三浦俊彦のレビュー一覧
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●アートとは常識をぶち壊す工夫
●デザインは人の生活に入り込む、実用的なものであり、アートは人の生活とは切り離されたもので、非実用的なもの
●世俗主義
絵画は宗教普及の為に描かれていたが、17世紀頃から世俗主義が普及し、宗教から離脱した絵画が描かれる
(ex)フェルメール、牛乳を注ぐ女
●表現主義
19世紀、人の主観、感情にフォーカスした作品が出てくる
ロマン主義とほぼ重なる系統
(ex)ドラクロワ、アルジェの女たち
●形式主義
描いた作品そのものに価値がある
現代アートはとても混沌としていて、一方向でも無いし、変化のスピードも早い
抽象絵画
(ex)モンドリアン
●手法中心主義 -
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現代アートを説明する本ってそれぞれの作品や歴史を語るやつが多いけど、根本的なアートや現代アートとは何かが非常にわかりやすく書かれていてよかった。
・アートとは常識をブチ壊す工夫。美は関係ない。不快なものでもいい。アートは高尚であるべきとか社会的価値があるべきとかは嘘。有害なものでもアート多様性の受け皿であり、未来の価値観の芽になるかもしれないもの。大半はゴミだけど、未来に役に立つかもしれないから価値を出して
・アートや哲学は何の役に立つのか?まだよくわからないものに対して考えていくのがアートや哲学。そこから役に立つものが誕生すると、別名のジャンルが与えられ別れていく。哲学から数学・物理学・天 -
購入済み
論理学の楽屋裏
論理記号の効率的な体系について述べられている本では
ありません。論理学の楽屋裏を丁寧な議論で述べた本だと
思って下さい。
記号論理学の記号列の扱いなどは触れていません。
そういう記号列の扱いの本を読んで、どうして
こんな事をするのだろうと思った人が読むといい本
ではないかと思います。 -
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本書は、第?章で記号論理学の基礎を学び、その応用として第?章で、現代科学の基礎的な方法論である『人間原理』を論理学的観点から解説・検討するという構成になっている。
「論理学入門」という書名とは裏腹に、本書の重点は第?章の『人間原理』の論理学的な解説にこそある。第?章もそのために必要な事柄を中心に構成されているので、一般的な論理学の入門書とは切り口の異なる部分が多々ある。特に、『人間原理』の依拠しているいわゆる語用論的背理法の詳細な解説は、類書にない特色として本書の価値を高めている。
しかし、斬新な切り口や類書にない事項の詳細な解説は、入門書が対象とする読者層であるはずの「論理学に触れ -
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ネタバレ娯楽としては左綴じの本はあまり読まないので、読み始めたときは少し驚いた。
この手の本は、内容は興味深くても読みにくく、なかなか先に進まないことが多いが、本書はくだけた書き方でかなり読みやすい。と言っても、中身の文章は文語体だし、内容もしっかりしている。
前半部分は行動学的な内容が続き、実践的な内容となっている。設問に対する解説の部分も行動学ならではの実験結果を示されていることでわかりやすく納得できるものになっている。
それとは反対に後半部分(後ろの20問前後か)は哲学、倫理学的な内容で難しく、解説に反論したくなるものもある。
私としては、クローン人間の部分では、「生殖(受精卵)時にクローンと -
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なんとなく美術館に行って絵を観ることが好きだ。
でも、どうして美術館に行くの?画集を買えば良いんじゃない?と言われたら反論できない気がする。そんな私に丁度良い本だった。
アートは、当たり前のことだが難しい知識なんて必要ない。しかし、ひとつのことばかり観ていると、他のことは絶対に気づくことができないだろう。
つまり、いろんな作品に触れることが大事なんだね。
私は大学生の頃、近代美術館に行ったけれど、何やらよく分からない展示物(印象に残ってるのは、ドアがいっぱいあってそれを開けると便器がある。その様子を別の部屋からモニターで眺めるという作品)がいっぱいだった。
面白かったかと言われればそうでは