岩瀬徳子のレビュー一覧

  • となりのブラックガール

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    場面が行ったり来たりするのと内面や背景が説明されないまま名前が出てくる人物が何人か出てきて読みにくさを感じたしリアリティラインが飲み込みにくい設定があって気になった。
    あと「人種差別と闘う」的な話が出るたびに「白人が黒人を差別することとしか闘ってないじゃん」と思ってしまう自分がいた。

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    2024年03月11日
  • もうやってらんない

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    黒人だからと誘拐犯に疑われたベビーシッターのエミラに、犯人を告発すべきだと主張する白人の雇い主。エミラと付き合う白人の彼は、元カノ全員黒人だった。
    黒人差別という問題がカジュアルな日常でも永遠に意識にあるアメリカの社会の物語。
    現代の差別は、差別の顔をしていない。だからこそ怖いし、モヤモヤする。


    終盤、主人公と親友がお風呂場に隠れ、今いる勤め先と新しく口がもらえそうな職場とを比べ、電話で交渉する場面がある。切羽詰まった状況の中で、価格や福利厚生についてああでもないこうでもないといいながら、価格交渉をするという流れは、その社会でその色の肌で生きていかなければならない現実を最

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    2022年12月03日
  • もうやってらんない

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    アフリカ系アメリカ人のエミラは、自分がやりたい仕事がわからず売れっ子のインスタグラマー夫妻チェンバレンのベビーシッターのアルバイトでどうにか暮らしている。夜、友人のパーティーに出ている時、急に電話で呼び出される。家に警察を呼ばなければならなくなってしまったので、シッターをしているブライアーをしばらく外に連れ出してほしいと言われる。近くの高給スーパーで時間をつぶしていると、警備員に白人の子どもを誘拐してきたと思われてしまう。ミスターチェンバレンが来て疑いは晴れたが、居合わせた白人男性に動画を取ったのでスーパーを訴えるよう言われる。自分の映像がネット上に出ることは好まないエミラは、断る。エミラは、

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    2022年07月18日
  • もうやってらんない

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    本の帯に『黒人差別してないつもり?』とあったので購入、私はなにを期待していたのでしょうか?。読んでいくと自分がまさにアリックス・チェンバレンと同様な人間であることに気が付きました。外国人に対して良い悪いに関わらず、日本人に対するのとは違う感情を持ってしまう。しかし、好意を持ってストーキングしたり、良かれと思い罠にはめてしまう事はしません。そこらへんのサイコな行為がこの小説の面白いところ。

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    2022年06月12日
  • 最悪の館

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    仲良しグループの痴情のもつれに巻き込まれただけと思いきや、主人公がひた隠しにしてきた過去の秘密が明かされいく展開はおもしろかった。ただ自分は関係ないと言いながら人の荷物を勝手にあさるのはどうかと思うぞ!

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    2020年04月22日
  • アイリーンはもういない

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    「これはわたしがどうやって姿を消したかについての物語だ」
    読者にそう語りかけてくる、グッとくるつかみはあるけれど
    ミステリーとして読むとややスロー。
    翻訳があまりこなれてない印象を受けた。翻訳が違えば違った印象になったかもしれない。

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    2018年08月07日
  • アイリーンはもういない

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    好きなタイプの ”気持ち悪さ” ではなかったなあ。

    この後から年老いるまでの彼女が空白なのは、どういう意図なのか。

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    2018年03月13日