郷原信郎のレビュー一覧

  • 「法令遵守」が日本を滅ぼす

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    ゼネコンの談合、ライブドア、村上ファンド、パロマなどの記憶に新しい問題を例に、「法令遵守」に固執することの弊害を説いています。
    法令によらない、倫理観・信頼・社会的責任を果たそうとする姿勢によって支えられた日本が、変化しようとしているのを感じました。
    現状では法的責任を追及されるのを恐れるあまり、会社や官庁の組織が硬直化し、ものごとの全体を把握できなくなっていることがよくわかりました。
    法律に違反しているかしていないかを最重要視するマスコミの報道のカラクリも解説してありました。
    とてもおもしろいオススメ本です。

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    2009年10月04日
  • “歪んだ法”に壊される日本 事件・事故の裏側にある「闇」

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    内容的にはタイトルにあるように”歪んだ法”の実態がよく分かる好書である。近年の冤罪や政治家にまつわるざる法、今後重大問題化するに違いない自動運転自動車に適応できる法律論的議論もカバーされている。
    一方で、著者は理科系大学卒業生だったが、就職後独学で司法試験を目指し法曹に入った”法のど素人”を自称している。その観点から、日本における法教育の欠如を憂いているが、そこから当然進むべき裁判員制度や裁判員教育、さらには陪審員制度への展開が皆無で大変残念だった。一説によると、法曹界に入った人は裁判員制度を軽んずる傾向があるがらしいが、法教育を提唱することが本書の目的なのであれば、そこが全くカバーされていな

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    2025年02月01日
  • 思考停止社会 「遵守」に蝕まれる日本

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    法令遵守が徹底された今は、問題の中身より、偽装、隠ぺい、改ざん、捏造は一切弁解ができない。
    背景や原因は問われず、法令に違反したかどうかだけが問題とされる=本当に正しいか、思考が停止している。

    食の偽装、隠ぺい
    不二家の問題は、賞味期限と消費期限の問題
    ローソンの焼き鯖寿司回収、賞味期限切れの原料の使用を公表して自主回収した
    伊藤ハムの自主回収、工場内の地下水の水質が原因

    ステンレス鋼管データ捏造問題=全数検査をすることになっていたが、していなかった。抜き取り検査でいいことにしたが、もともと検査していないのでその対応ができない。そもそも検査は不要だった。

    経済司法の貧困=司法が開かれてい

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    2024年01月18日
  • 「単純化」という日本の病 安倍政治が日本に残したもの

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    「森・かけ・桜」の何が問題だったのか、よくわかる本

    でも、専門用語が多く、集中しないと理解しづらい

    そして、単純化されてしまった今、今後の指針は見えてこない、、

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    2023年12月18日
  • 「法令遵守」が日本を滅ぼす

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    1. 検察の起訴裁量について

     法令と実態が乖離しているような状態で「形式的にすぎる」官僚を批判しているが、検察については法令違反については淡々と職務を遂行すべきだと感じた。世間から特装検察が評価されていた執筆時とは異なり、袴田事件を筆頭に検察への不信も高まっている現在では、「柔軟に」事件に対応したところで「恣意的に運用したのではないか」との疑いをかけられるのは目に見えているし、そのような疑いに市民の目を入れたはずの検察審査会についても良い評判を聞かない。
     法令におかしいところがあるのであれば、司法に持っていって判断を待てば良いのであるし、その判断を元に立法が法令を変えるのが筋であるから、

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    2023年10月17日
  • 企業法とコンプライアンス 第3版―“法令遵守”から“社会的要請への適応”へ

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    コンプライアンス=「法令遵守」ではなく「社会的要請に応える」ためのもの
    <フルセット・コンプライアンス>
    発生した問題について、事実関係を明らかにし、その原因を究明して是正措置を講じるという「問題解決」を重視する点が特徴。
    (1)方針の明確化
    (2)組織の構築
    (3)予防的コンプライアンス
    (4)治療的コンプライアンス
    (5)環境整備コンプライアンス

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    2020年12月17日
  • 「深層」カルロス・ゴーンとの対話~起訴されれば99%超が有罪になる国で~

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    事実はひとつしかなく、当事者しかわからない。

    ゴーンの無罪に偏った論調だが、経営については厳しいコメントも。

    とはいえ、元従業員としては、なんか虚しくなる内容でした。

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    2020年08月31日
  • 偽りの「都民ファースト」

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    2017年とちょっと前なので問題提起レベルの本かもしれない。例えば有本香さんの本の方が突っ込んでいる。
    昨今の女帝本はまだ読んでいないが、多分、推して知るべしなんだろう。

    世の中を良くしたいのでなく、対立を煽り、風を読んでより大きな権力を望むのが行動原理。

    最後の方の一文。

    よくよく考えてみると、すべては小池氏が都知事としての自覚がないところから始まっていることです。

    再選しちまったなあ。

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    2020年07月07日
  • 初級 ビジネスコンプライアンス 第2版―「社会的要請への適応」から事例理解まで

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    資格試験のため仕方なく手にしましたが、意外に参考になる内容でした。
    試験まであと何回か読み込みます。

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    2020年01月22日
  • 偽りの「都民ファースト」

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    都民ではないが、当初小池氏が都知事になった時はこれで東京が変わると応援していた。ただ都民ファーストが都議選で圧倒的支持を得て、その候補者、代表者を見て何か違和感を感じたので読んでみた。
    小池知事の問題点を指摘されているが、もっと深くなぜこれほど小池氏が支持されているのかの考察が欲しかった。
    単に旧都知事への不満への受け皿としてではなく、舛添氏との対比とか。

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    2017年09月12日
  • 思考停止社会 「遵守」に蝕まれる日本

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    新書を読むのは久しぶり!
    2000年代に話題になった食の偽装/耐震強度偽装などのトピックをテーマに、報道によって拡張された言葉と実際の数字の間にあるギャップを検証することで、どれだけ人が情報を鵜呑みにしてしまうかということを前半で説いている。後半はメディアの不完全性についてが中心だが、大衆を「育てる」メディアの在り方まで説けたらなおよかった。時代は変化しているのだから過去に作られた「法令」の名のもとに、検討を放棄するのでなく、異なる立場の人々がそれぞれ検討を重ね納得のいく社会規範を形成していくことが必要と結論付けている。

    最後の結論は同意。
    でも、やっぱり食品も建築偽装も、一個曖昧にするとじ

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    2016年06月14日
  • 銀行問題の核心

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    江上剛×郷原信郎(弁護士)の対談集。みずほ銀行の反社融資の話と、東日本震災保証融資詐欺事件の話を中心に、今の銀行とか、あと検察(特捜)の問題点について。こういう問題点の指摘ってちょっと飽きてきたかな~。欠点ばかり見てても仕方がないというか。

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    2015年05月15日
  • 虚構の法治国家

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    「引き返さない」検察と、検察に「もたれこむ」(もたれかかるよりももっとひどい)裁判所の構図を実際の事件を通して赤裸々に暴く。
    裁判中の美濃加茂市長事件も、市長の無罪が確定している。
    (贈賄側は有罪)

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    2015年03月15日
  • 銀行問題の核心

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    著者:江上剛氏は、第一勧業銀行入行、広報部次長等を務め現在は退行し作家として活躍中。
    郷原信郎氏は、検事等を経て、弁護士として法律事務所を開設し、関西大学特任教授もと務めている。

    銀行は、口座の開設、振込・送金、クレジットカードの支払決済など、我々の社会生活に不可欠なインフラ昨日を離す「血管」であるのと同時に、健全な血液が確保され、血液が身体の隅々にまでいきわたるよう「循環器」の役割を果たす、というのが銀行の役目であった。

    しかし、バブル以降の銀行はその役割を十分に果たしてきたのであろうか。上記の2人により以下の5章にわたりテーマ通りの銀行の核心について対談形式でその問題に切り込んでいる。

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    2014年12月31日
  • 組織の思考が止まるとき 「法令遵守」から「ルールの創造」へ

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    組織論と思って読み始めたら、がっつり法律関係の用語が飛び交うという事態になってしまう。そもそも郷原氏が組織論?と不思議だったのだが、その時点で気づくべきだった。

    法律用語が容赦なく飛び交うので、法学の心得がないと難しい。私は理工系出身なので読み進めるのを何度も諦めかけた。(しかし、郷原氏は理工系の学位も持つ異色の法律家である)

    しかし、内容は非常に緻密で切り口も鋭い。厚労省の村木氏の冤罪事件から検察という組織に対する体質の問題に切り込み、そこから一般の組織へと視野を広げ、コンプライアンスという普遍的な問題として捉えることにより、組織の不祥事が起こるプロセスや、発生した場合の対応方法を丁寧に

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    2013年06月14日
  • 検察崩壊 ─失われた正義─

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    小沢事件がいかに無茶な捜査だったかを検証した本

    この事件がなければ民主党が政権をとった時には小沢さんが総理だったんだろうね。

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    2013年06月02日
  • 思考停止社会 「遵守」に蝕まれる日本

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    目的と手段の取り違えの問題点を提示。◆朝ズバッの編集・作為は問題だな。◆経済検察の質の低下の警鐘を鳴らす。

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    2020年07月27日
  • 思考停止社会 「遵守」に蝕まれる日本

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    ネタバレ

    情報を見極める目を養う必要がある。

    iPS細胞の臨床応用問題の新聞報道もそうであるが、
    報道されると、ありえないことも、真実だと思わされてしまう。

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    2013年04月21日
  • 思考停止社会 「遵守」に蝕まれる日本

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    「思考停止社会」。特に、現代日本の問題点を象徴する言葉だと思う。
    思考停止に陥っていることさえ認識できず、ただただ一方的に流される情報に受身。本質を隠す隠蔽体質、それに対して懐疑心を持続するパワーに欠け、見抜く手段さえ麻痺してしまった国民。

    法律も時代に即応できるような組織体制ではなく、事なかれ主義。踏襲社会が歪みを生む悪循環システムのようだ。

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    2012年08月26日
  • 「法令遵守」が日本を滅ぼす

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    ルールや法律が目的とズレが生じると形骸化されたり、法律の抜け穴になり法律は守ってるけど社会の要請に応えられてない事は世の中にも普段の仕事でもよくある。
    法律は守らないといけないが、守る為のルールに生産性を感じない。

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    2011年09月05日