渡辺義久のレビュー一覧

  • 暗殺依存症

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    ネタバレ

    人殺しには依存要素があり、依存症から脱却するための自助組織があって、皆で助け合って断殺(人)?を継続させる…。アルコール依存症におけるAAのような団体に所属する元凄腕の暗殺者を主人公にした物語。

    ちょっとしたイロモノかと思ったら、破天荒な部分もありながら伏線回収も含めてしっかりとしたストーリーで、アクションシーンも猛烈に面白い。スタイリッシュでカッコいい場面も多く、これは意外な掘り出し物。

    主人公マークには、依存症をすっきりと断ち切って欲しいので、続編は読みたくないような読みたいような…。

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    2026年09月17日
  • カリフォルニア独立戦争

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    無敵の爽快アクション炸裂。無敵といってもグレイマンたちと違い、銃撃戦ではなく肉弾戦がメインに展開され、カリフォルニア州の一部を独立させるという陰謀をどう阻止するか。細かいことはうだうだ考えずに一気読み。

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    2024年02月26日
  • カリフォルニア独立戦争

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    文句なく5つ星。
    荒唐無稽なお話が好き。
    表紙のイメージでは特殊部隊出身主人公のガンプレイ一杯の冒険小説と思ったが、ほとんどが肉弾戦と情報戦でありいい意味で裏切られた。
    スーパーマンすぎるのが不満と言えば不満だが、時間を忘れて読めたので良しとする。続編がありそうな結末なので期待して待ちたい。

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    2023年01月03日
  • ガーナに消えた男

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    料理の名前や生活習慣が興味深かった。名前だけでは肌の色や性別がわからないので、こんな感じかな、と想像しながら読むのも面白い。そして主人公とこの人がカップルになるのでは、という予想は外れ、そこは日本人あるあるの未婚の男女は本の中では最後はカップルにならなきゃだめ、という呪縛に囚われていた自分を発見した。 85

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    2022年07月26日
  • ガーナに消えた男

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    最後までページを捲る手が止まらなかった。西アフリカのミステリは初めてだが、ハラハラドキドキの繰り返しで本当に思わぬ掘り出し物で、それも二重に嬉しい。訳者あとがきも興味深かった。華文ミステリもだが、これから益々色んな国のミステリが楽しめると思うとワクワクが止まらない。

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    2022年05月31日
  • 魔の道

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    犯罪とホラー、国境独特のノワール
    海外小説特有なのか、早川選書特有なのか、心象・情景描写が、ああこういうのあったなあと感じさせてくれる

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    2026年09月28日
  • 魔の道

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    血と暴力にまみれた犯罪小説。
    現実と妄想が入り混じり、さらにオカルト要素もふんだん。めちゃくちゃでドロドロ。
    孫の身体を少しずつ切り取り、呪術の道具にしている老婆が怖かった。
    ところどころ書体が違う部分があるのはなんでだろうと思ったら、原書で英語ではなくスペイン語で書かれている部分を表現しているもよう。

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    2026年07月18日
  • 暗殺依存症

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    ネタバレ

    いい意味で予想を裏切ってくれた。
    好きなやつだった。

    殺し屋の物語というのは何故かどこか惹かれるものがある。
    伊坂幸太郎さんの殺し屋シリーズ、ウィンズロウの『フランキー・マシーンの冬』、ネスボの『その雪と血を』、キングの『ビリー・サマーズ』。。。
    考え上げればまだまだ出てくる気がするがどれも好きなやつばかりだと気付く。

    たぶん、どこかネジが外れているような冷酷さを秘めつつ、人の命を奪うような罪に身を染めつつ、それでも心に一本通った芯があり、自分なりの正しさを頑なに守るような生き様にむしろ尊さを感じるからだろう。
    とは言え殺し屋。冷静になれば、エンタメ向き要素をうまく料理した都合の良い美化でしかないという見方も首をもたげる。
    それでも、それでもやっぱりこのテーマは面白いのだ。

    AAと言えば通常はアルコホーリクス・アノニマスのことで、アルコール依存症の人達が集い互いに支え合い立ち直ろうとする自助グループのことだが、本書ではアサシンズ(暗殺者)・アノニマス。殺しの請け負いに従事してきた者達が、その道から脱したいと望み集まる。

    主人公マークは最後に人を殺めてから間もなく一年を迎えようとしている。
    かつての通り名は「ペイル・ホース(蒼ざめた馬」。ヨハネの黙示録に出てくる死を象徴する馬。
    界隈の人間であればその名を聞くだけで恐れをなし、非礼を詫び、ひれ伏すほどの伝説級の人物。

    ある日のAAのミーティング後、正体の知れない刺客に襲われる。
    本気を出せばまた違った結果になっただろうが″殺せない″ハンディキャップがあるため、不覚にも大きな痛手を追ってしまう。
    誰がなんのために襲ってきた?
    なぜマークは殺し屋を辞めたいと思うようになった?
    最後に人を殺した一年前に何があった?

    たぶん3つの疑問は収斂してくるんでしょう。
    その予感は最初からありつつも一足飛びには語られず、過去と現在を行きつ戻りつしながら徐々に分かってくる登場人物達の関係性やマークの頭の中。この語りの構成が巧くて面白かった。
    立ちはだかる行手を阻む者とのアクション、真相を探るための追いつ追われつの行動譚、会話のバランスも良く、特にマークのしばしば目覚めそうになるかつての″力″を用いたときの全能感とそれを制御しようとする改心した者の葛藤の部分が、単なる足を洗ったかつての強者というわけでもなく、有終の美を飾るべく最後の一仕事をやり遂げんとする隠匿者と言うわけでもない、新しいタイプの脱殺し屋譚と感じた。

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    2026年06月27日
  • 魔の道

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    現金輸送車の襲撃で一攫千金を狙え… 血なまぐさいサイコホラーな要素がヒタヒタと染み渡るクライムサスペンス

    ■あらすじ
    白血病の幼い娘、アニータのために稼がなければならなかったマリオは、悪友のブライアンから違法な仕事を紹介してもらう。なんとか医療費を支払い続けるも、アニータは遂に帰らぬ人となってしまう。さらに妻メリッサとも仲たがいしてしまい、自宅から出て行ってしまった。

    自暴自棄になりながらも、まともに生きたいマリオに、大きな仕事がもちかけられる。それは麻薬カルテルの現金輸送車を襲うというもので…

    ■きっと読みたくなるレビュー
    テキサスとメキシコを舞台に、経済的に困窮した若者たちがぼろ儲けを企てる犯罪小説。さらに中盤以降は、 血なまぐさいサイコホラーな要素もヒタヒタと染み渡るという… キモ恐ろしい世界観も体験できます。

    とにかく作品全体から漂ってくる退廃的な空気、もう絶望しかないの。カネ、カネ、カネ。とにかくカネに恵まれない男たち。現実を受け入れらずにドラッグに溺れ、泥沼の人生を歩んでいる。もうこうなるとカネに綺麗も汚いもない、反社会的な世界にどっぷりつかり、命をも危険にさらす仕事をせざるを得ないのです。

    中南米のカルテルは恐ろしいとは聞き及んでいるけど、こんなにも生々しく書かれた犯罪描写はあまりない。血なまぐさい表現や、とてもじゃないけど映像化されたら目視できないようなシーンも多い。胃の奥がしくしくと縮んでしまいそうなんです。

    本作メインの登場人物は3名、腐った社会で何とか生きのびている男たちです。

    ・幼い娘を難病で亡くし、妻に暴力をふるってしまい家を出て行かれたマリオ
    ・マリオの元同僚であり、闇の仕事を斡旋しているブライアン
    ・麻薬カルテルの運転手で、現金輸送車襲撃を計画するフアンカ

    マリオとブライアンは可哀想な境遇であり、世の中や敵に牙をむいている。しかし彼らはどこまでも弱く、負け続けてきた人間。おそらくは幸せな人生を送れないと想像がつくような人物。対してフアンカはキレてるのよ… 何がヤバいって、神だの悪魔だのソレ系ですよ。

    ストーリー自体は比較的シンプルで、この3人が現金輸送車を襲うまでが描かれてゆく。襲撃の準備をするにあたり、カルテルの卑劣さと悪逆な行為を見せつけられるのですが、さらにはあり得ないスプラッタホラーも味わうことになるのです。

    果たして現金輸送車の襲撃は成功するのか? そして終わった後、彼らは何が得られたのか? 愛する家族のために、犯罪に手を染めた男に幸せは訪れるのでしょうか。

    ■ぜっさん推しポイント
    神や悪魔に欲望を人間の欲望を押し付けると、どんなことになってしまうのか。痛いほど良くわかるお話でしたね。終盤の疑心暗鬼にかられる3人が、あまりに醜くてマジ反吐が出そうになった…

    しかしこれが人間であって真理でもある。本作に出てきた異形も、人間の業なだけのような気がしました。

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    2026年06月24日
  • シベリアをおれの手に

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    まず実話を基にした事に驚いた。どの部分をみても、「やばい」と「嘘っ」としか浮かばなかったから。ひとつ、訳のせいなのか時折読みにくい部分があったが、最後まで読んだ方のご褒美かな?兎に角映像化を期待してる。

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    2026年03月28日
  • シベリアをおれの手に

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    ネタバレ

    ソ連の国営会社民営化に係る実話に基づくサスペンス。
    ソ連崩壊直後、国営エネルギー会社の株式引換証券が関係住民に配られる。その証券を買い集め、会社の株式を入手しようとシベリアをウラルから沿海州まで駆け巡る。当然エネルギー会社は暴力を含む妨害をし、証券のオークション会場はシベリアの辺鄙な田舎町に変更され戦車で妨害、ロシアマフィアも絡み、命がけの買い回り。

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    2026年02月22日
  • 暗殺依存症

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    世界最高の暗殺者マークは、ターゲットも襲い来る敵も、完璧に殺すことを信条としていた。しかし、ある事件をきっかけに暗殺を辞めると決意し、“アサシンズ・アノニマス(AA)”に参加する。AAは「暗殺依存症」患者の団体であり、マークは敬愛する元ヤクザの殺し屋・ケンジとともに不殺の誓いを立てる。しかし、そんな彼を何者かが襲う。すんでのところで相手を殺さずに切り抜けたマークだったが、次々と敵が襲ってくる状況に、ついつい暗殺衝動が再燃してきてしまい…。マークは不殺の誓いを守れるのか!?

    今年初のごきげんなアクション小説。

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    2025年05月19日
  • アベルVSホイト

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    元ロサンゼルス市警のアベル夫妻は、現在私立探偵として日夜活躍していた。未解決事件の犯人捜しを引き受けた彼らは、調査中に激しい妨害に遭遇。それは謎の人物に雇われた殺し屋夫婦、ホイト夫妻による襲撃だった。プロフェッショナル同士の知略を尽くした攻防の幕が切って落とされ……。この事件の裏にはいったいに何が隠されているのか?

    著者の作品を読むのは「老いた男」に続いて2作目。緊迫した展開の中にどこかユーモアが感じられて面白い。

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    2024年08月21日
  • 狼の報復

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    フランスの諜報機関、対外治安総局工作員アレック・ド・パイヤンはシチリアで任務を遂行していた。簡単な任務のはずが大失敗に終わり、あろうことか内通者の疑いをかけられてしまう。疑いが晴れぬままド・パイヤンは生物兵器調査のためパキスタンへ。現地での潜入工作が功を奏し生物兵器開発者に接触するが、ド・パイヤンの正体が暴かれ、決死の脱出を図るはめに…。

    イングリッシュマンの次は原題「フレンチマン」。フランス対外治安総局の工作員だった著者が描くスパイ小説は、堅実な仕上がり。よき家庭人でもあるド・バイヤン、お疲れ様です。

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    2024年08月08日
  • ガーナに消えた男

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    ガーナに滞在してた身からすると、とてもよく取材されていてガーナの土地や文化を懐かしく思うことができる良作品だった。

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    2022年07月31日
  • ガーナに消えた男

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    エキゾチックな雰囲気はしっかりある。さらに呪術師が事件と絡んでくると尚更アフリカ感は増す。探偵エマも好感が持てる。

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    2022年07月02日
  • ガーナに消えた男

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    著者はガーナ系アメリカ人、原本は英語。
    先日の『アンチ』みたく翻訳者が現地の言葉や事情に明るい訳ではないので、ほぼガーナ初心者の渡辺氏(翻訳者)と手を携え踏み込んでいく感覚だった。

    エマ(主人公)自らが私立探偵の職を見つけた訳ではなく前職の任を解かれた理由も大変悔しいものだったから、このまま話を進めて良いのかと難色を示していた。探偵業に就いて以降はまるで天職と思わせる仕事ぶり。新人探偵が事件の最奥部にまで迫るのは度が過ぎるのでは?って気もしたが、最後は逆転まで決めてまさに怪我の功名。(持って行き方はいささか唐突だったが汗)

    「消えた男」と言うのはエマ達に捜索依頼をしてきたアメリカ人デレクの父、ゴードンの事。(オフィシャルに出ているあらすじを読んでしまえば分かる事なので、ここは暴露しとく笑) 恋愛詐欺の被害に遭い真相を探るべく思い切ってガーナに乗り込むゴードンを、読者もさぞ全力で止めたくなっただろう。
    自分はゴードンをクリント・イーストウッド氏と重ねていた。(勝手なイメージになるのをご容赦願いたいが)正義感の強い、昔ながらのアメリカ人男性だと思う。
    少しでも往時のガーナを取り戻したい。
    ガーナまで行ったのは、家族のルーツや過去の訪問で思い入れが強かったのが一番だろうけど、悪事を働いた者を白日の下に晒さねば、という使命感を消せなかったのも大きかったはず…

    本作で一番興味深かったのは、土着信仰の呪術だ。「サカワ」と呼ばれるIT詐欺集団が詐欺を働く際、上手く運ぶよう呪術師の力を借りる。ノンフィクション、つまり現実にもサカワや彼らの仕事に欠かせない呪術は存在するらしい。
    本だから当然その姿を文章から想像するしかないのだが、にわかには信じられずにいた。(かと言って、そのおぞましい儀式について調べる勇気もなかったけど汗)
    "自称"純度100%の文系人間でも呪術(わが国で言えば藁人形とか?)を信じ、その力を借りようとする発想には至らない…汗

    「サカワ・ボーイズ」が巻き上げた大金を賄賂として請求する見返りに彼らを擁護する警察。素顔を隠し独自の調査を進めるジャーナリスト。凄い世界。知識がインプットされたと言うより深く刻まれた。まるっきり著者の作り話じゃないところがまた恐い。

    更に続編も出るという。果たしてゴードンの悲願は成就されるのか。
    カカオの国のビターなミステリー
    …うーん、まだまだガーナ初心者なまとめ方…笑

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    2022年06月09日
  • 老いた男

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    どこかで信頼できる書評家が推奨していた。百戦錬磨の元特殊部隊工作員が35年ぶりに国から追われる立場になり逃亡する物語。シンプルなんだけど、ちゃんと飽きない工夫が素晴らしい。主人公がスーパーマン的に強いのはアレとして、飼い犬とか一緒に逃避行することになる彼女とか、彼を追う立場のはずが途中から味方になってしまう魅力的な青年工作員とか。話が荒唐無稽であっても登場人物とか場所とか物とか細かいディテールがしっかりと組み立てられ描かれていれば、ストーリーは立体的に動き出すものだなぁ、とあらためて感心。

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    2021年10月27日
  • 老いた男

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    任務中にアメリカ政府と対立した工作員が行方をくらませて三十五年が経った。妻を亡くし、今はイヌたちと静かに過ごす彼だったが、何者かの襲撃でその平穏は破られる。男は敵を倒し、名前を変えて逃走するものの、更なる追跡の手が迫る……。なぜ今になって攻撃が始まったのか。事態の裏に潜むのは一体――? エドガー賞受賞作家による、州を越えて国を跨ぐ老境の男の逃亡生活を描いた冒険アクション小説。

    どこが老いた男なのか。若々しい活躍が楽しめる。

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    2021年03月21日
  • 老いた男

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    ネタバレ

    過去を隠し政府から逃れて生活している特殊工作員が、過去からの追跡者が近づいていることに気づき、再び逃走を開始するとともに、新たな人間関係を作り、追跡してくる敵と原因との対決に向かう物語。
    迫り来る敵との緊迫した追跡劇、反撃のアクション、交流する人たちとの愛憎劇。
    映画にしたら面白い!と思いながら一気に読んだ。
    ただ今までの詳細な心理描写や人間関係の物語はなんだったんだというくらい、ラストが淡々と締め括られている。
    逃走することになった原因は無くなったが潜伏生活は、引き続きしているというニュアンスだが、小説中に関係した人たちとの結末が分からず終い。
    大団円という感じではないのが残念であり物足りない感じ。

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    2020年12月02日