高橋克英のレビュー一覧

  • なぜニセコだけが世界リゾートになったのか 「地方創生」「観光立国」の無残な結末

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    富裕層向けに資産運用アドバイザーをしている著者が、ニセコについて書いた本。ニセコの開発について歴史的に紐解きつつ現在に至る経緯を説明している。著者は、マーケッティングやポジショニングの知識も豊富で、トレードオフの重要性についても意見を述べている。その知識・経験から、ニセコは今までどおり外国人富裕層にターゲットを絞ったアプローチをすべきと主張している。著者の主張は、説得力があり同意できる。ニセコに特化した研究ではあるが、谷頭和希著『ニセコ化するニッポン』よりもはるかに考察は深く、勉強になった。

    「ニセコには「外国人による外国人のための楽園」ができている。5つ星ホテルのパークハイアットは、日本

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    2025年08月27日
  • なぜニセコだけが世界リゾートになったのか 「地方創生」「観光立国」の無残な結末

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    ニセコの現在とこれからについてかなり詳しい情報が載せられており、勉強になりました。
    ニセコに住むなら今なのかな、と思わせる内容です。

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    2022年10月07日
  • なぜニセコだけが世界リゾートになったのか 「地方創生」「観光立国」の無残な結末

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    世界中から何故ニセコに集中的に投資が行われるのかを、その背景と共に分析した書籍。

    2020年に書き上げている書籍のため、若干データにブランクはあるが、オリンピック中止や北海道新幹線延期を加味しても、ニセコに対する投資は決して衰えていない。それはニセコに対する投資が一時的なものでないことを示す証だろう。

    それがサブタイトルの、「地方創生 観光立国の無残な結末」に集約されている。日本の投資と世界の投資、考え方の違いかもしれない。キラーコンテンツであるパウダースノーをベースに、逐次投資ではなく大規模投資を、短期スパンでなく長期スパンで行うことで、世界の富裕層・超富裕層を呼び込み、その客層が更なる

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    2024年01月05日
  • なぜニセコだけが世界リゾートになったのか 「地方創生」「観光立国」の無残な結末

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    1.そういえばいつのまにかよく聞く名前「ニセコ」
    なんで人気になったのだろう思ったので読みました。

    2.富裕層に圧倒的な人気を誇っているニセコはなぜここまで人気になったのか、それは「選択と集中」を実践しているからです。日本人大好きな幕の内弁当作戦とは縁を切り、地域の資源はなんなのか?どうすれば収益に結びつくのか、だれに投資してもらいたいかを考えた結果、このような実績を残しています。このニセコがどのように発展していったのかその様子が書かれています。

    3.外国の資本についてあまり良い印象を持っていませんが、日本人の金融リテラシーならば仕方ないことなのだと思います。「お金と結びつく行為」に集中す

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    2022年03月01日
  • 地銀消滅

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    地銀業界が今どういう状況下にあるか、よく勉強できる本。当たり前っちゃ当たり前なんだが、同じ地銀でも資産力にここまで差があるとは驚いた。同じ金融業界の端くれの人間として、共感できる課題意識も多かった。コンサルティングが本当に求められているのかとか、研修研修の意味は果たしてどこまであるのかとか……

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    2021年12月22日
  • なぜニセコだけが世界リゾートになったのか 「地方創生」「観光立国」の無残な結末

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    庶民には無縁とも言えるニセコの、「今」と「これまで」を学ぶにはとても良い本でした。日本企業はバブルで一度敗北し、ニセコは外資の割合が多くなった。日本企業は観光業で盛り返せるのか。「幕の内弁当」的な展開ではなく、「選択と集中」が必要だというのは心の底から同意である。一方で、しかし世界の富裕層を集めるには、ワールドクラスのホテルやブランド店が必要というのもなるほどと。ハイクラスの観光業について、色々と考えさせられました。

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    2021年10月31日
  • なぜニセコだけが世界リゾートになったのか 「地方創生」「観光立国」の無残な結末

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    ニセコが世界でも有数のスキー場であり、富裕層が流れ着くのかを解説。パウダースノーと言う自然のギフトを武器に、世界から有数のリゾートホテルが集まる。
    すべての人に特化した幕の内弁当の様なやり方は日本でも通用しなくなる。中間層が消滅し、人口が減る日本では、全てに一律のやり方でなく差別化を図らないといけないのは、時代の流れとして仕方ないですね。
    何よりもお金はある所こらしか取れない訳ですし。
    小説の「海が見える家」の富裕層のお客さんの言葉を思い出しました。

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    2021年01月30日
  • 銀行ゼロ時代

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    世の中にとって必要な機能の担い手が、デジタル化によって一変するということ。
    時代の変化と共にいくつも起きてきた事象なんでしょうが、そのスピードが違うというのが、今の時代の特徴的なことの気がする。
    そして、この事象は何も銀行に限ってのことではなく、同時多発的に色々な業種で進行中なのも令和という時代なのかなぁ。

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    2019年09月29日
  • 図解でわかる! 地方銀行

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    タイトルに偽りなくひたすら地方銀行について説明していました。惜しいのは本当に説明に終始しているというか、元地方銀行幹部の人や現役の行員が実情を語るような要素はありません。
    色々勉強になる内容ですし情報としてまとまっているとは思いますが、解説書という感じです。

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    2025年10月12日
  • なぜニセコだけが世界リゾートになったのか 「地方創生」「観光立国」の無残な結末

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    オーディブルにて。
    3年ほど前にニセコへ訪問した際、ホテルやレストランでまず英語で話しかけられる、なんならホテルマンも外国人で日本語がすんなり通じないところもあり驚いた。ここは日本の中にある海外だ…と感じ、まさにタイトルのとおりなぜニセコだけ?という疑問が生まれた。
    パウダースノーという地の利を最大限に活かし、豪州やアジア、国内の富裕層に絞ったターゲティングが成功しているという説に納得した。幕の内弁当的にターゲットを広げないことが功を奏したとのこと。マーケティングの参考になった。

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    2025年09月09日
  • なぜニセコだけが世界リゾートになったのか 「地方創生」「観光立国」の無残な結末

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    パウダースノー以外に、アジアには高級スキーリゾートがそもそも日本にしかないという地政学的な強みがあるということが分かってよかった。また、ベイルやクーシュベルという海外のスキーリゾートの存在も初めて知ったので調べてみたい。

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    2024年07月16日
  • なぜニセコだけが世界リゾートになったのか 「地方創生」「観光立国」の無残な結末

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    先日読んだ本(観光系)では、同じニセコについて注目した際に、四季折々値段も様々で様々な種類の外国人観光客に対するターゲティングがうまくいっていると説明があった。
    一方で本書では、一つの集中するべきコンテンツを選択、判断し、幕の内弁当のようにならないように一つのコンテンツを極めることが重要だと述べられていた。
    共通していた部分は、ニセコは超富裕層をしっかりをターゲティングできているという点だ

    さらに観光系の本を読んでいると、経済的な面から観光を捉え、観光を娯楽など楽しいものと考えるよりかは、経済を支える利益を生み出すものと考えていると感じた。

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    2022年10月18日
  • 銀行ゼロ時代

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    銀行の一消費者利用者として読んだ。

    銀行金融界隈は、銀行自体も数は多いし合併や連携もあり子会社もあり、色んな業界が参入してさらに各社色んなサービスがあり、そもそも金融の仕組みは複雑である。
    イライラすることが正直多かった。

    本書では以下の現状がわかりやすく述べられている。
    •銀行の経営状況→深刻。
    •銀行を取り巻く社会状況→少子高齢化による人口減少、長期化する低金利、テクノロジーの発展と多くの企業の金融業界への参入 
    •異業種企業の参入→GAFA、LINE
    •生き残り戦略→会社合併、統廃合。同業異業問わずの連携提携。デジタル•AI化。
    •様々な新サービスの紹介→ネット化•スマホ化。キャッシ

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    2022年03月26日
  • 図解入門ビジネス 最新 地方銀行の現状と取組みがよーくわかる本

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    出版から2年がたち少し古いから、星は三つ。あと、この本を手に取った理由は、客観的な業界理解のための資料を求めていたためだけれど、最初の章で「地銀はコンサル手数料と言うユートピアの夢から目を覚ますべき」みたいなやや攻撃的な文がちらほら見受けられ、作者の私情バイアスがかかってないかしら?と少し心配になった。ただ、全国たくさんある地銀の特色ある様々な取り組みを一度に俯瞰できる資料として○。

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    2020年08月06日
  • 銀行ゼロ時代

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    GAFA時代における銀行のあり方と危機を述べた本。プラットフォーマーの動きや決済サービスとそれに対して銀行が受ける影響がよくまとまっていた第二章は面白かった。
    一方筆者は銀行出身のため思うところがあるのだろう、やや断定的かつ銀行を否定するような論調が目立った。特に後半は銀行への文句と提言に終始し、銀行員ではない私にはあまり参考にならなかった。


    以下学びになった点。
    ・苦し紛れのコンサルサービスは、質の担保が難しく、かつ金になりにくい
    ・貸出業務はオリックス子会社の弥生、マネーフォワードビズアクセル、楽天、リクルートなどが会計データや予算ノウハウ、日々の決済データなどからAIで行い始めている

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    2020年04月04日
  • 銀行ゼロ時代

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    マイナス金利政策を境に不況とも言われる銀行の状況を痛烈に書き下ろした本。
    読んでいてあまり良い気持ちはしなかった。
    銀行がゼロになることは無いと思う。

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    2019年12月25日