あらすじ
小説の中の世界で、主人公の「隣人」はじめました!?
ごく平凡な会社員の私は、大好きな退魔小説『闇の慟哭』の最新刊を買った帰り道、黒いもやに襲われる。
気がつくと、精悍な美貌の男性が助け起こしてくれていた。
あらお隣の如月さん……って、彼は『闇の慟哭』の主人公では!?
なぜか私は『闇の慟哭』の端役、田中舞の中に入ってしまったらしい。
“如月の隣人”というちょい役のはずが、二つの魂を宿したことで妖魔に狙われまくる田中(私)。
そのせいで如月に助けてもらうことも多く、あきらかに田中(私です)は「主人公の隣人」の領分を超えた日常を送ることに!?
感情タグBEST3
続編はないのかな?
好きな本の中の世界に転移‥
自分はモブキャラ、隣人はその本の中の世界の主人公キャラ。
憧れますね~(笑)
何かと話しかけられたり構われたりしても「自分はモブキャラ」みたいな自制心で頑張って勘違いしないようにって、わかる。
その自制心とか勘違いしたら駄目っていう考えが読んでてもどかしかったです。
頑張れ、ヒーロー‥!報われる日は近いかも。
まだまだ二人の話を読んでいたいな、と思えるお話でした。
Posted by ブクログ
気がついたら大好きな小説の世界にいたマイ。でも小説とは何かが違って...。という話。この世界の元となった小説ではモブキャラだと知っているからか、マイの自己評価はものすごく低い。しかも鈍感ときているから、如月との関係は遅々として進まない。周りから見ていれば、気持ちは丸分かりなのに。かなり焦れったいけれど、この関係も見ていると楽しくなってくる。如月の頑張りをもう少し見ていていような気もしてしまった。
Posted by ブクログ
こちらも旅先で買って、一気に読破。
読書好きは一度は夢見たであろう、物語の中に入り込んで一登場人物として堪能するという展開。
たまらん!
入り込んだのはモブキャラだったのに、気付けばメインヒロインに昇格。
これは確かに本人にしてみれば戸惑うし、遠慮願いたい展開でしょう。
故にヒーローから寄せられる好意に気付かない、まさか自分が物語の主人公から熱烈に愛されるとは思ってないから、彼のアプローチを悉くスルー。
中盤以降はヒーローに同情を禁じ得ませんでしたよ。
不憫……
しかも魑魅魍魎が出てくる世界で、退魔の力を持ち、妖の類に好かれる体質にもなっちゃって、主人公の苦労はうなぎのぼり。
だから、ヒーローが守ってくれてると思っちゃうから、やはりすれ違いが。
さっさと彼が想いをちゃんと口にすればいいのにと、何度も思いました。
じれったい!
今回は彼が独占欲を見せつけたところで終わってしまって、恋愛方面では決着がつかなかったので、できればヒーローがちゃんと報われるところまで見たいところ。
主人公の彼女が、結局は現実世界か今の物語の世界か、どちらを選ぶのかも見たいですし。
続編、楽しみにしてます!
Posted by ブクログ
マイちゃんの鈍さは、さすがに無理ない!?ってレベルだけども、でもまぁモブな気持ちはとてもよくわかるので、鈍い、というより期待や勘違いなんてしないぞ、という思考回路が染み付いてるんだよねきっと。如月さんはね、ヤキモチ焼くのもいいけどもうちょっと言葉で伝えてあげてください、犬じゃないんだから。とか何とか言いながら、きっちり楽しみました。