イヴ・ジネストの作品一覧
「イヴ・ジネスト」の「家族のためのユマニチュード:“その人らしさ”を取り戻す、優しい認知症ケア」「「絆」を築くケア技法 ユマニチュード:人のケアから関係性のケアへ」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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「イヴ・ジネスト」の「家族のためのユマニチュード:“その人らしさ”を取り戻す、優しい認知症ケア」「「絆」を築くケア技法 ユマニチュード:人のケアから関係性のケアへ」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
Posted by ブクログ
“ユマニチュードは人間性を取り戻すための哲学です。誰かをもの扱いするとき、そうしている人もまた人間性を失います。相手から人として認められ、自分も相手を人として認識する。それがユマニチュードの理念であり、そこに価値があるのです。“
ユマニチュードの4つの柱、見る、話す、触れる、立つ、「あなたのことを大切に思っている」と伝えるための技術。“立って歩くことは知性の根幹であり、人間であることの尊厳を自覚する手段でもある。“
読んでいて自分の考えが肯定された部分と、常識と思っていたことが根底から覆されるような衝撃を感じる記述もありました。正直、常に業務過多な看護や介護の現場で全ての認知症の方たちにこ
Posted by ブクログ
脳科学の学説を根拠にケアの技術について展開していくことは、時代の流れとともにその主張が正しく理解されない危険性があると思う。例えば扁桃体が感情の記憶に関わるということを根拠に、ケア時の視線の扱われ方を論じている。概ね感覚的にこの主張に異論はないが、あえてここで生理学的なことを根拠にすると、脳科学という十分に成熟していない分野では説のアップデートが盛んであるため、せっかくの筆者の主張も時代とともに風化されてしまう。脳科学と関連づけてユマニチュードの有用性を論じている箇所が度々目につくが、現在の脳科学ではこう言われているという点をはっきりと言った方がより誠実かと思う。
Posted by ブクログ
『指示が入らない、拒否がある』
という、現場ではあるあるの言葉。ギクっとした。本当に日常的に使っていた言葉だから。
『目の前の現実に妥協し、諦め、時に投げやりになっていないか?』
その通りです。なんだかもやっと感じていた違和感も、日常のことになるとやがて当たり前の背景になった。
『攻撃的な認知症の患者さんなどいない。。彼らはただ私たちが彼らを理解していないために行なっている振る舞いから自分を守ろうとしているだけなのだ。あれは防御である。』
『"ここで私たちが考えなければいけないのは何かということを考える"』
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日々のケアの中で疑問に思ったことにつ
Posted by ブクログ
ダマシオ『デカルトの誤り』からヒントを得たユマニチュードというアプローチについての解説書。
認知症における「認知」の書籍にもかかわらず見当識などにはほとんど触れることなく「人に対しての認知」という社会的な認知を中心とした、新しい(そしておそらく正しい)アプローチを解説する入門書。
「恐れ」という「感じ」の取り扱いについての記述とアプローチが素晴らしい。まず「何を恐れているのか」というあたりをきちんと理解していない状態にあることに問題があることや「人間とは何か」という問いへの思考が必要であることなどを説く。
かなり突っ込んだ内容ながら下らないケア本のような自己満足的な胡散臭さはない。「コレ