灯台のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
ネタバレいよいよ六王全員と快人が出会う5巻である。未登場だった竜王との邂逅に加えて、謎多き幻王の正体が発覚する物語が描かれている。
物語的にはかなり動的な展開が目立つ一方、ネット版からの加筆という点で見ると、この巻ではやや浅めな印象が残っている。
前倒し登場となった幻王配下筆頭のパンドラなどは特筆すべきところだろうが、全体的に物語構成に変更はなく、エピソードの追加も目立ってはいなかった。
一方で、裏を返せばそれだけ今回のメインであるアリスの裏切りから始まる幻王の正体発覚エピソードが完成されていた、という見方もできるだろう。
そうした視点から物語としては星四つ相当と評価しているのだが、この -
Posted by ブクログ
ネタバレシリーズ7巻では冥王告白後の最初の出来事、アイシスへの告白が加筆多数で描かれている。
人気投票1位の彼女は当然ながら優遇されていて、ここではネット版と異なる花畑での告白シーンが追加され、さらに閑話「アイシス・レムナント ~ふたりのアイシス~」や第七章「青き花の奇跡」などの加筆でアイシス尽くしの一冊となっている。
中でも特に注目すべきは閑話。エピソードだけではなく、アイシスという存在そのものに深く迫る大幅な加筆が行われている。
彼女の出生の秘密はネット連載でもかなり後になって(具体的には第二部に入ってから)紹介されているが、ここではよりドラマチックな形で彼女の根源が示されている。
そ -
Posted by ブクログ
ネタバレ謎多きクロムエイナの深奥に迫る6巻である。
この巻で一つ物語上の大きなピリオドが打たれた形だろう。ピリオドを打ちつつ、第五章「神界訪問」で次なる物語、第一部のクライマックスへと導く導入が挿入されている。
加筆として目立つのは、前倒し登場組のオズマとイルネスが告白前に背中を押してくれている点だろう。
こうした「書籍版のオリジナルな展開が物語を補強する」構造は大変魅力的だ。告白後に不機嫌を隠せずにいたシャローヴァナルの描写なども、後に繋がる加筆である。
また、手短ではあるが第四章「お礼」は背中を押してくれたイルネスにお礼をする新規挿入の小エピソードとなっている。
彼女とリリアの関係を -
Posted by ブクログ
ネタバレ一冊で綺麗に「宝樹祭」編が収められた3巻である。
このシリーズでは大変珍しい快人の戦闘シーンが収録された3巻であるが、今巻も加筆やキャラの前出し登場も見られている。
多くの読者が「え、そこ?」と思っただろう前出し登場がオズマだろう。
彼は、この感想を書いてる時点での既刊7巻までには(ネット版では)まだ登場していないはずのキャラであり、ラズさんの再登場に合わせた加筆部分と合わせて、灯台さんの嗜好が感じられる加筆である。
一方で、こちらも新登場の従者・アニマの加筆などは、物語のふくよかさを増す剴切な加筆だろう。
ネット版ではややスポット的登場が目立っていた彼女だが、彼女の心情を詳らか -
購入済み
のんびりハーレム物
まったり読めるハーレムもの。主人公一人ヒロインいっぱい。でもなんの問題もない幸せな世界。なろうの最新ではちょっとシリアス展開になりそうだがきっとシリアス先輩は死ぬ。主人公いい人なんでもうみんなで幸せになればいい
-
ネタバレ 購入済み
うーむ
面白くないわけではないのだが、最初の方と比べると格段に劣るような…。クロムエイナとのやり取り需要あるかね?人気が出てからストーリーが進まない、典型的な良くない兆候
-
ネタバレ 購入済み
カイトの緣は凄い
カイトの緣は凄い人と繋ぐ、異世界転移で最初の宴王から好意を持たれる、色々な人と出会いまた異世界の最高実力者達と繋がり今回は死の魔力の6王の一人の死王の出会いは握手をして運命の人として好意を持たれる。
-
無料版購入済み
面白い
無料だったので読んでみましたが思ってたより設定が新鮮で楽しかったです。個人的に、女の子ばかり出てくる異世界ハーレム系は食傷気味だったけど、これは今のところ過剰なハーレム表現はなく、主人公と交流して友情や信頼を築いていく過程がちゃんと描かれているのですんなり読めました。主人公の性格も等身大な感じで共感できる。一年後には元の世界に帰れる、しかも異世界は平和でやる事もない、というハッキリ期限の決まった設定で、今後どう物語が展開していくのか楽しみです。
-
購入済み
通常版の話に+キャラデザとエピソードゼロのような書下ろしが収録されています。カラーでキャラデザ見れるのはよりキャラの容姿が想像しやすいので見れてよかったです。
-
購入済み
漫画版を読んで面白いと思い、続きが読みたくて試しに3巻を購入。めちゃくちゃ面白くて結局最新刊まで一気に購入。セリフが多めなので普通の小説より気軽に読みやすいので、普段小説を読まない人にもおすすめです。シリアス展開もありますが基本的にはラブコメディメインなので楽しく読めます。主人公のモテっぷりが見てて楽しいです。
-
Posted by ブクログ
リリア編であり、魔王編の前哨戦が始まりつつある9巻である。
来る魔王編に向け、ネット版とは違った展開を予告するフィーアとフュンフの再会と、そこに水を差す謎のメイド型伯爵級魔族の姿など、仕込みは着々と進んでいる形だ。
今巻の加筆は、いずれ到来する地球神周りの設定開示がかなり早い段階で行われている点などもあるが、やはり第一章に描かれた「究極のベビーカステラ」だろう。
イラストまで用意されたベビーカステラ先輩バージョンアップ回であり、「ベビーカステラの新たな可能性」という謎の質問をして回るメインヒロインの姿が楽しめる回である。
物語を捻じれさせ、本筋を維持しながらボリュームアップを図る加 -
Posted by ブクログ
恋人の数を増やしていく間章的展開の8巻である。今回は前半でエルフのジークさんとの関係の変化が描かれている。
六王編開始を予告する招待状の配布を含みつつ、物語の焦点は少しずつ次なる展開へ、そして第一部のクライマックスへと歩みを進めている印象である。
この巻でもまた加筆は多く、リグフォレシアへのジークとの旅行では加筆に加え、界王配下筆頭のリーリエが登場している。
彼女がどのような形で物語に絡んでくるかはわからないが、第三章「自然魔法の使えないエルフ」ではジークが(世界樹の実を食べたことで)ハイエルフに進化したことを告げるわりと重要な役割を果たしている。
次巻ではフュンフの登場と、彼女に