高田在子のレビュー一覧

  • はなの味ごよみ

    Posted by ブクログ

    突然いなくなってしまった夫・良太を探すために鎌倉から江戸へやってきたはな。だが疲労と空腹で往来で倒れてしまう。
    小石川療養所へ運ばれたものの病気ではないため帰れと言われたところを御薬園同心・岡田弥一郎の伝手で一膳飯屋<喜楽屋>で住み込みにて働かせて貰えることに。
    一人で店を切り盛りしていた女将おせいと共に客たちとも打ち解けて行くのだが…。


    表紙のはなのイラストイメージだと随分と可憐な娘のようだが、読んでみての印象はかなり違う。
    三十手前の、当時で言えば女年増、背が高く、太っているわけではなさそうだが農作業で鍛えられた体はガッチリしていそうで、何よりも大食い。そこがこの年までなかなか嫁の貰い

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    2020年01月28日