大島寿美子のレビュー一覧

  • 「絆」を築くケア技法 ユマニチュード:人のケアから関係性のケアへ

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    『指示が入らない、拒否がある』
    という、現場ではあるあるの言葉。ギクっとした。本当に日常的に使っていた言葉だから。

    『目の前の現実に妥協し、諦め、時に投げやりになっていないか?』
    その通りです。なんだかもやっと感じていた違和感も、日常のことになるとやがて当たり前の背景になった。

    『攻撃的な認知症の患者さんなどいない。。彼らはただ私たちが彼らを理解していないために行なっている振る舞いから自分を守ろうとしているだけなのだ。あれは防御である。』


    『"ここで私たちが考えなければいけないのは何かということを考える"』


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    日々のケアの中で疑問に思ったことにつ

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    2023年09月16日
  • 北海道でがんとともに生きる【HOPPAライブラリー】

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    がん体験記は数多く出版されていますが、複数の当事者が実名で書きつづったものは珍しいと思います。本人がまさに「命の証」として思いのたけを書き込んでいて引き込まれます。末尾の座談会も、全体を補う形になり、構成の妙を感じました。

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    2017年05月10日
  • 「絆」を築くケア技法 ユマニチュード:人のケアから関係性のケアへ

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    介護の理想。現実は人手不足で目の前の現実でいっぱいいっぱい…。余裕があれば手厚く時間をかけて信頼関係を作っていけるのだろう。

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    2024年09月03日
  • 北海道でがんとともに生きる【HOPPAライブラリー】

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    【ともに生きるもの】

    がん、死因で上位、誰もが恐れる病気かもしれない。
    実名で、寛解した人達、常に転移の可能性がある人達が、どのように折り合いをつけて暮らしているかが書かれている。

    末尾の座談会で、実名だからこそ責任もって伝えるとある。その通りであり、さらに重要なことは「ともに生きる」ことができていることである。

    がんと「闘病」する人はがんとともに生きないばかりか、自分自身も否定してしまうのではないだろうか。自分と病気を受け容れられないことが一番の苦しみだろう。

    他人の責任にしようとする人はさらに悪い。この書では他人のせいにすることなく、周囲の支援に感謝している。だからこそ生きられるの

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    2019年07月05日