渡辺義久のレビュー一覧

  • カリフォルニア独立戦争

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    無敵の爽快アクション炸裂。無敵といってもグレイマンたちと違い、銃撃戦ではなく肉弾戦がメインに展開され、カリフォルニア州の一部を独立させるという陰謀をどう阻止するか。細かいことはうだうだ考えずに一気読み。

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    2024年02月26日
  • カリフォルニア独立戦争

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    文句なく5つ星。
    荒唐無稽なお話が好き。
    表紙のイメージでは特殊部隊出身主人公のガンプレイ一杯の冒険小説と思ったが、ほとんどが肉弾戦と情報戦でありいい意味で裏切られた。
    スーパーマンすぎるのが不満と言えば不満だが、時間を忘れて読めたので良しとする。続編がありそうな結末なので期待して待ちたい。

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    2023年01月03日
  • ガーナに消えた男

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    料理の名前や生活習慣が興味深かった。名前だけでは肌の色や性別がわからないので、こんな感じかな、と想像しながら読むのも面白い。そして主人公とこの人がカップルになるのでは、という予想は外れ、そこは日本人あるあるの未婚の男女は本の中では最後はカップルにならなきゃだめ、という呪縛に囚われていた自分を発見した。 85

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    2022年07月26日
  • ガーナに消えた男

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    最後までページを捲る手が止まらなかった。西アフリカのミステリは初めてだが、ハラハラドキドキの繰り返しで本当に思わぬ掘り出し物で、それも二重に嬉しい。訳者あとがきも興味深かった。華文ミステリもだが、これから益々色んな国のミステリが楽しめると思うとワクワクが止まらない。

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    2022年05月31日
  • 暗殺依存症

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    世界最高の暗殺者マークは、ターゲットも襲い来る敵も、完璧に殺すことを信条としていた。しかし、ある事件をきっかけに暗殺を辞めると決意し、“アサシンズ・アノニマス(AA)”に参加する。AAは「暗殺依存症」患者の団体であり、マークは敬愛する元ヤクザの殺し屋・ケンジとともに不殺の誓いを立てる。しかし、そんな彼を何者かが襲う。すんでのところで相手を殺さずに切り抜けたマークだったが、次々と敵が襲ってくる状況に、ついつい暗殺衝動が再燃してきてしまい…。マークは不殺の誓いを守れるのか!?

    今年初のごきげんなアクション小説。

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    2025年05月19日
  • アベルVSホイト

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    元ロサンゼルス市警のアベル夫妻は、現在私立探偵として日夜活躍していた。未解決事件の犯人捜しを引き受けた彼らは、調査中に激しい妨害に遭遇。それは謎の人物に雇われた殺し屋夫婦、ホイト夫妻による襲撃だった。プロフェッショナル同士の知略を尽くした攻防の幕が切って落とされ……。この事件の裏にはいったいに何が隠されているのか?

    著者の作品を読むのは「老いた男」に続いて2作目。緊迫した展開の中にどこかユーモアが感じられて面白い。

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    2024年08月21日
  • 狼の報復

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    フランスの諜報機関、対外治安総局工作員アレック・ド・パイヤンはシチリアで任務を遂行していた。簡単な任務のはずが大失敗に終わり、あろうことか内通者の疑いをかけられてしまう。疑いが晴れぬままド・パイヤンは生物兵器調査のためパキスタンへ。現地での潜入工作が功を奏し生物兵器開発者に接触するが、ド・パイヤンの正体が暴かれ、決死の脱出を図るはめに…。

    イングリッシュマンの次は原題「フレンチマン」。フランス対外治安総局の工作員だった著者が描くスパイ小説は、堅実な仕上がり。よき家庭人でもあるド・バイヤン、お疲れ様です。

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    2024年08月08日
  • ガーナに消えた男

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    ガーナに滞在してた身からすると、とてもよく取材されていてガーナの土地や文化を懐かしく思うことができる良作品だった。

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    2022年07月31日
  • ガーナに消えた男

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    エキゾチックな雰囲気はしっかりある。さらに呪術師が事件と絡んでくると尚更アフリカ感は増す。探偵エマも好感が持てる。

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    2022年07月02日
  • ガーナに消えた男

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    著者はガーナ系アメリカ人、原本は英語。
    先日の『アンチ』みたく翻訳者が現地の言葉や事情に明るい訳ではないので、ほぼガーナ初心者の渡辺氏(翻訳者)と手を携え踏み込んでいく感覚だった。

    エマ(主人公)自らが私立探偵の職を見つけた訳ではなく前職の任を解かれた理由も大変悔しいものだったから、このまま話を進めて良いのかと難色を示していた。探偵業に就いて以降はまるで天職と思わせる仕事ぶり。新人探偵が事件の最奥部にまで迫るのは度が過ぎるのでは?って気もしたが、最後は逆転まで決めてまさに怪我の功名。(持って行き方はいささか唐突だったが汗)

    「消えた男」と言うのはエマ達に捜索依頼をしてきたアメリカ人デレクの

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    2022年06月09日
  • 老いた男

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    どこかで信頼できる書評家が推奨していた。百戦錬磨の元特殊部隊工作員が35年ぶりに国から追われる立場になり逃亡する物語。シンプルなんだけど、ちゃんと飽きない工夫が素晴らしい。主人公がスーパーマン的に強いのはアレとして、飼い犬とか一緒に逃避行することになる彼女とか、彼を追う立場のはずが途中から味方になってしまう魅力的な青年工作員とか。話が荒唐無稽であっても登場人物とか場所とか物とか細かいディテールがしっかりと組み立てられ描かれていれば、ストーリーは立体的に動き出すものだなぁ、とあらためて感心。

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    2021年10月27日
  • 老いた男

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    任務中にアメリカ政府と対立した工作員が行方をくらませて三十五年が経った。妻を亡くし、今はイヌたちと静かに過ごす彼だったが、何者かの襲撃でその平穏は破られる。男は敵を倒し、名前を変えて逃走するものの、更なる追跡の手が迫る……。なぜ今になって攻撃が始まったのか。事態の裏に潜むのは一体――? エドガー賞受賞作家による、州を越えて国を跨ぐ老境の男の逃亡生活を描いた冒険アクション小説。

    どこが老いた男なのか。若々しい活躍が楽しめる。

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    2021年03月21日
  • 老いた男

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    ネタバレ

    過去を隠し政府から逃れて生活している特殊工作員が、過去からの追跡者が近づいていることに気づき、再び逃走を開始するとともに、新たな人間関係を作り、追跡してくる敵と原因との対決に向かう物語。
    迫り来る敵との緊迫した追跡劇、反撃のアクション、交流する人たちとの愛憎劇。
    映画にしたら面白い!と思いながら一気に読んだ。
    ただ今までの詳細な心理描写や人間関係の物語はなんだったんだというくらい、ラストが淡々と締め括られている。
    逃走することになった原因は無くなったが潜伏生活は、引き続きしているというニュアンスだが、小説中に関係した人たちとの結末が分からず終い。
    大団円という感じではないのが残念であり物足りな

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    2020年12月02日
  • 暗殺依存症

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    殺し屋のマークは、ある事件をきっかけに業界から足を洗い、暗殺依存症に苦しむ人々の集会に参加して「もう二度と殺人はしない」と誓うが、殺人をせず1年が経過するという記念日の直前に、殺し屋の襲撃を受けて腹をナイフで刺される…というアクション小説。
    なんとか「不殺の誓い」を破らずに事態を収められるか? というのがストーリーの主眼で、襲撃してきた殺し屋の正体や依頼主を探りながら、子猫とモグリの闇医者とを連れて逃亡生活をする。
    「かつての自分の組織に殴り込みに行く」とか「味方と思っていたら敵だった」とか「敵の黒幕は意外な人物だった」とか、よくあるパターンだと言えなくもないが、結末への話の流れがキレイで楽し

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    2025年06月09日
  • ガーナに消えた男

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    2023.3 小説としては悪くないけれど、いかんせん文章や表現力が雑。原作の問題なのか訳の問題なのか。

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    2023年03月31日
  • 追跡不能

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    あらすじを読んで面白そうかなと思ったけど、そうでもなかった。自分は時々「昭和は味があった」など、やたら持ち上げると時があるが、いい面ばっかでなくて、暗黒面もきっちりあって、その雰囲気が、行ったことのない国の、経験したことのない共産主義のどんよりとした雰囲気と似ているような気がして、勝手にノスタルジーを感じてしまう。カリチン(主要人物)は結構そういうどんより(地下道路のドブ臭い感じ?)とした感じがロマンというのか、良かった。かな?

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    2022年03月03日