小松佳代子のレビュー一覧

  • カラー図解 アメリカ版 新・大学生物学の教科書 第1巻 細胞生物学

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     かなり手こずったが、とても興味深い内容であった。アメリカの大学で一般的に採用されている生物学の教科書なのであるが、このレベルでアメリカの大学生は学んでいるとすれば、日本は遅れているのだと思う。この巻は3巻のうち最初の1巻「細胞生物学」なのだが、生命の誕生から20億年もの間、地球上の生命は原核細胞によってその命をつないで、その後に真核細胞が登場することになるのであるから、生命の歴史にとって原核細胞から真核細胞が進化したことは決定的に重要である。
     そもそも私は細胞がどのようにして栄養や情報を受け取り、エネルギー変えるのかどころか、細胞膜がどのような分子は受け取り、または拒絶するのかわかっていな

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    2025年02月24日
  • カラー図解 アメリカ版 新・大学生物学の教科書 第1巻 細胞生物学

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    堀江貴文さんがこの本で生物学学び直したと言っていて興味を持った。日本最強に頭の良い研究者の人も生物学が一番目まぐるしく変化、進歩してると言っていた。
    この本の凄いところは、専門的な事が書いてあるのに、文系のド素人の私でも根気強くきちんと読めばわからないなりに生物学のことを理解できること。
    どんなことが研究によって解明されたり、どんな風な課題をどう研究してるのか、どうやってそれが社会の役に立つのか、そういう知的好奇心のワクワクする世界に引き込まれる。
    流石ブルーバックスや。

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    2024年10月05日
  • カラー図解 アメリカ版 新・大学生物学の教科書 第3巻 生化学・分子生物学

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    ネタバレ

    第3巻は、細胞の代謝、遺伝子工学、発生と分化について。⑭細胞が利用するエネルギーと生物内反応を触媒する酵素、⑮細胞がどのようにして化学エネルギーを獲得するか、⑯光合成、⑰染色体上の全ての遺伝情報であるゲノム、⑱組換えDNAとバイオテクノロジー、⑲多細胞生物における1個の細胞から成体が形成される迄の過程である発生及び進化の分子メカニズムからなる。

    14.生物内の化学反応を代謝と呼ぶ。生物は取った食糧をエネルギーとして消費し、タンパク質を作り体の一部にしたり、体を動かす部品にしたりする。体中で化学反応がおきている。化学反応には異化反応と同化反応がある。エネルギーの視点では発エルゴン反応と吸エルゴ

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    2021年11月23日
  • もうひとつの脳 ニューロンを支配する陰の主役「グリア細胞」

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    神経細胞についてでなく、グリア細胞についてひたすら書いてある。
    人食いの話やアインシュタインの脳については魅力的

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    2021年05月29日
  • もうひとつの脳 ニューロンを支配する陰の主役「グリア細胞」

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    人間の脳が思考するのはニューロンの働きとされていたが、21世紀に入ってそれまでは緩衝材程度に思われていたグリア細胞がニューロンの動きに大きな影響を与えているとして注目されている。アインシュタインの脳はニューロンの数は一般人と同じであったがグリア細胞の数は群を抜いて多かったとして、その重要性を示唆する。
    そのグリア細胞は末梢神経にあるシュワン細胞と脳や脊髄に見られるオリゴデンドロサイトは軸索(情報を送り出す突起)の周囲にミリエンという絶縁体を形成する。また、脳と脊髄の全域にアストロサイトとミクログリアというグリアも存在する。アストロサイトはニューロンの通信を傍受して逆に発信もして、ミクログリアは

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    2018年10月28日
  • もうひとつの脳 ニューロンを支配する陰の主役「グリア細胞」

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    脳はニューロンの回路で意識ができていると思っていたが、今まで知られなかったグリア細胞でできたもうひとつの脳があったのか!ただ単にニューロンを支える役と思われていたグリア細胞がニューロンの情報を感知しそしてグリア細胞間やニューロンとの間で情報のやりとりをしていたという。多発性硬化症に効く薬が開発されるといいな〜。

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    2018年10月19日
  • もうひとつの脳 ニューロンを支配する陰の主役「グリア細胞」

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    このテーマと内容の翻訳本を新書で出すとは、さすがのブルーバックス。感心した。心から応援する。

    タイトルにもなっている「もうひとつの脳」とは、脳を構成する細胞の内、ニューロンの他に存在するグリア細胞のことだ。実際に脳の細胞数に占める割合はニューロン細胞よりもグリア細胞の方が多い。そのグリア細胞はこれまで脳内の充填物程度に思われていたが、最近の研究により、これまで考えられていた以上に脳や神経系の動作に関与しているという。ニューロン中心主義からのパラダイムシフトと言っていいだろう。少なくともこの領域の研究者である著者はそう思っている。

    グリア細胞が注目されている例として、アインシュタインの脳の話

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    2018年08月14日
  • もうひとつの脳 ニューロンを支配する陰の主役「グリア細胞」

    グリア細胞は脳を支配する!

    「もうひとつの脳」とは何か? 本書は、「脳神経系におけるグリア細胞の役割」に鮮明なスポットをあて、 新たな視点から「脳のしくみ」の理解に迫ろうとする意欲的な著作です。

    グリア研究に尽力してきた著名な神経科学者たちのユニークな逸話や「グリア細胞の謎」に迫る物語に満ちています。その中でも、「アインシュタインの脳」を解剖したマリアン・ダイアモンドの発見は白眉である。彼女の脳解剖所見は、「アインシュタインの天才が、ニューロン(神経細胞)ではなくグリア細胞に支えられていた」ことを示していたのは驚きであった。この事実だけでも、脳の研究者はもちろんのこと、一般読者をも大いに魅了して、「グリアとはなにか

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    2018年07月05日
  • カラー図解 アメリカ版 大学地球科学の教科書 固体地球編(上)プレートテクトニクス・鉱物と岩石・火成岩・火山

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    アメリカの大学の講義で使われている教科書を再構成した4巻の内の第1冊目。
    プレートテクトニクス理論を中心に地球システム、鉱物や岩石、火山についてカラー図解や写真をふんだんに使用し、大変分かりやすく解説されており、とても理解が深まる1冊。

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    2025年12月04日
  • そのアプリが危ない プライバシーと法の穴

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    アプリの危険性について書かれていました。
    主に米国の事例でしたが、参考になりました。

    医師や会計士は守秘義務等があるが、アプリの会社にはそのような義務はいっさいないとのこと。

    巻末付録に対策のヒントになることも書かれていました。

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    2025年10月04日
  • もうひとつの脳 ニューロンを支配する陰の主役「グリア細胞」

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    これは面白い!
    なんて脳はこんなにも複雑なんだろう。どうやってこんな機能が備わったのだろう。不思議でならない。
    講談社ブルーバックスで500ページを超える分厚い本。2018年に刊行された本を今、読み終わった。時間がかかった。

    脳の8割以上を占める謎の細胞「グリア」の正体に迫る。
    そもそもグリア細胞って何だ?
    ニューロンとかシナプスという言葉は聞いたことがあるが、アストロサイトとはオリゴデンドロサイトとか単語になじみがない!
    しかし、読み進めていくうちに、要するに、グリア細胞は意識や感情、情緒に関する機能を司るものであるというイメージがつかめる。
    これまでグリア細胞は、電気活動を行うニューロン

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    2025年01月22日
  • カラー図解 アメリカ版 新・大学生物学の教科書 第2巻 分子遺伝学

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    分冊であるが、①の細胞生物学への図の参照があることから、①の続きであることが理解される。したがって、①②③と順番に読んでいくのがよいであろう。

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    2022年07月24日
  • 裏切り者

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    読み進めるのがとても苦しいのに止められなかった

    これ程までに苦しめられ続けていつつも愛していると思ってもいる。彼女は常に気持ちがブランコのように揺れ続け、悩み続け、そして苦しみ続けている

    このような人生はどれだけ頭で想像しても現実とはレベルが違うんだろうなと思うと、なんとも複雑な気持ちになってしまう

    自分はたまたま違ったが、もし自分の人生が見えない鎖でがんじがらめになってると感じている人には読んでみて欲しい。と思える自分は幸せを感じるべきなのだろうか、という銃を突きつけられてる感覚が背後に貼り付いたような気持ち悪さに支配されつつある

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    2022年01月21日
  • カラー図解 アメリカ版 新・大学生物学の教科書 第1巻 細胞生物学

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    だいぶ程度が高いと思われる。さらに化学式が非常に多く、単に生物学の知識だけでは読み切れないものがある。
     しかし、現在の生物学の進展を知るにはいい本であると思われる。

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    2021年12月08日
  • もうひとつの脳 ニューロンを支配する陰の主役「グリア細胞」

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    ブルーバックス

    脳の不思議さ、面白さを伝えた本。脳の不思議さ、面白さは 人間の不思議さ、面白さだと思う

    「脳の中心はニューロン」とする従来の説を批判し、「グリア細胞(もう一つの脳)が脳の中心」とする説を展開。

    「グリアは 脳の健康と病気の拠点」
    グリア細胞の研究が進めば 認知症、脳腫瘍、脊髄損傷(車椅子)、精神疾患などの治療が進む

    グリア細胞=非神経細胞
    *神経回路を流れる電気活動を感知し、電気活動を制御する
    *ニューロンと違い、シナプスを介して 回路に接続していない
    *グリアは メッセージを脳全体に向けて 広く発信している
    *グリアの数は ニューロンの6倍

    軸索=脳内の無数の微細な

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    2019年05月18日
  • もうひとつの脳 ニューロンを支配する陰の主役「グリア細胞」

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    「もうひとつの脳」R.Douglas Filelds

    脳内には、1,000億個のニューロンがある。

    ニューロンは脳内の全細胞の15%しかない。残りはグリア細胞。

    グリアはシナプスを介して回路に接続されているのではなく、メッセージを脳全体に向けて広く送信している。

    盗まれたアインシュタインの脳は、脳の四領域全てにおいて、一般人に比して、ニューロンの数は同じくらいだが、グリア細胞は二倍近くあった。

    グリア細胞は四種類に大別される。

    シナプスは経験に従って神経系の計算能力と情報処理能力を大きく向上させる。学習が可能。

    人間の記憶はニューロン内部ではなく。シナプスを介したニューロン間の結

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    2018年09月11日
  • もうひとつの脳 ニューロンを支配する陰の主役「グリア細胞」

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    脳神経科学では、これまでニューロンにのみ焦点が当たっていたが、実はグリア細胞にも脳の重要な機能があるという説。

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    2024年09月08日
  • 裏切り者

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    とても真実とは思えない内容だ、まるで
    映画のマフィア物をも凌駕する現実の殺人、脅迫
    人心支配。
    それが家族内で行われ、実父の家族への
    虐待と支配、それをもっと最悪にした実兄の
    犯罪絡みの恫喝、脅迫、それを証言しようとした
    妹達への暗殺計画が刑務所内から決行
    され様とした真実。
    何十年にも渡って、家族を支配した極悪非道な
    兄に支配し続けられた妹の兄に対しての
    裏切り行為への罪悪感と揺れる兄妹愛の
    狭間で何度も証言をするか、しないかで揺れる心情
    は、恐怖支配された人間にしか分からない
    心情なのだと思う。

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    2022年05月05日
  • もうひとつの脳 ニューロンを支配する陰の主役「グリア細胞」

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    主旨にだいぶ偏りもあるが、グリアについて新しい見方ができる。
    ただ、客観的に考えてもグリアの働きが詳細に記載されており、その点が良い。

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    2020年04月30日