三国志好きだったため、リアルな面がどんな風だったのか興味があって読んだ。魏や蜀の経済面について書かれている。民衆が苦労しただろうということもよくわかる。漢の全盛期の1割程度に人口が減っていた。疲弊しただろう。英雄同士の血湧き肉躍る戦いの根っこには、民衆がいた。個人的には長坂橋の戦いについて、疑問があった。劉備になぜあんなに民衆がついていったのかと。子供のころは、劉備に人徳があったからついていったと思っていた。だけど、今は、もしかしたら、魏軍に対する盾として、劉備が利用したのではないかと邪推してしまう。