トーマス・ラッポルトのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
【破壊的創造者の像】ペイパルの共同創設者であり,フェイスブックを初期から支える大物投資家でありながら,リバタリアン的な政治思想を有し,トランプ米大統領を支持したピーター・ティール。次の一手に注目が集まるこの人物の反省を追いながら,その多面的な人物像を浮かび上がらせる作品です。著者は,ドイツのニュース専門チャンネル「n-tv」等で活躍するトーマス・ラッポルト。訳者は,『ドローンランド』等の翻訳で知られる赤坂桃子。
多様な読み方を許す作品だと思うのですが,個人的にはピーター・ティールが何故にトランプ米大統領を支持するに至ったかの説明に特に感銘を受けました。テクノロジーやイノベーションという言葉と -
Posted by ブクログ
メモ
素晴らしい企業の3段階
1.価値を創造する
2.長く市場にとどまり続け、必要とされている
3.創造する剰余価値の一部を資本に転化できる状態にある
確かにと感じた文
『多様性』というバズワードの背後には、どんな個人的な背景があろうとも、人と足並みを揃えないとその人は多様性が欠如していると思われてしまう。
ピーター・ティールとロバート・アイガーに共通していることは、自分の周りに信頼できる人を配置すること。
自分が得意なことを担い、苦手なことを補完してくれる信頼できる人と共に同じ理念を持って進んでいくことの大切さをこの本と最近読んだ本から学んだ。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ少し訳に違和感と同じ内容が何度か繰り返されるところがあるが、内容としてはとても興味深いものだった。
極端なテクノロジー信仰、競争でなく独占が望ましい、逆張り、人脈の重要性。
キーワードとしてあげればキリがないが、上記だけでなく合わせて明確な「長期志向」を持ち合わせていることが、特異な存在と感じさせる。
独占であり、かつ、持続的な成長、そしてそれをベースとしたアメリカのアップデート。
競争の最終段階は完全競争でなく独占だと感じるが、その過程をすっ飛ばせるほどの圧倒的なテクノロジーとアイディア、そして人脈があることを求めているのがティールなのだろう。
また、失敗から得るものはほぼない、とい