あらすじ
お江戸日本橋に、ちょっとワケありな旅籠が誕生!?
料理屋「夕凪亭」の娘ちはるは、雇われ人の裏切りで両親と店を失い、長屋でひとり借金苦に喘いでいた。そこに元火付盗賊改の工藤怜治が現れ、借金を清算してしまうと、日本橋室町に新しくできた旅籠「朝日屋」を手伝うようちはるに迫るが、ちはるには素直に頷けない事情があり……。
お腹も心も満たされる「朝日屋」の物語、ここに開店!
●主要登場人物●
ちはる――17歳。いまはなき料理屋「夕凪亭」の一人娘
工藤怜治――28歳。朝日屋の主。元は腕利きの火付盗賊改で熱血漢
慎介――54歳。朝日屋の料理人頭。朝日屋の前身である料理屋「福籠屋」の主で、料理の腕前はピカイチだったが……
たまお――31歳。水茶屋の茶汲み女。外見はおっとりしているが、客あしらいがうまい。過去に悲惨な事件を経験している
綾人――16歳。乙姫一座の女形。かつての奉公先で事件に遭い、怜治に救われた過去を持つ
慈照――27歳。眉目秀麗な「天龍寺」の住職。幼い頃からちはるに目をかけている。甘党
柿崎詩門――24歳。火付盗賊改で、怜治の元同僚。怜治と違い、品のいい優男だが有能
感情タグBEST3
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合う。読んで良いものでした、前から気にはなってて料理だけかと思ってて、出会いからそれぞれの傷からちゃんと描かれてるもの。れいじに助けられて次の日にもうタメ口。酔った時のうるせえ〜が素敵でした。一休さんでは新右ヱ門に義満に一休さんにさよちゃんが基本だけど、総出演した時の満腹感、ここもあったね、遠くから慈照が見てて頷いての所がねえ。野次馬と受け答えして上手いこと返してってあるけど、江戸時代はこんな風だったの?鍛えられるかも。あとちはるの力の匂いが意外と出てこないね、お題の長さが謎だったが、これでいいって事。
Posted by ブクログ
美味しそうな料理が目に浮かび、読んでいるとお腹がすいてくる(:3_ヽ)_
パリパリの包み揚げたまらんです。
自身も辛い過去を持つ主人公のちはるが、怜治や慎介と奮闘する旅籠屋が舞台のストーリー。
私には設定説明がやや長く感じ、果たしてこの本1冊でちゃんと区切りがつくのか?と思うくらいでした。
第4話のようなお話が沢山読みたいです。
Posted by ブクログ
従業員は他の店から引き抜き2人、ちはるは借金を背負わされるが、玲治に助けられ知らぬまま「朝日屋」に来た板前は元ヤクザ、そんなわけ有り人たちがこの訳あり旅館「朝日屋」を支える、オープンしたが、客がさっぱり街のいろいろな噂で、ここの主は玲治 魚釣りが好きだが、腕はよく分からない.料理は一流少しずつ顧客が入ってくるようになりつつある。
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お江戸日本橋の旅籠、朝日屋の物語。老舗の旅籠ではなく、元火盗改の怜治が主人となり開いた訳あり旅籠。そこで働く女料理人・ちはるが、主人公。料理、時代モノと言えば、名作『澪つくし献立帖』だが、それと比べるとややガサツな感じ。まあお手軽に読めて良かったかな。
Posted by ブクログ
騙されて両親の店を奪われ1人になってしまった ちはる。借金を肩代わりしてくれた元火付盗賊改の怜治に旅籠「朝日屋」で料理人として働くよう言われる。
朝日屋シリーズ1作目。
ちょっと勝気な主人公の他、辛い目に遭ったところを救い上げるように怜治が集めてきた人達で「朝日屋」を繁盛させていく。
まだまだ駆け出したばかり、という印象の1作目。続きも楽しみ。
Posted by ブクログ
ちょっとどこかで読んだような・・・
とは思う 王道の展開なので
安心して読めます
主人公 ちはるちゃんに
共感できるか ですかね
ちはるちゃんは
どっちかというと
口が悪く 無鉄砲系ですから
そういう主人公が好みの方なら
楽しいお料理時代物だと思います
Posted by ブクログ
2冊目から読んでしまったので、早めに1冊目を読んだ。
主人公含め、朝日屋の関係者は皆んな訳ありの人々。店に嫌がらせを受けて潰されたり、親が殺されていたり、何かしら事情を抱えている。主人役の元盗賊改めの怜治については、その事情が2冊目でも出てこない。主人公のちはるは、その怜治に対して親を助けてくれなかった恨みで、呼び捨てにもしている。言動が可愛い娘とは思えない。前シリーズの「はな」もそうだった。筋は面白いのだが、この違和感が作者の特徴かも知れない。
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1972年生まれ、高田在子さん「ぱりとろ 秋の包み揚げ」、まんぷく旅籠朝日屋シリーズ№1、2020.8発行。客がなかなか入ってこない。呼び込みや振る舞い飯をしながら・・・。「朝日屋」を立ち上げた5人衆です。表紙、たぶん、左から板長の慎介、旭屋の主で元火盗改の工藤怜治、女料理人で主役のちはる、元女形の下足番綾人、仲居は元水茶屋勤務のたまお。まんぷく旅籠になるのは次巻からでしょうか(^-^)
Posted by ブクログ
両親が営んでいた料理屋を騙し取られたちはるは、気落ちした二親を相次いで亡くす。途方にくれていたがひょんなことから知り合った怜治という男に、旅籠「朝日屋」で料理人として働くことを勧められる。料理が出来るならと働き始めるも、出来たばかりの朝日屋には客も来ず、働き手もいないようなところでだった。そんな店でがむしゃらに頑張るちはるの料理人としての成長を描く。
後から加わる同僚達も皆訳ありだが人は良く、頑張って朝日屋を盛り立てていくのが気持ちいい。続編が楽しみな作品。