ジェイ・ハインリックスのレビュー一覧

  • THE RHETORIC 人生の武器としての伝える技術

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    he Rhetoric 人生の武器としての伝える技術
    著:ジェイ・ハインリックス
    訳:多賀谷 正子

    良書:500頁を超える大作、一読するにも、かなり時間が掛かってしまった

    レトリックは、美事麗句ではない。効果的に相手を説得するための方法論であり、相手との緊張を和らげ、人を癒すこともできる。
    さすがに西洋人とはいえ、一方的に自分の考えを相手に押し付けるためだけに、この説得術をギリシアの時代から今日まで伝えてきたのではないのである。

    気になったのは、以下になります。

    ■序

    ・実のある議論をするためには、終わったことではなく、これからのことを話すこと
    ・説得とは、単に相手の合意を得ることで

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    2024年11月16日
  • THE RHETORIC 人生の武器としての伝える技術

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    レトリックの研究をされている著者の本とあって,
    とても論理的に,わかりやすく,伝える技術が説明されています.

    名スピーチや名プレゼンが,どうして人の心に響いたのか,と考えたときに,
    この本に書かれている技術をうまく利用しているからかもしれないと
    思い当たるようなことがありました.
    スピーチやプレゼンのためだったら,こういったレトリックは日本でも,とても効果的なように思います.

    一方で,日本では受け入れられないのではないかというレトリックの使用場面もありました.
    失敗をしたときに自分の人格を高めるチャンスととらえて,レトリックをうまく使うという場面です.
    失敗をしたら,しばらく小さくなってお

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    2023年05月21日
  • THE RHETORIC 人生の武器としての伝える技術

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    修辞法についての本。プレゼンや文章を作る人に大変おすすめ。
    日本の学校ではあまりライティングの教育がないがこういったものを取り入れるべき(または国語の授業で重視すべき)。人を説得するためにロジカルを超えて体系だった手法を示してくれる。

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    2018年12月25日
  • THE RHETORIC 人生の武器としての伝える技術

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    レトリックという言葉に対して、どこかしら胡散臭いような印象を持っていた。
    そのため、この書籍が店頭に並び、そして増刷を重ねていってもなかなか手に取る気分にはなれずにいた。
    結局、手に取ったのは他の書籍を目当てで本屋に赴いた際に、「これだけ長期間ベストセラーなら価値ある一冊なのではないだろうか」と思ったためだ。

    実生活においては論理的整合性を超越した出来事が多く(というかほとんどである)、そこを乗り越える技術としてレトリックが有効らしいということが筆者の実体験からユーモラスに綴られる。
    また、レトリックが威力を発揮する場面として政治の場が挙げられているが
    オバマとトランプの対比はかなり興味深い

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    2018年12月23日
  • THE RHETORIC 人生の武器としての伝える技術

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    レトリックに関する技術を、多くの事例と共に紹介している本。現代社会の中でも使いやすいようにと、考慮されている。

    同じ事を言うとしても、伝え方次第で反感を買う人もいれば、相手をすんなりと懐柔できる人もいる。他者との長期的な関係を良好に保つためには、レトリックは、悪い意味ではなく、良い意味でプラスに働く。

    レトリックは相手を騙すようなイメージを持たれることもあるけれど、自分の意図をより分かりやすく伝えるための、必要な技術だと思う。 簡単なところだと、過去形、現在形、未来形を意識的に使い分けることで、意見の異なる相手とも、議論がしやすくなる、とある。また、議論の目的は相手を言い負かすことではな

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    2018年11月07日
  • THE RHETORIC 人生の武器としての伝える技術

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    アリストテレス以来の正統派レトリック論をビジネスや政治活動自己啓発の形で書いたもので、意外なほどよい。分量が多いので学生様向けではないかもしれないけど、ツイッタで政治活動したい人とか、特に人文系大学教員は一回目を通しておくのがよいと思う。インテリ一般読者にもよかろう。



    各種レトリックの攻めと受け、詭弁論、演説論、エッセイライティング論などを含む。

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    2020年06月15日
  • THE RHETORIC 人生の武器としての伝える技術

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    話し方、議論の仕方を実践的に説いた本。レトリックはギリシア時代から中心的な学問の一つであったが、現代でもその重要性は変わらない。感情的であったり、相手へのレッテル貼りや論理上の論破だけを目的とした議論がネットを中心に溢れている今、相手の気持ちを動かし、行動を変える技術としてのレトリックを学ぶ重要性は高い。

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    2022年10月06日
  • THE RHETORIC 人生の武器としての伝える技術

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    ネタバレ

    誰だって説得の技術を身に付けられる。

    ちょっと仕事で思うところあって読んでみた。レトリックというものに興味もあったし、自分の考えを伝えることに自信がなかったのもあって。読んでよかった。自分が無意識のうちにやっていたことが効果的なレトリックだったともわかったし、新しくやってみようと思えるレトリックも見つけた。自信を持とうと思った。

    ビジネス書のように扱われているが、ハーバード大学必読図書となっているように、大学生の教養ともいえる。もっといえばすべての人に考えてもらいたいことでもある。それはアメリカの、そして世界に広がりつつある分断について考えることができる本だからだ。この本には議論の方法が書

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    2022年06月19日
  • THE RHETORIC 人生の武器としての伝える技術

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    “レトリック”とは説得の技法である。技法だから、身につければ、ライティングにもスピーチにも強力な武器となる。たとえば→みたいなフレームワーク。非難=「過去形」 価値=「現在形」 選択=「未来形」。キケロの弁論術=「発想」「配置」「修辞」「記憶」「発表」。

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    2021年10月22日
  • THE RHETORIC 人生の武器としての伝える技術

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    幻冬社の編集者である 箕輪厚介が発する言葉を、本書「THE RHETORIC 」人生の武器としての伝え技術の中にある

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    2019年02月18日
  • THE RHETORIC 人生の武器としての伝える技術

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    ギリシャ時代、レトリックは好意的に受け止められなかったが、自分の主張を適切に受け入れてもらうには、この本は参考になる。「ロゴス、パトス、エートス」はまさに目から鱗。

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    2019年01月09日
  • THE RHETORIC 人生の武器としての伝える技術

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    “伝える”ための視点を整理できる本

    論理“ロゴス”だけでは不十分ということを学ぶことができた。
    あとはタイミング“カイロス”まで気を配らないと相手に伝わらない・相手の気持ちを変化させるのが伝わらない難しいということを心に留めておこうと思います

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    2019年01月07日
  • THE RHETORIC 人生の武器としての伝える技術

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    相手の頭や体、そして心を動かすための伝える技術を学びたくて手に取りました。

    ところが、読み始めてすぐに気づきました。
    これは読んだだけでは身につかない!

    550ページを超える大書の中には、学ぶべきエッセンスがてんこ盛りでした。

    英語をベースとした言い回しや例文には、そのまま日本語には適さないようなものもありましたが、レトリックを学ぶための基礎〜応用の標準教科書として十分な内容です。

    とりあえず全体を捉えるために最期まで通読しましたが、後からゆっくりと一項目ずつ学んでいこうと思います。


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    2018年06月06日
  • THE RHETORIC 人生の武器としての伝える技術

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    これまでの政治家や優れた演説を引用しながら、どう優れていたかどう劣っていたかを論理的に理解できた。
    聴衆が期待するような振る舞いをする語り手の能力である、ディコーラム(適切さ)など。
    一方で、これを一般的な日常生活の中に落とし込もうとしすぎると、人間味がなくなるというか、安っぽくなってしまうような。難しいところな気もする。

    「レトリック」ということを意識せずに日頃(主に仕事のとき)でも考えていることも多かったけれど、こう体系化して示されるとなるほどなと、とても腹落ちして自らを顧みるいい機会になった。

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    2025年02月23日
  • THE RHETORIC 人生の武器としての伝える技術

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    読んだだけですぐに実践できるわけではないので日々意識。1番意識したいと思ったのは「非難は過去形、価値は現在系、選択は未来形で語られる」不毛な非難合戦になった時にどう未来形に変えられるかは特に意識したい。
    文化やバックグラウンドの違いか、例として示される家族の話がイマイチピンとこなかったので、本の趣旨としてはとでも面白かったが、星3つとした。

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    2020年05月17日
  • THE RHETORIC 人生の武器としての伝える技術

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    レトリックについて
    内容が多過ぎて覚えられない!でも役にたつだろうなぁ。どう身につけよう?

    議論と口論の違い
    議論とは聞き手を説得してこちら側に引き入れようとすること。聞き手は時に見物人でありときにはテレビを見ている人であり有権者である。
    口論になるとどちらも相手に勝ちたいと思う。

    人を説得するには三つの目的がある。
    ・聞き手の感情を刺激する事
    ・聞き手の考えを変える事
    ・聞き手を行動へ駆り立てる事
    議論から何を得たいか。変えたいのは気分か、考えか行動か?

    論点は3つ
    ・非難→過去形→懲罰を扱う
    ・価値→現在形→人と人を結びつけるか区別する
    ・選択→未来形→利益を約束する
    話があらぬ方向

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    2019年05月19日
  • THE RHETORIC 人生の武器としての伝える技術

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    レトリックとはアカギ的発想か。すなわち、理(論理、ロゴス)を踏まえた上で理外の操作も用い、場を支配して相手からこちらの欲しいアクションを引き出す。アメリカ法曹界にすっかり悪用されてしまった感のある技法だが、SNSにおいておそらく有用。
    議論に勝つ(勝ってブロックされる)ことを最終目的とせず、その先、相手を希望の方向に操作するためのオプション武器に。あるいはルール無用の攻撃を行ってくる輩に、理詰めでは対処しきれない時の防具に。

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    2019年03月03日
  • THE RHETORIC 人生の武器としての伝える技術

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    人を説得するための技術について書いてある。著者の家族間での雑談や、シンプソンズとかを例文で取り上げてあり読みやすいんだけど、本がぶ厚過ぎて結構つらかった。

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    2018年10月11日
  • THE RHETORIC 人生の武器としての伝える技術

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    レトリックの本。
    総ページ数500以上の分厚さのため、丸1ヶ月くらいかかってしまった。

    レトリックとは何かっていう話から、日常で使えるレトリックまでレトリックに関することなら幅広く網羅しているが、その内容の広さから一回読んだだけで全てを理解して吸収するのはなかなかに困難。

    途中に、著者の家族を使った実際の例みたいなのが、多数掲載されているが、それ本当にそうなるとは限んなくね?みたいなことが多くて気になった。それもあり、割と読んでいて腑に落ちないことが多かったが、全て読みきってみるとなんとなく腑に落ちている気がして不思議。

    巻末の要約を最初に読んでから、全体の流れを把握した方が絶対にわかり

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    2018年09月30日
  • THE RHETORIC 人生の武器としての伝える技術

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    レトリックって文書術だと思ってたけど、実はコミュニケーション術であることを初めて知った。500ページを超えるボリュームだが、ユーモアたっぷりの文書なので読んでてそれほど苦にならなかった。ビジネスはもとより、日常生活においても十分役立つ本である。

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    2018年08月11日