杉山剛士のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
佐藤優さん。存じ上げてはいましたが、あまり経歴や人となりも知らなくて、著書も読んだことがなかったのですが、何だか面白い方だな、と思いました。他の著書も読んでみようかな。
この本は、別に浦和高校に興味はない、と言う方も読んでみる価値はあるなと思いました。特に、これから高校受験するお子さんのいる親御さんや、(多少理解しにくいかもしれないが)中学生が読むと、色々と勉強になると思いました。
印象に残ったところをいくつか。
・『総合知』
・受験勉強は無駄じゃない
・受験に適正がなくても『良い大学』はある/知名度は低くても学内の教育体制が充実している(上越教育大学・名古屋工業大学・名桜大学など)
・与 -
Posted by ブクログ
著者が、母校である浦和高校で行った講演記録と、校長先生との対談録。
浦和高校といえば、埼玉県下では最もレベルの高い県立の男子校で、公立高校トップクラスの東大合格者数を誇る進学校だが、本書で言う「受験刑務所」というわけではない。周囲の浦高出身者を見ても、学校行事や級友との交友を全力で楽しみ、場合によっては1浪してきっちり有力校に進学するという感じだし、向上心をちゃんと持った人が多い。
受験だけ考えれば特定科目だけ一生懸命やるのが「効率的」なんだろうけど、教養の幅が広い人ほど大学以降の伸びしろがあるように思う。高校生やその保護者向けという感じもあるが、自分がどうやって教養を深めるか、という視点 -
Posted by ブクログ
2019/5/6
ずっと前から気になってた浦和高校について書かれた本。書いてあることにはとても共感できる部分が多かった。自分が浦和高校と似たような高校出身で、浦和高校の内実とかなり共通して重なる部分が多く、現役時代、自分はその高校の仕組みを十分に活かしきることができていなかったんだなと、今更になって考えさせられた。
この本曰く、受験型刑務所学校が増えて、受験産業も大学にこれくらい受かったとか現役合格が、とか大学進学に目的をシフトしていくところが多い中で、学校行事に重きをおく意味、その目的、本当に大切にしていきたい勉強のことなど、この本では教育を手段として考えるのではなく目的として考えることの重 -
Posted by ブクログ
第1章
面白い先生がいっぱいいていいなぁ…。
自分の行った高校は、生徒をイジって(しかもド下手ないじり)笑いを取って人気があるつもりの教師、気に入らない生徒(自分と同じノリではしゃげない生徒)は完全無視といういじめのようなことを平然とする教師、より上位の進学校に行ってる自分の娘と比較して受け持ち生徒をディスる教師など、今思うと腐った高校だったなぁ。
p. 73 「今の日本はなんというか、国中が偏差値教育で疲弊しているような気がします。(中略)役所や会社の中で、ごくごくたまに「自分は東大法学部の出身で、二次試験の数学では4問中3問正解した」などと言うことを同僚に自慢するような人間もいますが -
Posted by ブクログ
佐藤優氏、浦和高校出身なのですよね。
学を積み上げる方法、それは読書を基点にすることなのかと思いますが、その学ぶ分野が、論理の上にリベラルーアーツの幅が広い。
何のために、学ぶのか?
それは人それぞれ答えが違うはずで、その自分自身の軸を持っていないと、こうした書籍はハウツー本のように使われがちなのではないかと思ったりします。
しかし、人生を豊かにするために、自分では思いつかないような分野について触れるには、効率的なのかなと思います。
おススメされていた以下の9冊。「なぜ、これらに目を通すのか?」 真理的なところは外さないようにして、時間があるときに手に取ってみたいです。
1. 実務につ