12月のベロニカ

12月のベロニカ

616円 (税込)

3pt

4.0

幼なじみの少女と交わした小さな約束。それを果たすために私は生きてきた。『ベロニカ』――女神ファウゼルに仕える巫女の事だ――になるため、彼女は14歳の時に都会に連れて行かれてしまった。私は“ベロニカの騎士”となるべく、彼女を追いかけて村を飛び出した。だが、次代の神の代理人として重要人物となってしまった彼女に、ただの田舎者でしかない私は会うことすら許されなかった。その時から私の旅は始まった。10年の間に、兵士からたたき上げ騎士になり、ついに“ベロニカの騎士”となる13人の候補に選ばれたのだ。だが約束が果たされそうになったその時、事件は起きた。まるで何者かが私の運命を弄んでいるかのように……。過酷な宿命に立ち向かう、純粋な男たちの友情と夢、愛そして闘いを描く!第14回ファンタジア大賞受賞のエターナル・ラブ・ファンタジー!

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12月のベロニカ のユーザーレビュー

巫女『ベロニカ』に選ばれた少女はベロニカになったその日から死ぬ直前まで女神の依代として眠り続ける。
『ベロニカ』を傍らで守り続ける騎士を『ベロニカの騎士』と言い、『ベロニカ』が死ぬまで不老と老いぬ肉体を与えられる…。
これは運命の若き騎士フレイルと片腕の男ハキュリー、そして次期『ベロニカ』になるであろう少女の愛と友情の物語。
ライトノベルを読まない方でも読める!と断言できる、叙述トリックを用いたハイ・ファンタジー作品です。

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2009年10月04日

    これなくして貴子潤一郎先生は語れない、そんな一冊。巧みなトリックを用いた文章構成の中で不器用な男の愛と友情を描き出している。

    0

    Posted by ブクログ 2009年10月07日

    ミステリ慣れしている人間からすると「仕掛け」は割と露骨で容易に見破れる。それを差っ引いても「面白い」し「泣ける」。一気通読したのは久しぶりだ。話に引き込む構成力、文章力は充分にあった。早めにネタばらしをしているのが、却って話に深みを増している。

    0

    Posted by ブクログ 2012年06月24日

    途中で構造に気付き、はじめのページに戻った。解説にある編集者のように読むたびに泣くということはなかったが、よくできた物語だと思う。

    0

    Posted by ブクログ 2009年10月04日

    久しぶりの金賞受賞作で、友人勧めもあってかなり期待して読んだものの、期待が強すぎたのか感想としてはイマイチ。

    リングテイル級の肩透かしを食らった思いがした。

    0
    ネタバレ

    Posted by ブクログ 2013年09月15日

    珍しいファンタジーミステリー。
    ある仕掛けはけっこう早々と見破れるけど、それ抜きでもなかなか面白かった。

    0

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