「ユマニチュード」という革命:なぜ、このケアで認知症高齢者と心が通うのか

「ユマニチュード」という革命:なぜ、このケアで認知症高齢者と心が通うのか

ビジネス・実用
1,540円 (税込)

7pt

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「介護する側もされる側も、
どれほど多くの人々の心に
希望の光が灯ることでしょう」

――エッセイスト 阿川佐和子

(「週刊文春」2016年8月4日号
<阿川佐和子のこの人に会いたい>より)
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―「優しい心」は「優れた技法」に宿る。そしてそれは誰もが体得できるものである。―

寝たままの姿勢で行う清拭は、「寝たきり」を助長してしまっていないだろうか?
入浴を嫌がるのは、本当にその人自身に問題があるのだろうか?
徘徊は転倒の危険性があるから、身体拘束や向精神薬の投与はやむを得ないのか?

私たちが良かれと思って行っているケアは、高齢者の健康維持を害してしまっているのかもしれません。
人が人に寄り添う病院やホームなどのケアの現場では、こうした「哲学」ともいえる問いが不可欠なのです。

フランスで生み出された、認知症高齢者が穏やかな人生を取り戻すケア技法「ユマニチュード」。
本書は、その考え方と技法の実践を開発者自らが語り下ろした本です。

・攻撃的、徘徊などの問題行動が減った。
・身体拘束や向精神薬の量が減少した。
・適切なケアレベルの設定により、患者が寝たきりになることがなくなった。
・スタッフや家族の負担も軽減。専門職の離職率が大幅に改善した。

「ユマニチュード」を導入した施設では、こういった「魔法のような」症例が数多く報告されています。
フランスでは400以上の病院やケアホームで導入され、すでに日本を含め数か国で実践されています。

この技法は、「顔の正面から同じ高さで目を合わせる」「何をしているか実況するように伝える」
「腕を上からつかまず、必ず下から支える」などの確立された具体的な技術と、「ケアする人とは何か」
「人とは何か」という哲学から成り立ちます。

本書では、なぜユマニチュードが生みだされたか、また、ケアにおいて「なぜそうすべきなのか」
「なぜその方法に効果があるのか」という根拠をやさしく丁寧にひも解いていきます。

介護・医療の現場、そして認知症高齢者のいる家庭にて、誰もが実践できるケア技法の本質を、
技法の開発者本人の体験や、患者さんのエピソードを交えて紹介していきます。

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  • カテゴリ
    :
    ビジネス・実用
  • ジャンル
    :
    学術・語学 / 医学
  • 出版社
    :
    誠文堂新光社
  • タイトル
    :
    「ユマニチュード」という革命:なぜ、このケアで認知症高齢者と心が通うのか
  • タイトルID
    :
    410305
  • ページ数
    :
    256ページ
  • 電子版発売日
    :
    2016年11月18日
  • コンテンツ形式
    :
    EPUB
  • サイズ(目安)
    :
    2MB

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「ユマニチュード」という革命:なぜ、このケアで認知症高齢者と心が通うのか のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    本書では、ケア手法としてのユマニチュードを綴っているが、これはケアに限っての話では無いのではと。

    昨今、孤独おじさん問題を耳にすることがありますが、私の感覚として、孤独おじさんになっている人って、大概話している時に目が合わないんですよ。

    子どもの時に「目を見て話しましょう」って教わらなかったの???と、皮肉の目線を向けてしまうのですが、これこそ本書で述べられていたユマニチュードの基本の欠落です。

    ユマニチュードの4本の柱
    「見る」「話す」「触れる」「立つ」

    目を合わせないとは、相手の存在を認めないという意思表示そのもの。照れや恥ずかしいなどと、そんな甘っちょろい問題ではありません。孤独とは些細なところから始まるのです。

    コミュニケーションとは何なのか改めて考えるきっかけとなった本書。あまりにも良書…!!

    0
    2026年08月15日

    Posted by ブクログ

    “ユマニチュードは人間性を取り戻すための哲学です。誰かをもの扱いするとき、そうしている人もまた人間性を失います。相手から人として認められ、自分も相手を人として認識する。それがユマニチュードの理念であり、そこに価値があるのです。“

    ユマニチュードの4つの柱、見る、話す、触れる、立つ、「あなたのことを大切に思っている」と伝えるための技術。“立って歩くことは知性の根幹であり、人間であることの尊厳を自覚する手段でもある。“

    読んでいて自分の考えが肯定された部分と、常識と思っていたことが根底から覆されるような衝撃を感じる記述もありました。正直、常に業務過多な看護や介護の現場で全ての認知症の方たちにこのようなケアが実践できるかの疑問(その人の自由を尊重したい気持ちはあっても、実際は施設の流れに取り込ませてもらうしかないなど)は残りますが、この本に書かれていること全てがとても説得力を持っているし、自分もこのようにケアしたいしされたいと思いました。できないと諦めるのではなくて、臨床のプロフェッショナルたちはみな、そこに近づけていく努力が必要だと思いました。

    0
    2025年08月08日

    Posted by ブクログ

    ナイチンゲールに続く私の看護のバイブルです。
    今まで人間対人間 優しさ、丁寧さの気持ちで行ってきた行動に根拠を持たせてくれた本です。

    ただの時間の無駄、仕事の非効率化と言われてきた私の善意がちゃんと科学的に意味のあることだったと証明してくれた本書にとても感謝しています。

    認知症高齢者の看護に少しでも違和感を感じている方全員に読んで欲しい。
    どんな看護師にも1度は読んで頂きたい本です。

    学生や看護師を志した頃のピュアな感情が蘇って来ると思います。

    0
    2024年11月23日

    Posted by ブクログ

    ダマシオ『デカルトの誤り』からヒントを得たユマニチュードというアプローチについての解説書。

    認知症における「認知」の書籍にもかかわらず見当識などにはほとんど触れることなく「人に対しての認知」という社会的な認知を中心とした、新しい(そしておそらく正しい)アプローチを解説する入門書。

    「恐れ」という「感じ」の取り扱いについての記述とアプローチが素晴らしい。まず「何を恐れているのか」というあたりをきちんと理解していない状態にあることに問題があることや「人間とは何か」という問いへの思考が必要であることなどを説く。

    かなり突っ込んだ内容ながら下らないケア本のような自己満足的な胡散臭さはない。「コレは違う」という感じがしないので読みやすく感動的。
    あと、ダマシオの『デカルトの誤り』は読んだ気になってたのだけど、よく調べたら読んだのは『よみがえるスピノザ』の方だった。うーんタイトル似てると思ったけど全然似てないよな。

    0
    2020年10月27日

    Posted by ブクログ

    素晴らしい本だった。
    わかりやすい哲学書のようなものだ。
    みんなに読んでもらいたい。特に、介護士や、医師、看護師、医療従事者。

    2017.3.7.

    0
    2017年03月07日

    Posted by ブクログ

    「ユマニチュード入門」から、さらに立ち入った内容。
    実例を多く紹介しながら、ユマニチュードの中でめざす本質的な部分に論を進めていて非常に理解しやすかった。
    自由と自律が人間にとって不可欠であること
    ヘンダーソンの理論、マズローの法則への対峙
    権力の存在とそこから解放されること
    「哲学的な距離」をとるということ
    ケアをする人とはどうあるべきか レベル1/2/3
    プロフェッショナルとは何か
    患者中心のケアとは
    人としての特徴を考慮したケアとは
    といったテーマに答えてくれる

    0
    2017年01月13日

    Posted by ブクログ

    とても素晴らしい哲学と技術。多くの施設、病院で取り入れて欲しい。また人に対する接し方として普遍性があるので、普段の生活にも取り入れようと思う。

    0
    2016年09月14日

    Posted by ブクログ

    認知症の人に対する接し方に希望を感じた。フランスの筆者が日本人向けに説明してくれていることにも共感した。

    0
    2026年04月29日

    Posted by ブクログ

    人をモノや家畜のように扱わないで下さい。と言われれば、そんなこと当たり前じゃないかと当然思う。しかし、相手が痴呆の老人であったり、障がいを持った人だったりすると、無意識にそうしてしまっている。恐ろしい。目の前の相手を唯一無二のかけがえのない存在として受け止めれるよう精進したい。

    0
    2025年05月11日

    Posted by ブクログ

    ユマニチュードのマインドは医療福祉に従事する人は持っておくべきだけど、このマインドだけで医療福祉に関わっていくことは危険だと思います。
    ユマニチュードを構成する一つ一つから何を実践すべきかどうかを他の思想や科学的根拠をベースに吟味していくことが必要だと感じました。

    0
    2024年01月26日

「ユマニチュード」という革命:なぜ、このケアで認知症高齢者と心が通うのか の詳細情報

  • カテゴリ
    :
    ビジネス・実用
  • ジャンル
    :
    学術・語学 / 医学
  • 出版社
    :
    誠文堂新光社
  • タイトル
    :
    「ユマニチュード」という革命:なぜ、このケアで認知症高齢者と心が通うのか
  • タイトルID
    :
    410305
  • ページ数
    :
    256ページ
  • 電子版発売日
    :
    2016年11月18日
  • コンテンツ形式
    :
    EPUB
  • サイズ(目安)
    :
    2MB

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