河野哲也のレビュー一覧

  • じぶんで考えじぶんで話せるこどもを育てる哲学レッスン 増補版

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    前半は為になったしこども哲学、やってみたくなった。
    後半は本格的に実践したい人向けだった。教育者の立場になったらまた勉強したい。

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    2022年02月05日
  • 問う方法・考える方法 ――「探究型の学習」のために

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    高校教育では、総合的な学習の時間が総合的な探究の時間に変わる。探究的な学習を進めるに当たって、哲学対話のやり方、文献の探し方、プレゼンテーションの仕方、レポートの書き方を詳しく説明している。小学校の総合的な学習の時間にも役立つ。

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    2022年01月10日
  • じぶんで考えじぶんで話せるこどもを育てる哲学レッスン 増補版

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    タイトルが惹かれすぎる。やり方なども具体的に書かれてあって、やってみたい人の参考にもなりそう。場がほしい‥

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    2022年01月07日
  • 子どもの哲学 考えることをはじめた君へ

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    イメージとしては
    「全国子どもなんでも相談室」
    という(子供たちにとって)長期の休みに
    ラジオ放送されるモノを思っていました。

    読んだところ
    毎日・小学生新聞に連載されている
    シリーズとのこと

    「会話」でのやりとり と
    「文章」でのやりとり(?) との
    差であるのでしょうか

    面白さで言えば
    断然「会話」でのやりとりですね
    やはり その「LIVE」感の差でしょうか

    同じような
    子どもたちを対象にした「哲学本」で
    言えば 池田晶子さんの
    名著「14歳からの哲学」が
    やはり群を抜いているように
    思ってしまいます

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    2020年01月22日
  • 暴走する脳科学~哲学・倫理学からの批判的検討~

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    言葉や感情を成り立たせているのは社会か、それとも個人か、というあたりは脳科学とはあまり関係ないような気がしてならない。

    あらゆる問題の根源を自身の内面に求める心理主義化に陥ってるという指摘は妥当だが、世の中はその後「脳科学化」に陥ってるともいえなくもない。

    章が進むにつれて脳科学とは離れていくのだけど、自由意志とリベットの実験についての考察は読む価値はあると思う。

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    2019年05月20日
  • 暴走する脳科学~哲学・倫理学からの批判的検討~

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    第2章より。
    <1>〜19世紀中
    ・ヒポクラテス…心は脳にある
    ・アリストテレス…心は心臓に
    ・魂は全身の感覚器に散在…ロッツェ、ルイス(19C)
    <2>〜19世紀末
    1 相互作用説:心身をそれぞれ独立した実体としたうえで因果関係あり、と考える…デカルト:「心の座は脳である」
    2 平行論:心身間に対応関係はあるが因果関係はない…マールブランシュ、ライプニッツ
    3 唯物論:ホッブズ(17C)、ドルバック、ラ・メトリ(18C)、フォイエルバッハ、マルクス(19C)
    4 唯心論:バークリ、ヘーゲル、ベルクソン
    <3>1940年代…「行動」に注目して心身二元論を克服する試み
    ・メルロ=ポンティ「行動の

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    2018年11月18日
  • 「こども哲学」で対話力と思考力を育てる

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    小中高生が授業の中で哲学をテーマに議論する際の教師の指導法、という内容だったので、個人的には思っていたのと違う内容にガッカリでした。
    しかし、内容そのものは過去の実践の記録もあったりして、現場での実用性に重きを置いた内容なので、子を持つ親としては、このような授業や先生が増えてくれることに期待したい。

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    2017年08月27日
  • 道徳を問いなおす ――リベラリズムと教育のゆくえ

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    著者は、メルロ=ポンティやギブソンの生態学に基づく哲学的考察をおこなっており、とくに近代哲学における近代的自我の立場を根底から批判することに力を注いできたことで知られています。そうした視点は本書でも生かされており、道徳が心理主義的に解釈されがちな傾向が現代社会に広がっていることに異議を唱えています。

    また著者は、アマルティア・センとマーサ・ヌスバウムによって提唱されたケイパビリティ・アプローチと、ギブソンらの生態学的心理学の視点を重ねあわせることで、個人にとっての能力の開発に焦点を当てたリベラリズムの道徳教育へ向けての提言をおこなっています。

    どことなく腑に落ちないところがあって、それを自

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    2017年11月29日
  • 子どもの哲学 考えることをはじめた君へ

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    ネタバレ

    子どものなぜなにに答える本だが、いまどきの子ども、この答え方では納得しない。児童文学か漫画でも読んだ方がよほど人生を学ぶ。すなわち、哲学者だとか文筆家と呼ばれる人は人生経験豊かではないので、人生の問いに答えられない。

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    2016年01月23日
  • 暴走する脳科学~哲学・倫理学からの批判的検討~

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    題名につられ読みはじめたが、安易なものではなく、なかなか本格的なもの。新書らしい一冊と言えよう。

    脳研究が社会に及ぼす影響への考察など、示唆にとむ。

    残念なのは、文章がすんなり頭の中にはいってこない。自分に哲学の素養や科学的基礎知識が欠落してるためだと思うが。
    かなり読者を選ぶかもしれない。

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    2013年06月09日
  • 暴走する脳科学~哲学・倫理学からの批判的検討~

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    著者は立教大学教育学部教授の哲学者。メルロ・ポンティなどの本を書いている方のようです。2008年初版。本書の副題は”哲学・倫理学からの批判的検討”とのことで、哲学者から見た最近の脳科学に対する見解、といったところでしょうか。最近の脳科学に関する動向がうまくサマライズされているので、脳科学入門として読むのも良いのではないかと思います。

    哲学者から見た脳科学の批判的検討としては例えば、”脳と拡張した心”の章で述べられているような、脳が心といってよいのか、といった内容が述べられています。著者は他に”心は体の外にある”といった著作があるように、アフォーダンスといった拡張した心論をよく述べている方。要

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    2013年06月09日
  • 暴走する脳科学~哲学・倫理学からの批判的検討~

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    脳研究によって、心の動きがわかるようになるのか。そもそも脳イコール心と言えるのか。脳を調べることで心の状態を読むことは可能か。人間の行動は脳によって決定され、自由などは幻想に過ぎないのか。脳研究が医療や教育、犯罪捜査、裁判などに応用されることは、どのような社会的インパクトを持ち、どのような倫理的問題が生じるだろうか。―“脳の時代”を生きる我々誰しもが持つ疑問に、気鋭の哲学者が明快に答える。現代人必読の“脳科学リテラシー”入門書

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    2011年07月16日
  • 暴走する脳科学~哲学・倫理学からの批判的検討~

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    最近の脳科学研究や似非研究について書かれていると思いきや、脳研究の前段階の議論(心の話や倫理的なもの)だった。広く浅くの脳科学。脳科学のラベリングが恣意的であるという主張には納得。

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    2009年12月11日
  • 暴走する脳科学~哲学・倫理学からの批判的検討~

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    (今の)脳科学で分かること分からないことを取り上げて,脳科学の倫理を考えましょうというおはなし.
    どっちつかずで中途半端.哲学的な議論にしては表面的すぎる気がしたし,脳科学の限界を示すならもう少し研究を引用した方が良いと思うのだけど.

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    2009年10月04日
  • 暴走する脳科学~哲学・倫理学からの批判的検討~

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    脳のモジュール化が、ある種の流行になっているが、それがむしろデカルト的な思考の流れであること。
    心とは脳の反映ではなく、拡張されたものであること。
    全体を通して、目からうろこ的な教示をいただいた。
    古い考え方から新しい考え方まで、とてもわかりやすく解説されている。

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    2009年10月04日