貴子潤一郎のレビュー一覧

  • 煉獄のエスクード RAINY DAY & DAY
    もしも現実世界に魔族が存在したら、というのをかなり緻密に描いた作品だと思います。現実とのリンクによって情感3倍増しです。あと、たまにものすごくエロいです。
  • 煉獄のエスクード RAINY DAY & DAY
    2年ほど前に出た「12月のベロニカ」の著者の待望の新作。
    今まで「12月のベロニカ」と「眠り姫」という短編しか出していないが、実力があるのは間違いない。
    本作はキリスト教と悪魔を題材にした西洋風オカルト系であり、ジュブナイルといえなくもない。
    まさに富士見ファンタジアのレーベルらしい作品といえるだろ...続きを読む
  • 12月のベロニカ
    これなくして貴子潤一郎先生は語れない、そんな一冊。巧みなトリックを用いた文章構成の中で不器用な男の愛と友情を描き出している。
  • 12月のベロニカ
    珍しいファンタジーミステリー。
    ある仕掛けはけっこう早々と見破れるけど、それ抜きでもなかなか面白かった。
  • 煉獄のエスクード RAINY DAY & DAY
    これはよかった。
    奇抜だったり、突飛だったり、突き抜けた部分だったり、そういったものは無いけど、実に基本に忠実というか。
    文章が非常に綺麗で読みやすいのも好印象。キャラもみんな立ってたし。特に変態吸血鬼。主人公が一番キャラ薄いって何事よ。
    この後どうやって続けるつもりなのか非常に気になる。
  • 眠り姫
     私はライトノベルで育った世代である。が、年を経るにつれてライトノベルからは遠ざかっていった。それは私の嗜好の変化もあるが、「萌え」という言葉に代表されるライトノベル作品の傾向の変化(偏り)も大きいと思っている。
     その中でもこの作品は期待して久しぶりに買ったものである。
     ライトノベルの多くは「続...続きを読む
  • 眠り姫
    貴子潤一郎先生の短編集。現代版12月のベロニカ「眠り姫」など様々な短編が収録してあります。探偵真木の擦り切れた大人の感じがちょっといい感じ。
  • 眠り姫
    久しぶりの新規ライトノベル、久しぶりのパッと見買いだったのですが、思ったより文章が好みで、質も良かったです。
    表題作「眠り姫」「汝、信心深き者なれば」が印象深かった。
  • 12月のベロニカ
    ミステリ慣れしている人間からすると「仕掛け」は割と露骨で容易に見破れる。それを差っ引いても「面白い」し「泣ける」。一気通読したのは久しぶりだ。話に引き込む構成力、文章力は充分にあった。早めにネタばらしをしているのが、却って話に深みを増している。
  • 眠り姫
    いずれも標準以上の作品ばかり。重厚な長編も良いけど。これだけ切れ味のある短編ばかり揃った短編集を読むと、とてもお得な気分になれる。
  • 12月のベロニカ
    途中で構造に気付き、はじめのページに戻った。解説にある編集者のように読むたびに泣くということはなかったが、よくできた物語だと思う。
  • 煉獄のエスクード2 The Song Remains The Same
    前の巻はあんだけ面白かったのに、今巻の低迷っぷりは一体何事かといわざるを得ない。
    兄さんもレイリーもリラフォードも出てこないし。
    兄を殺すか殺さないか、世界のために少女を殺すか殺さないか、そういうテーマみたいなものを特に感じられなかった。
    残念。
  • 灼熱のエスクード MATERIAL GIRL
    んー・・・レイニーさんには違和感感じなかったけど、他のキャラには違和感ばりばり。
    薫ってそんなキャラだっけ?って首をかしげてしまったよ。
    でも話はおもしろかった。
  • 12月のベロニカ
    久しぶりの金賞受賞作で、友人勧めもあってかなり期待して読んだものの、期待が強すぎたのか感想としてはイマイチ。

    リングテイル級の肩透かしを食らった思いがした。