ナイジェル・ウォーバートンのレビュー一覧

  • 若い読者のための哲学史

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    一人一人が8ページぐらいで、簡略に書かれていて、代表的な著書についても触れられている。
     そして次の哲学者に続くように書かれているので、非常にわかりやすい。
     最初の哲学で挫折した学部生もこれを読むことで理解ができ、独学や自分で読む参考本として最適のものであろう。
    1年間で500冊は読むことはできなかった。

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    2023年03月31日
  • 若い読者のための哲学史

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    西洋思想史を厳密性を損なうことなく、一貫した物語として提示することに成功している。

    バラエティ豊かな思想家について、筆致が生き生きとしており、人物の思想とともに生き様にも触れることで、飽きることなくページがめくれる。

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    2019年03月30日
  • 若い読者のための哲学史

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    ソクラテス時代から現代までの哲学史を俯瞰して学ぶことができる。
    各章ごとのつなぎで、前章から発展したものか対立思想か…といった対比がなされ美しいオブリガートとなっている。
    自然科学など他の分野と影響を与えながら発展していったことも本書から読み取ることができ、私のような門外漢でも楽しみながら読み進めることができた。

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    2018年07月16日
  • 「表現の自由」入門

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    今年の本格読書はこの一冊から。OxfordのA very short introduction シリーズの一冊を翻訳したものですが、原著100頁あまりのものが平易で分かりやすい文章で現されていて「表現の自由」(原著は意図的に「自由な言論」をタイトルとしていますが)の今をコンパクトに知る上で好適。
    今年は、自由・権利・平等の検討をさらに深めていきたいと思っています。

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    2016年01月03日
  • 若い読者のための哲学史

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    ネタバレ

     セネカの考え方は違う。セネカはキケロのように多彩で、哲学者であると同時に、劇作家であり、政治家であり、成功した実業家でもあった。セネカにとって、問題は人生がいかに短いかではなく、わたしたちのほとんどが与えられた時間をうまく使っていないことだった。つまり、ここでも避けられないことについて、どう考えるかが重要になる。人生が短いと腹を立てるのではなく、短い人生を最大限に活用すべきなのだ。たとえ、100年生きられたとしても、いまと同じように人生を無駄にする人もいるだろう。それでいて、人生は短すぎると不満を漏らすに決まっている。だが、正しい選択をすれば、すなわち、無駄なことをして浪費しなければ、人生は

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    2023年11月04日
  • 若い読者のための哲学史

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    ネタバレ

    哲学を発展させてきた偉人40人の思想を相互への影響も交えながら時系列で紹介し、哲学がどのように始まり発展し、そして社会に影響を与え、与えられたかを紹介している。

    各章はとても短いのに、哲学者たちの思想を端的にまとめている。そして次の章への橋渡しがとてもうまい。

    ちょっと残念に思ったのは、ところどころ著者自身の意見や感想が入ってしまっているところ。

    哲学の知識があれば公正に見れるのだろうが、初見の人にはミスリーディングになりかねない。

    内容はこんな感じ(区分は適当です)

    古代ギリシャ・・
    ソクラテス、プラトン、アリストテレス、ピュロン、エピクロス、ストア派、

    キリスト教時代・・
    アウ

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    2021年08月28日
  • 「表現の自由」入門

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     ジョン・スチュアート・ミルを始めとした思想家の先達たちの言説を引用しながら、表現の自由が民主国家と文化の進歩にとっていかに重要かを定義したのち、自由に対する制限の可能性を検討していく内容。

     個々のトピックについて結論をだしていくというよりは、両論を併記させて論点を洗い出すスタイルのため、読み進めていくのは大変歯がゆく感じてしまう。しかし、この歯がゆさは、最終章の筆者の結論にある「言論の自由に制限があるのがなぜかについて、われわれは明確である必要がある」という記述でその目的を果たしているのではないだろうか。
     ヘイトスピーチのように時代の変遷で変わっていく倫理観や、インターネット上での表現

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    2020年06月11日
  • 若い読者のための哲学史

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    西洋哲学史の中の偉人の思想の紹介。哲学者の問題意識について平易に説明している。また、人物中心ではあるが、後の時代の哲学者が過去、同時代の哲学者から受けた影響についても理解できる。

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    2018年08月09日
  • 「表現の自由」入門

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    基礎からジョン・スチュアート・ミロの『自由論』、ポルノ、宗教、芸術との関係における表現/言論の自由について。裁判例や具体例なども多く、課題の基礎整理には良い入門書。
    マスメディアにチェックがかかっているという点や、子供に対する加害可能性ゆえに幼児ポルノの規制を許容する辺りには、少し考える。

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    2024年09月16日
  • 「表現の自由」入門

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    全く法律と関係ない勉強をしてる自分にとってこの本は面白かった。ミルの自由論は考えは素敵だしある程度的を得てるようにも感じるけど今の時代にそぐわないところもあるよな~と本を読んで思った、

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    2022年01月25日
  • 若い読者のための哲学史

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    西洋哲学の歴史2400年を駆け上る。

    順調な滑りだしだったが、途中から呼吸が乱れてきて、最後の方は息切れとなってしまう様な感じ……

    鳥瞰的に大きな流れを理解しておくためのものとしては良いのかもしれないが、複雑な考えや抽象的表現が増えて来ると、一つ一つの章を十分に理解するためには導き手が必要と感じる…


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    2021年05月09日
  • 若い読者のための哲学史

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    西洋哲学史を欧州人である筆者がまとめていて、ページをめくった印象が手頃そうだったので読んだ。
    哲学史上の主要な人物をほぼ時系列に並べ、それぞれの偉人のなぜ?という問いや思考を物語のようにつなげている。とても読みやすい。
    ただ、これを読んでも、哲学を学問として体系的には捉えられない気がする。

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    2020年07月30日
  • 「表現の自由」入門

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    読み直したさ:★☆☆
    バーリンの2つの自由、ミルの加害原理、ドゥオーキン、サンスティーン、レッシグまで。

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    2015年12月28日