菊地高弘のレビュー一覧
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ネタバレ弱小野球部、京都大学の野球部が
所属するリーグで優勝を目指す物語。
ライバル大学の野球部は、野球推薦があったり、
甲子園で活躍した人がたくさんいるので、
当然、京大野球部はカモにされている訳ですが、
その中でいかに勝っていくのか、
京大ならではの頭脳を使って、
勝利を目指すノンフィクション。
この手の話は個人的に好きなタイプな上に、
自分の出身高校の選手も出てきたりと、
何かと応援したくなる要素がたくさんありました。
登場人物がたくさん出てくるがゆえに、
冒頭の選手紹介を何度も見返しながら
読むことになりました。
残念ながら、目指していたものは得られなかった訳ですが、
それでも一定の感動をもたらしてくれる
フィナーレで物語は終わっています。
多くの部員がプロを目指している訳ではないので、
途中で引退してしまう人も出てきたりする中で、
京大野球部らしい奮闘が印象的でした。
大学野球と言えば、
関東の方が人気があるのかもしれませんが、
関西も盛り上がるとよいですねぇ。。 -
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四国アイランドリーグは独立リーグとはいえ、プロ野球である。創業当時は現地のボランティアに助けられ、うるさ方に疎まれるという立ち上げであったが、徐々に軌道に乗っていく。一貫して選手のフィジカルを鍛える、プロを目指す(そして難しい選手にはしっかりと引退させる)ことを積み重ねた結果、いまでは毎年プロ野球選手を多数輩出する存在に。
四国アイランドリーグは四国4県のチームからなり、上期と下期でそれぞれ順位を出し、決戦によりシーズン優勝を決める。途中、福岡や長崎のチームも取り込み拡大したが、長崎の破産により四国のみに。
まだ出ていないドラフト一位選手の輩出が目標。 -
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ちょうど今、ドラフト会議の1巡目の指名が終わったところです。ジャイアンツは根尾、取れませんでした。去年の清宮に続いてまた意中の候補を入団させること出来なかったことになります。考えてみると1980年に原を獲得したことは奇跡的だったのではないかと思います。彼が初めて3割を打った1983年に巨人戦の視聴率が史上最高の27.1%を記録したとのこと。そして、その輝ける時代の象徴に3度目の監督を託すことになったのだから1980年のクジの持つ価値はどれだけ大きかったのか…本書は声なき声、「元・巨人ファン」の存在を掴もうとするリサーチのレポートです。著者自らがそうであり、「元カノ」の近況を辿るような女々しい旅路と本人も自嘲しています。しかし、そこに現れるのは、メディア、スポーツビジネス、さらにはライフスタイルの変遷に及ぶ「昭和」という時代の消失の物語なのだと思いました。国民的球団という存在の消滅の歴史。松井が監督をやらない今、東京ローカル球団としての巨人軍はあり得るのでしょうか?今年、生え抜きとしてひさびさに4番に定着した岡本が監督候補になる日まで巨人は巨人で居続けることだできるのでしょうか?ビスコンティ「家族の肖像」か、はてまた太宰治「斜陽」か。滅びの歌は女々しいのです。
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本著は「元巨人ファン」について考察したものである。
私は父親の影響を受け、長嶋さんの2度目の監督就任&松井秀喜の入団あたりから野球を見はじめた。最初は巨人を応援したものの、「史上最強打線」と言われるような露骨な強打者集めを始めた頃に興味を失った。それ故に本著のタイトルは私の経験そのもののように感じられた。
本著を読んで気づいたことは、王、長嶋のV9時代を知る巨人ファンにとっては、90年代後半頃の史上最強打線は必ずしも受け入れられないものではなかったことだ。
むしろ私が野球を見始めた90年代前半こそ、巨人にとっては例外的な谷間の時代だったのだと。
当時の巨人は、1番緒方が足で出塁し、2番川相が名人芸のバントで送り、晩年の3番篠塚、4番原がランナーを返すという、派手さは無いが、まるで高校野球のような、コンパクトで基本に忠実な野球だった。3割、30本打てる打者はいないが、繋ぐ野球でAクラスを守る。僕はそんな巨人が好きだった。
そういう意味では、上の世代とも下の世代とも違う巨人感を持っており、共有できないことは寂しさがある。
ただ、多くの元巨人ファンが思っている、巨人が強くないと野球が面白くないという考えは同意できる。 -
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ネタバレ「元・巨人ファン」を追った取材でわかったのは「いつの時代にも元・巨人ファンは多かったが,いまはそれを埋めてファンを増やすほどの新規巨人ファンがいない」ということだった,というのはそうだろうなとおもいつつ,こういった結論を導出するところがちょっと突然だったかなという感想.
駒田の「象徴となるスターと,高卒で地方から出てきてジャパニーズ・ドリームを掴んだ脇役選手のバランス」という指摘が非常に説得力があり,このインタビューの章だけでも読み応えがあった (逆に言うと,それ以外の章はちょっとダラダラしていたかなぁ,という気持ちが拭えない)