生き抜くための“正確の眼”とメソッドを伝授する。
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Posted by ブクログ
ポピュリズムは危険。
今からはプロフェッショナルであることが重要。
SNSによる一億総コメンテーター化が加速しているが、そろそろ揺り戻しがあるんではなかろうか。
Posted by ブクログ
ネットの文字や動画で見えてる表面的な出来事だけを捉えて一喜一憂する人達。韓流ドラマを観ながらも反日感情からくる嫌韓意識にさいなまれ、中国の強行的な体制を批判しながら、中華料理をおいしく食べて、中国製品に囲まれながら生活している。
過去に国家間で実在した様々な出来事が残したものは、外交的に表面に現れるものだけでなく、人々(被害を受けた側)の心の中に深く刻まれる。それは子供、孫へと引き継がれていく。
その過程も月日の経過により物語化されて変わっていく。
それを外交に利用しようとする人も、何も知らず無知に反応する人も、いずれも怖い。さらに煽るマスコミに評論家、コメンテーター。
真実を全く誤りなく網羅的に掴むのは難しいが、「知らない」まま過ごすことの恐怖を改めて感じる。