三浦俊彦のレビュー一覧
-
●アートとは常識をぶち壊す工夫
●デザインは人の生活に入り込む、実用的なものであり、アートは人の生活とは切り離されたもので、非実用的なもの
●世俗主義
絵画は宗教普及の為に描かれていたが、17世紀頃から世俗主義が普及し、宗教から離脱した絵画が描かれる
(ex)フェルメール、牛乳を注ぐ女
●...続きを読むPosted by ブクログ -
audibleで読みました
私はこの本よりアートを分かりやすく解説した本を知りません
ぶっちゃけ出身大学で対面にて受けた美術系のどの講義よりも、解説が明解で全体像が掴みやすかったです
例で出されているアーティストや作品に関して9割知っている状態でしたので問題ありませんでしたが、audibleだと...続きを読むPosted by ブクログ -
個人的に好きなデュシャンが取り上げられていて、彼の業績についてより深く知ることができました。
ざっくりした流れで美術史を追えるのも良かったです。Posted by ブクログ -
現代アートを説明する本ってそれぞれの作品や歴史を語るやつが多いけど、根本的なアートや現代アートとは何かが非常にわかりやすく書かれていてよかった。
・アートとは常識をブチ壊す工夫。美は関係ない。不快なものでもいい。アートは高尚であるべきとか社会的価値があるべきとかは嘘。有害なものでもアート多様性の受...続きを読むPosted by ブクログ -
このシリーズの数学の本もそうですが、絶妙なタイミングで挟まれる脱力系のイラストは最大の魅力です。
あと改めて思ったのは、素人目線というのを大事にしていて「わかる/わからない」という感覚を、とても実寸大で書いてるなぁ、と。
パラダイム転換の話にある、これからは「本物の価値がなくなる」という見方は新...続きを読むPosted by ブクログ -
問題文を読んでそのままノータイムで解説に突入する読み方をした。過去2作でも然り。それでも読んでいて楽しい。今回は「みんな」がどう考えるかの話が多い。そしてダーウィン進化論も出てくるなどして、数学や論理学に近い他分野の話も多く出てきて、特にジェンダーや東洋西洋の差などは展開が面白かったので、この本の論...続きを読むPosted by ブクログ
-
気分転換に読んでいます。悩んでいる時こそ、こういう論理を突き詰めることを考えていくと、リフレッシュできます。悩みから脳を離したいときなどにオススメです。Posted by ブクログ
-
論理記号の効率的な体系について述べられている本では
ありません。論理学の楽屋裏を丁寧な議論で述べた本だと
思って下さい。
記号論理学の記号列の扱いなどは触れていません。
そういう記号列の扱いの本を読んで、どうして
こんな事をするのだろうと思った人が読むといい本
ではないかと思います。 -
何度読み返しても興奮する。
第Ⅱ章のロジックはなかなか目にすることはない。
人間原理「ここは人間がいることを許す世界である」
と平凡の原理「私は平凡である」を足すと
一般人間原理「ここは人間がいることを許す世界のなかで平凡である」になる。
ここから、地球外に知的生命体はいそうにないとか、宇宙植民...続きを読むPosted by ブクログ -
面白い!でも難しい…特に後半。永井均の反論としてこれは有意義なのかなぁ…?検討が必要かと。
『可能世界の哲学』でもそうだったけれど、ブックガイドが地味に優れていると思う。Posted by ブクログ -
論理学初心者にとっては、入門書と思って読むと、時に難解さに打ちのめされる。後半展開される「人間原理」の概念には、驚嘆の一言。呼んでよかった、と思わせる久々の書である。Posted by ブクログ
-
本書は、第?章で記号論理学の基礎を学び、その応用として第?章で、現代科学の基礎的な方法論である『人間原理』を論理学的観点から解説・検討するという構成になっている。
「論理学入門」という書名とは裏腹に、本書の重点は第?章の『人間原理』の論理学的な解説にこそある。第?章もそのために必要な事柄を中心...続きを読むPosted by ブクログ -
娯楽としては左綴じの本はあまり読まないので、読み始めたときは少し驚いた。
この手の本は、内容は興味深くても読みにくく、なかなか先に進まないことが多いが、本書はくだけた書き方でかなり読みやすい。と言っても、中身の文章は文語体だし、内容もしっかりしている。
前半部分は行動学的な内容が続き、実践的な内容...続きを読むPosted by ブクログ -
なんとなく美術館に行って絵を観ることが好きだ。
でも、どうして美術館に行くの?画集を買えば良いんじゃない?と言われたら反論できない気がする。そんな私に丁度良い本だった。
アートは、当たり前のことだが難しい知識なんて必要ない。しかし、ひとつのことばかり観ていると、他のことは絶対に気づくことができない...続きを読むPosted by ブクログ -
アートは、完全に現実とは離れて楽しめるからこそ面白いし、意味がある!
現実にあるものばかりが存在価値の高いものではない。
見えないところにどれだけ目を向けられるかだ。芸術はそのよいトレーニングにもなっていたんだなぁPosted by ブクログ -
アートってセンスだと思っていたけど、理由が無くて心が動けばアートっていう言葉でもう少し軽く触れられると思う。
感動したと言えば、アートに触れていると言える、Posted by ブクログ -
アートとデザインの違いはとてもわかりやすかったです。
世の中の「実用本位」「能率本位」ということはとてもよくわかります。
自分は常に時間に追われながら、手段と目的の連鎖でゴールが見えない能率第一で生きている感じがしていますが、目的自体の「アート」に触れて「人生の本番」を経験することを意識していきた...続きを読むPosted by ブクログ -
正直現代アートって、あまり興味なくて、面白いとも感じられない人間です。もっと昔の絵画やら彫刻やら遺跡やら世界遺産の街並みやらが好き。ですが、パートナーは現代アート好き。それって何がいいの?と思っている中で、出会ったのがこの本。見方が変わると、視点が変わると、面白い。
現代アート自体を楽しいと思うかは...続きを読むPosted by ブクログ -
ある種の現代アートに、不安感とか不快な気持ちを抱いてしまうことがあって、あんまりいい気持ちでないので避けていたりしたんだけど、アートは既成概念を壊す役割があるからそういう気持ちを与えるものであるほどアート性が高いということを知って、めちゃくちゃ納得した。そうか、気持ち悪い怖いと思っ...続きを読むPosted by ブクログ
-
前半は記号論理学の基本の説明、後半は論理学の人間原理への応用である。高校生の時に一度読んだが再読。今回は後半のみ。
人間原理は元々宇宙物理学の文脈において提唱された。その一般化した主張は、簡単に述べれば次のようなものである。つまり、「私が『私』であること(今が『今』であること、ここが『ここ』であ...続きを読むPosted by ブクログ