ペス山ポピーのレビュー一覧

女の体をゆるすまで【単話】 5

ペス山ポピー

[pinay]

歴史の動きを感じる

ほんの数年前まで、人権がなかった部分があった女性。今もまだまだ、と思う部分がある。時代は確実に動き、たくさんの声や運動のおかげで少しずつ獲得していってるけど、過去、どれほどたくさんの女性たちが泣き寝入りをさせられてきたのだろう。もっともっと、いやなことはイヤ、という当たり前が通る世の中にしないとね。

＃泣ける ＃感動する ＃共感する

女の体をゆるすまで【単話】 4

ペス山ポピー

[pinay]

素晴らしい出会い

まずは自分のことに向き合う勇気、本当にすごい、素晴らしい。そして、一歩踏み出す時に出会うチル林さんという素敵なサポーター（編集者）。人はいつからでも再生できる、という夢のある始まり。

＃アツい ＃泣ける ＃共感する

女の体をゆるすまで【単話】 3

ペス山ポピー

[pinay]

つらかったね…

性的なことって、同じ状況や同じ言葉でも、受ける側によってダメージが違う（だからセクハラとかって難しいんだよね、だって関係性の暴力は人それぞれの関係の濃さで変わるから）。だから他人ができることって、寄り添い、味方だよ、って信じ続けることくらいなんだよな～。

＃泣ける ＃共感する

女の体をゆるすまで 上

ペス山ポピー

荻上チキさんのラジオでペス山さんとチル林さんが出演されていたのがきっかけで知りました。

トランスジェンダー、性被害、そんなキーワードからどちらも経験のない自分が興味本位で読むべき本か迷っていましたが、作者さんが『すべての人に読んで欲しい』と発言されていたので背中を押されました。

言葉でうまく表現できませんが、この本は自分にとってとても大切な”体験”になりました。作者さんと同じくすべての人に読んで欲しい、その思いをこめて星5です。

女の体をゆるすまで 上

ペス山ポピー

作者が傷つきながら自分らしさを受け入れていく過程が赤裸々に綴られているエッセイ漫画。
子どものころから自分の「女」である体とどちらかというと「男」よりの性自認によって、友だちとの距離感に悩んだり、大人たちや同級生たちの「男らしさ・女らしさ」に違和感を覚えたり。
「女」だからセクハラや性被害に遭うことに強い嫌悪感を拭えなかったり。
そんな作者が過去を振り返りつつ自分の体を受け入れて行き、周りの人にも心を寄せていく過程は、あまりに生々しく読んでいるこちらにも痛みが伝わってきた。
そして、いかに男と女に分けられた社会が人を生きづらくさせているかを改めて突きつけられた。
女性たちが日常的に会う性被害についても、やはり異常であること、でも声を挙げてきた女性たちがいるからこそ、セクハラや性暴力が以前よりも許されない社会になりつつあることが痛感できて、とても励まされた。
自身の傷をえぐりながらこのエッセイを描いてくれた作者に感謝です。

実録 泣くまでボコられてはじめて恋に落ちました。 2巻（完）

ペス山ポピー

[og]

とても苦しい

私は昔は性別問わず恋人を泣かせることが好きでした。そこから色々性的趣向を身に付けて 自分のなかでこんがらがって どうしようもないと思ってきました。他の人の葛藤を中々見ることが出来ないから。ほんの偶然にネットで見掛けたこの本に出会えてよかったです。素敵な恋でした

実録 泣くまでボコられてはじめて恋に落ちました。 2巻（完）

ペス山ポピー

[sai_jyumei]

涙が出るほど切なかった

作者がもし心も体も女性だったら、思う存分殴られて彼も納得するまで相手を殴って(あくまでも大怪我しないレベルで)、そしたらずっと幸せだったのではと考えてしまった。
ホテルでプレイのあとにセックスして、もう他の人なんて考えられないくらい凄く仲良しになれたかもしれない、答えはないけれど複雑です。

自分もMで拳で殴られたい願望があり、パートナーに初めて「お腹を拳で殴ってほしい」とカミングアウトすると「暴力は苦手」といわれ気まずくなったかなて思ったけど、セックス中に「殴って」とダメ元で言うと、無言でドカッドカッと腹パンチされ、快楽でたまらない中も相手に申し訳ない気持ちもいっぱいでした。
でもその後は、おねだりしなくてもセックス中にプレイとして無言で何度も腹パンチしてくれるいい関係に。
普段腹筋を鍛えているので、実はいくら殴られても跳ね返してしまうのですが、一回だけ油断し頭が真っ白になるほどのパンチが突き刺さりうずくまると、パートナーが「大丈夫？今柔らかく深く入ったよ」て心配してきました。
この時の一発は今でも忘れられず、相手を安心させる為に「キスしよう」と自分から抱き締め、さらなる愛しさが溢れたのでした。
だから作者の想いとゆれる気持ちが少しだけ分かります。
本来許されない暴力を誰かにお願いをするのは、勇気がいる事で相手の理解はもっと難しく、お互いの信頼関係がないと出来ないので、作者の願望が一つだけ叶った事は救われて良かったと思ったのでした。

実録 泣くまでボコられてはじめて恋に落ちました。 2巻（完）

ペス山ポピー

めっちゃ良かった。
こういうエッセイはタイトルでフィルタリングせざるを得ないけど、もっとたくさんの人が読めばいいのになあーって思う内容でした。
というか、23歳なのに、わたしがわたしを苦しめていると自認したりできるのがすごい。
応援したい。

ボコられたい→それは自分の肉体を壊したいから→女性と見られたくないから
と拗れている部分を描いてくれてよかった。
麻痺してピエロになって誤魔化して
って描いてくれてよかった。
拗れてると思う人はやはり多いんだろうか。
わたし自身は、マゾではないけど
思考の流れ方に共感した。
誤魔化してなんとか生きてる人は多いんだろう。
息苦しい人は多いんだろう。
わたしはそういう人が懸命に生きてるのを読むのが好きだ。わたしという読者の拗れ方は、表出されてないけど、読んで共感してこうして感想を書く程度でも、世の中に懸命に生きている人の生きる余地が生まれるのではないかと淡い期待を抱いているので。

実録 泣くまでボコられてはじめて恋に落ちました。 2巻（完）

ペス山ポピー

[はにゃんこ]

涙無しには読めません。

無料で前に読ませて頂いたのだけど、応援したかったので買いました。
人を好きになることだって奇跡なのに、好きな人に好きになって貰えた幸福感って本当に最強な奇跡だよね。
自分を丸ごと受け入れて、理解し合える人に出会って幸せになってほしい。

実録 泣くまでボコられてはじめて恋に落ちました。 2巻（完）

ペス山ポピー

[あー]

びっくりしました

雑貨屋さんで見かけてなんとなく2巻の表紙が目に留まり、まさかこんな読後感になると思わずに暇潰しにと思って購入しました。
素晴らしかったです。心が揺すぶられて久しぶりに漫画で我慢できずに泣いてしまいました。
文学的だと言われている方がいたのですが、その感覚がわかります。2巻の彼と出会ってからの流れはとても幸せで苦しくて濃厚です。
この作品を通して彼に伝えたかったことが伝われば良い、そして筆者も彼も幸せになって欲しいとそんなことを思いました。
少し身構えてしまうテーマでしたが、彼女自身の自分を否定も肯定もせず受け入れて前向きに生きていこうとする姿勢や、誰かのせいにしたり責めたりしない人間性、
このお話自体をただ悲劇として書こうとしているわけではないところが読みやすい作品となっている要因かなと思います。
万人にお勧め出来ない内容かもしれませんが、是非色んな方に読んで欲しいです。

実録 泣くまでボコられてはじめて恋に落ちました。 2巻（完）

ペス山ポピー

[丸地里奈]

すごい漫画です

今まで漫画でこんなに泣いたことありませんでした。本当に出会えてよかった。作者の方の情動というか息遣いや人生生き様がとても伝わってきました。初恋は切なくも美しく、とても複雑で繊細でした。本当に出会えてよかったです。ありがとうございました。

女の体をゆるすまで【単話】 6

ペス山ポピー

[pinay]

スカートめくりも暴力ですけど？

ここに出てくる先生、いたいたこういう一見悪くない人。でも、もちろん時代がそうだったとはいえ、スカートめくりも暴力なんだよ！　気がつけよ！　こんなやつらに教わって再選産されていく感性が怖いんだよ！

＃じれったい ＃共感する ＃泣ける

女の体をゆるすまで【単話】 2

ペス山ポピー

[pinay]

吐き気がするX氏

こんな思い出したくないほどのひどい状況、書いてくださる勇気、心が苦しくなります。ただただX氏のクソさ加減が怒りバクハツ。ちんこ刻まれて血みどろで死んでほしくなる、こういう男。

女の体をゆるすまで【単話】 1

ペス山ポピー

[pinay]

離れる選択肢を！

本当につらかったのを、忙しくて考えられなくなっていく中で、自分を鈍感にしてやり過ごすしかなかったんだろうなぁ、とは思うけど。いやなところからは離れる、居続けなくていい、理不尽さに怒っていい、という選択肢を、世の女性はもっと持たないと、といつも思う。あー、ここに出てくる漫画家X氏、吐き気がするほど最悪クソ野郎。

女の体をゆるすまで 上

ペス山ポピー

自分の性別に疑問を持つ作者が、女の体だからこそ受けた過去のセクハラと葛藤し、過去から今までを漫画にするというストーリー。

セクハラの痛みを砂利道に例えた場面で、性自認の違いによって（もちろん個人の性格の違いでも）セクハラに対する痛みが違うことを理解することができた。
結局その人の痛みはその人にしか分からなくて、自分で自分をゆるすことが必要なのではと考えさせられた。
だからといってセクハラ自体は許されることではない。
どんな人にでも読んでほしい本だと思いました。

女の体をゆるすまで 上

ペス山ポピー

結局のところ、自分以外の誰の「当事者」にもなれないのだ、私たちは。
だから、同じような出来事に対して、「そんなことで傷つくの？」とも
「もっと怒ればいいのに！」とも、言う権利はない。
だから、自分以外の人の、いろんな体験、反応、そういったものをフラットに受け止めたい。
本を読むことで、自分一人の人生では、想像もできなかったようなことに向き合う経験ができる。
多様性、は、認めること、というより、知ること、なのかもしれない。

女の体をゆるすまで 上

ペス山ポピー

[rippe]

読んでいて苦しくなった。著者のような経験はしたことがないが、他人事とは思えない。試し読みしたけど良かったので買ってみるつもり。

実録 泣くまでボコられてはじめて恋に落ちました。 1巻【電子限定特典付き】

ペス山ポピー

[なつこ]

自分とは違う視点がおもしろい

筆者はすごく珍しい性的指向の持ち主だけど、それがとても丁寧に書かれているので、理解できるし、自分と全く違うんだけど、共感もできる。
おそらく、誰しも生きづらさを抱えているから筆者に共感できるのだと思う。

実録 泣くまでボコられてはじめて恋に落ちました。 1巻【電子限定特典付き】

ペス山ポピー

暴力を受けることに性的な興奮を覚える著者によるドキュメンタリー。自分の性的な趣向について分析しつつ、向き合おうとあがく様子が描かれています。テーマがテーマなので拒否感がある人もいるかも知れないが、マンガのタッチとしては軽めでコミカルな表現が多いので読みやすいかと思います。

思春期のころ人間関係の作り方が上手くなく、鬱屈していた時期には自分自身も暴力的な妄想に浸ることが多かったことを思い出しました。このような話しにくい内容について読むことができることがありがたい。

実録 泣くまでボコられてはじめて恋に落ちました。 1巻【電子限定特典付き】

ペス山ポピー

レズ風俗に行ってきたレポの人と絵や描き方が似てるし、本屋でも一緒に置いてあったけど、また別の人なんだな。
世の中、性別もいっぱいあるけど、性癖も千差満別なのね。私もマゾヒスト。でも、周りがドン引きするから、あまり言えないけど。
作者さん、いろんな意味でがんばってね。応援してるんで、死なないように。