焦茶のレビュー一覧

  • あの夏ぼくは天使を見た

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    掴みどころのない雲のような言葉たちが、
    柔らかく、時々鋭利に心を刺してくる感じの本。
    イラストの天使たちも美しくてかわいくて、
    だけどどこか一抹の恐ろしさがある感じ。
    独特な、不思議な読後感だったなあ。

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    2024年09月05日
  • さよならを言えないまま、1000回想う春がくる

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    ネタバレ

    記憶力というものは人に大きな影響を及ぼすものだと感じた。記憶力が人よりずば抜けて良い人と記憶をなくしていく人。そんな2人の物語。
    悲しみや辛さを前回感じた時と全く同じように感じてしまうのは喜びや幸せなら良いとしても辛いことを何回も思い出してしまうのはしんどいなと思った。
    だがその一方で大切な人との記憶がなくなっていくのも恐怖を感じるし自分が誰なんだろうという不安と共に毎日生きるのも辛いなと思った。
    これは認知症の人にも言えることなのかな?と感じたが自分の記憶があいまいになっていく恐怖。誰にもわかってもらえない不安感を抱いている人も多いのかなと感じた。

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    2025年10月06日
  • 彼女が俺を暗殺しようとしている

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    1冊完結。主人公を殺しにくる彼女の理由に切なくなる。日並君、友達は大事に。初恋は美しかったけど、その後のことが気になるよ。

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    2023年09月22日
  • スカートのなかのひみつ。

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    全1巻完結。
    これは応援の物語である。心を閉ざしていた者、声が出せない者、生ける屍の者達にひたすら旗を降り続ける者がいることを、破天荒に奇抜に描いた物語である。巨漢男が自転車で大音響で流すボレロの正にその音楽のとおり物語の終盤に断片的なエピソードが重なり合う昂揚感に鳥肌がたった。

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    2022年07月13日
  • あの夏ぼくは天使を見た

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    焦茶さんと文也さんの2人での共同作となる瑞々しい感性が羽ばたく(それはまさしく天使のように)色彩鮮やかな言葉と絵を純粋に愉しませてもらった。このような本に出逢えたことに感謝したい。

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    2020年08月23日
  • あの夏ぼくは天使を見た

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    焦茶さんと岩倉さんのアンニュイな感じがあっている。が、焦茶さんの表紙に釣られて買うと、岩倉さんワールドに合うか合わないかで少し評価が分かれる。

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    2023年12月01日
  • スカートのなかのひみつ。

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    【惨めな自分自身の殻を打ち破り、好奇心のままに飛び立とう】

    女装少年が厄介なデブと出逢い、秘密に満ちた泥棒計画を敢行する物語。

    人には言えない趣味という物が、誰しも大なり小なりある。
    世間一般的な常識という固定概念が、その自分らしさを奪って行く。
    少し角度を変えれば、興味関心が溢れる面白い物が身近に眠っているのに。
    女装が趣味の翔は、好奇心のままに行動する幸喜真にある泥棒計画に誘われる。
    一見関係の無いピースが一つに噛み合い、伝播し収束していく。

    そして、抱えていた秘密が暴かれる時、己の築いていた殻は打ち破られるのだ。

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    2022年10月08日
  • あの夏ぼくは天使を見た

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    私に詩心がないためか詩の方はどうもピンとこない。絵はどれも素晴らしくて可愛い。「SSSS.GRIDMAN」にも似ているような印象。

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    2020年03月07日
  • スカートのなかのひみつ。

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    ストーリーの見せ方が控えめでぼんやりしているの印象。文学的な人なら描写の隙間から趣深い何かを読み取れるのかもしれないが、自分にはいまいちピンと来なかった。
    ほかのラノベとは違う変わった本

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    2019年04月10日
  • スカートのなかのひみつ。

    購入済み

    本当に最終選考作品?

    電撃小説大賞の最終選考作品だそうですが、全く面白いと思えませんでした。

    八坂が好きになれなかったのが大きいかもしれません。
    ひたすら価値観を押し付けて、ポエムを吐き、傍若無人に振る舞い、とても不愉快でした。

    なのにやることなすこと全て正しいらしくて何もかも上手くいってしまいます。
    ほぼ全ての登場人物が彼を肯定して称賛して感謝して、彼の突飛な夢も世界の手助けによって現実のものになります。

    なろう小説でも読んでいるかのようなストレスに襲われました。

    スカートの中に秘密を抱えた人たちの話かと思いきや、その人たちを利用して八坂が好き勝手する作品でがっかりしました。

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    2023年01月04日