銀行のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレこちらも旅先で買って、一気に読破。
読書好きは一度は夢見たであろう、物語の中に入り込んで一登場人物として堪能するという展開。
たまらん!
入り込んだのはモブキャラだったのに、気付けばメインヒロインに昇格。
これは確かに本人にしてみれば戸惑うし、遠慮願いたい展開でしょう。
故にヒーローから寄せられる好意に気付かない、まさか自分が物語の主人公から熱烈に愛されるとは思ってないから、彼のアプローチを悉くスルー。
中盤以降はヒーローに同情を禁じ得ませんでしたよ。
不憫……
しかも魑魅魍魎が出てくる世界で、退魔の力を持ち、妖の類に好かれる体質にもなっちゃって、主人公の苦労はうなぎのぼり。
だから、ヒーロー -
Posted by ブクログ
ネタバレ花屋を営む義母が亡くなり、天涯孤独になった高校生のことり。高校生と言う立場では店の維持はどうしようもなく、大家から立退を要求される。そんな時現れた着物姿のイケメン華道家・緋水。彼は義母の親族だと言い、東京から京都へ緋水の元へ身を寄せる事になり…
父も亡くなり、再婚相手だった義母も亡くなったと言うヘビーな身の上のことりだけど、江戸っ子気質で曲がったことが嫌いなのが好感が持てました。
緋水といきなり仮初婚約をされられたことりだったけど、彼と双子の弟・蒼史郎と義母の関係、そして緋水だけが裕福な暮らしをしている後ろめたさなど、それぞれが抱えていた物があったけれど、それが解決した時は爽快でした。 -
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Posted by ブクログ
漫画家を目指す主人公は、取材先で同級生と遭遇。
そして、自身の漫画の世界へ迷い込む羽目に。
一体この間に何が? と思ったのですが
視点が変わり、同級生視点になってわかりました。
同級生の目の付け所(?)が笑えますが
確かにこれは…わかると飛び起きたくなるやも。
最初から夢の世界、と分かっているので
多少の不思議はスルー。
変な状態になっても、気にせず読み進められます。
しかし、え? な展開になっていったと思いきや
犯人(?)によって納得。
どういう世界になっていくのか、と思ったら
きちんと終結しました。
混ざると危険、なすごい話でしたw -
Posted by ブクログ
ミステリー…としては
アクロバットなんですけど
(食べたら犯人わかるんで、謎解かない)
私のポイントはそこじゃなく。
事故で意識不明になった
漫画家志望の宇佐見に対して
元同級生ゲームクリエイターの前田さんは
なんとか目覚めさせようと作戦を思いつく。
それは彼が高校時代、部誌に連載していた
『食べもの探偵』を音読すること。
一方、意識不明の宇佐美は
作品世界に迷い込み
探偵トモアキの助手として事件を解決する。
彼には「これは自分が作った物語だ」
という自覚があるのに
少しずつ描いた覚えのない話が加わって…。
この、黒歴史追体験ですか!なところが
ちょっとニヤニヤおもしろかったのだ( ̄▽ ̄ -
Posted by ブクログ
ネタバレ途中までは緋水より蒼史郎との方が主人公のことりちゃんと共通点や絡みが多くて、緋水くんヒーローとして大丈夫かと思ったけど、ちゃんと大丈夫だった。
ことりちゃんの逞しいこと。
いじめで靴や制服を濡らされても、下駄が似合っちゃう女子高生。
そもそもいじめ以上にしんどい展開を直前に味わっていたため、対勢力のインフレが凄い。
何なら、いじめていた子たちにスカッとするしっぺ返しまでしちゃう。
本当に逞しい。
ことりちゃんが逞しいその陰で繰り広げられる醜い争い。
そのために犠牲になった人たちが不憫で仕方がない。
怖いのは呪いではなく、醜い醜い人の業である。
出てくる花も着物も綺麗なのに…… -
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Posted by ブクログ
県外から越してきたばかりの主人公は
ひょんな事から老舗の呉服屋でバイトをする事に。
日常ミステリー一話完結、になっているので
読みやすかったです。
主人公がおばあちゃんっ子のようなのは何故か、も
読み進めていくと分かってきます。
しかしそんな事情(?)よりも、老舗の息子の
元婚約者?の方がひたすらに強烈です。
これとは…老舗息子でなくとも、結婚は無理かと。
なかなかに鈍い主人公と、途中で現れた
息子のライバル?w
ほんわかしていたのに、最後になって突如…の
急展開でした。
今までの息子の動かなさに関しては納得しましたが
さすがにこれは突如すぎないか? と。
面白かったですし、さらっとその辺