那波かおりのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
1940年代の米国、地方の裕福な家庭に育ち有名女子大に進んだヴィヴィアンは大学を退学になり、ニューヨークで劇場を経営するペグ叔母さんの元へ放り出される。売れないミュージカルを劇場に住み込むダンサーたちと上演しながら、自分たちの思うままに暮らす叔母さんたちと仲間たちに魅了されヴィヴィアンはニューヨークを奔放に遊び回る。祖母から受け継いだ裁縫の腕を活かし、舞台衣装を作成の才能も開花させる。裕福な劇場ではないが、仲間と愉快に華やかに過ごしていたが、英国に帰国できなくなった有名舞台女優が転がり込んできたことからペグ叔母さんの劇場は一変し、ヴィヴィアンはスキャンダラスな世界へ引き込まれていく。
全体は -
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Posted by ブクログ
ままならない人生をリセットし、自分自身にもう一度出会うため、エリザベスは旅に出る。イタリアでは語学勉強に励みながら食の快楽を、インドではヨガの修業で心の静けさを、バリ島では人とのつながりを通して人生のバランスを学ぶ・・・知性とユーモアをもって自分のまわりを見つめなおす筆致が、いまなお世界中の女性たちの共感を呼びおこしている自伝的エッセイ。
タイトルは知っていたものの、新版を機に手に取りました。私と筆者とはあまりに違いすぎる(神を信じていないしそもそも頼る気持ちがない、異性への依存心がない、ここまで鬱な気分が続いたことがない、人生の経験がない)けれど、純粋に3国を回って少しずつ元気になって彼女が -
Posted by ブクログ
鬱、と言っていいのか分からないけれども、心のバランスを失った人ってこんなに大変なの⁉という衝撃がすごい。普段明るくて賢くてすごくポジティブな感じの人なのに、じぶんの人生のこととか失った恋のこととか考える部分にくると長くて暗くて面倒で読んでいられない。
そこまで深く考えるからこそ、後半で自分なりの答えとか神とかの結論が出せるのかもしれないけど。身近にいるのはちょっとな…
好きなことを勉強して好きなものを食べて、恋をしてその上自分のことをちゃんと好きになれる旅はとてもうらやましい。「どん底にいながら祈った私に声をあたえてくれたのは、その頃なりたかった姿である今の自分」という答えはなかなか素敵だ。