Voice編集部のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
大変勉強になります。
安宅和人「アジャイル(俊敏)な仕組みが国を救う」
長谷川真理子「野放図な資本主義への警告だ」
養老孟司「日本はすでに『絶滅』状態」
デービッド・アトキンソン「コロナと大震災の二重苦に備えよ」
エドワード・ルトワック「コロナ時代の米中対決」
ダロン・アセモグル「アメリカの歪みが露呈した」
劉慈欣「人類の団結はSFだけの世界?」
御立尚資「コロナ後の世界を創る意志」
細谷雄一「政治経済の『免疫力』を備えよ」
戸堂康之「コロナ後のグローバル化を見据えよ」
大屋雄裕「自由と幸福の相克を乗り越えられるか」
苅谷剛彦「『自粛の氾濫』は社会に何を残すか」
岡本隆司「日中韓の差を生む『 -
Posted by ブクログ
ネタバレ経済至上主義、資本主義、あらゆる過去の価値観が限界を迎え、マイナーチェンジが求められる昨今。アジアの賢人たちに、未来を見通してもらおという企画。『三体』をものした劉慈欣の考えが知れるのは面白いと手に取ってみた。
第一章のオードリー・タンは他の書籍やネット記事で見かけることも多いこれまでの実績、思想を改めて語ってきかせる。日本はより台湾と親密な関係を築いていくべきだろう。そのタン氏が、
「台湾では、社会福祉と言論の自由の両方を享受することができます。台湾が更に高みに行けばゆくほど、中国はよりいっそう不安を抱くことになる」
と語れば、第二章で、中国人作家劉慈欣が、
「いまの中国の強み -
Posted by ブクログ
新型コロナウイルス関連で医療の観点からの出版が一巡して、このところ増えている「社会(学)」の観点からの一冊。正直、つまらない本も多いのだが、本書にはちょいちょい名言・謹言があった。
一部を紹介すると、、、
「近代人は死を客観的に記述できると考えています。しかし自分の家族や親しい人、ペットが死んでしまったら、他人事では済まない」(養老孟司氏)
「マクロなイノベーションはどのような人びとによって起こされるのかといえば、それはつねに本流から外れた人間からである」(エドワード・ルトワック氏)
とか……。確かに確かに。
当面コロナも続きそうで、かねて懸念されている経済的に追い込まれた人々の自殺 -
Posted by ブクログ
著名な企業の経営者4名を含む8名による新興国とのつき合い方を記す本。
中国に重きを置かれた内容となっている。
ローカライゼーション・BOPを狙う・下に見ない等、
この類いの本でよく言われている内容がほとんどで目新しさは正直ない。
逆に初めて読む人には手軽に読め、お勧めしやすい内容。
特に対中感情については、本書に書かれている通り、
いわゆる大人の対応が良いのかもしれない。
しかし、チャイナリスクを見据え、中国でのビジネスをどうするのか?
次善の策は?リスクヘッジをどう考えるか?
想定外がないよう周到な準備・心構えをしておく必要性はよく理解できた。