鹿澄ハルのレビュー一覧
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侍女Aがヒロイン
攫われたお姫様を救い出して戻って来た勇者の一行。
王様から、何でも望むものを褒美にやる、と問われて「花を一輪」
花 とは、まさかの侍女A。
お城でお姫様を心配して、待っていただけなのにどうして私?? -
Posted by ブクログ
無事、完結。
魔物側に人質になっているアーリアはいつものツッこみ口調、グリードたちがいるシュワルゼでは俯瞰の視点で書かれていて、書き分けが見事やった。
レン・シロサキの「見果てぬ夢」も、魔物の言い分も、ちゃんと伏線を回収してる・・・。
正直、ふざけた話なのかと思ってたのに、全然ふざけてなかった・・・・。(いろいろすみません)
ふざけてなかっただけに、もっと細部にこだわってほしかったなあ・・・。こだわるっていうか、ここまでまじめにやるなら最初からまじめにやってくれたらいいのに・・・。
まず、登場人物が多すぎる・・・。勇者パーティに、そんなに、いるか? ちゅう具合。
グリードの生い立ちを語るのに幼馴染の彼らは必要なのかもしれへんけども・・・。
リュファスとルファーガだけでも良かったのでは。
あと、ひつこいけどアーリアのツッコミスキルな・・・。
これがいちばん、
必要!?
ちゅう具合。序盤のこのグダグダをまるっとカットして、レン・シロサキのくだりや、いっそヴェルデの話をもっと見たかったなあ。
そもそも、ミルフォード氏が未来でグリードに会ったとか会ってないってくだりは何かわからんかった。
そこだけ伏線を回収してないよね・・・?
レン・シロサキの武器がスマホっていうのも、
「まじか」
と、吹いた。
どうもこの人もゆるい感じの人っぽいし、「ある日突然消えた」っていうのは、自分の元いた平成の世に帰れたってことなんかな。
しかし平成の世に「エンガワ」は、なかなかないと思うけど・・・(笑)。
(2017.05.14) -
Posted by ブクログ
おお、もう3巻なのか・・・。
正直、めっちゃ面白いかといえばそうでもなく、読みかけたんやから結末まで付き合おうじゃないかというテンションで読んでいるため(すいません)、結構サラサラーっとページをめくっている。
ツッコミ属性であるアーリアちゃんのツッコミ交じりの主観で話は進んでいくんやけど、すべてが伝聞調で語られるためか、すっごい、薄べったい・・・。
第三者目線で語られるグリードの過去話のほうがよほどしっかりしてるので、
「この調子で書けばいいのに・・・」
と、思うけれど、それやと今度は味気ないんやろうな、と、思うのも前述のとおり。
よくも悪くも印象的ではあるので、たいしたもんなんやろうなあ。
(いちいち上からですいません・・・)
前回にちょっとにおわせてくれたレン・シロサキによる「世界の真実」のようなものが、今回ルファーガの滔々とした語りで明かされてました。
このへんもな~・・・!
かなり、面白い世界観やと思う。とにかく、見せ方! 見せ方が、もっと他にないのかと・・・。
つくづく、世界観や設定を作るだけではあかんねんなあと思った。
それは空想の域なんやね。小説というのは、そこからどう「お話」にしたてあげていくかで、著者はそのあたりがびみょうすぎる。
これだけの設定をもっとうまく読み込ませてくれたらいいのに。
見せてくれたらいいのに。
そもそもアーリアのツッコミ自体が「中途半端やなあ」と、思いつつ読み進めているんやけど(全否定した)、今回はアーリア自身が、自分の
「勇者に婚約されるのが侍女Aの自分やったらおかしい」
と、いう考え方が間違っている、と、全否定しちゃってたからね!?
著者、自らシリーズ軸否定。ちゅうか、最初からその路線でやってほしかった。
「なぜ、勇者の婚約者が自分なのか」
と、いう疑問をアーリアが持つのはいいよ。全然いい。けれどそれは、グリードとアーリアの言動で「なぜ」もその答えも明らかにしてほしいわ。侍女Aとか、そんなんにこだわりすぎなくてもいいのに・・・。
アーリアが、
「自分もティアナ同様、グリードにちゃんと向き合ってなかった」
と、気づくくだりは、だから、よかったよ。
ティアナとのやりとりや、ルイーゼとのやりとりで少しずつアーリアの考え方が変わっていくという過程が見れたので、面白かった。
また、ルイーゼとアーリアの会話で、彼女たちの関係をこちらが想像できるので、面白い。
もう少し読者を信用して話を進めてほしいな。ある程度の情報をくれたら、世界観はこちらも十分想像しながら楽しめるのに。
前もいうたけど、
「赤い夕陽」
と、いうことをつらつら説明しなくても、例えば会話や、少しの文章でこちらは夕陽を想像する。
その想像する夕陽は、それぞれが違っていていいというのが、読書の醍醐味なんやしね。
それを、
「自分の書きたい夕陽はこんなんだ!」
と、事細かく説明をされると、それはもう情報でしかなくなるんだよね・・・。
そこらへんの線引きが、難しいというか、書き手と読み手の感性が合うかどうかだけの問題なので、これまた正解はないやろうね。
なんだかんだいいつつ、次作で最後みたいなので読みたいと思います。
面白い面白くない以前に、これだけのペースで読ませてるんやから、著者もやっぱりそれだけ印象のある文章を書かはるんやろうね。
(当たり前)
(すいません)
こうなったら最後まで付き合ってやろうじゃないかという。笑
ほんで、「一番始末に負えないのは準主役級」と、いうのは、ひどく納得した。
主役クラスの人ならたしょうのことなら動じないやろうし、自分をわきまえてる人ならこれまたたしょうのことに動じないやろうな。
準主役級の人が、ちょっとでも上になりたいという身の程知らずで身を亡ぼすのかもしれない・・・。
この話、なんだかんだいうて芯はシビアやと思う。
(2017.03.30) -
Posted by ブクログ
年末にどしっとした本を立て続けに読んだため、ちょっと軽いテイストでいこうと読むことにした。
前作を読んだときは
「えー、すごいノリやな・・・」
と、思いつつ、これだけでは面白いのかそうでないのかの判断がつきにくかったので、二作目も借りました。
アーリアの一人称でツッコミも交えつつ語られる文章にだいぶ慣れてきた。
でも、本編よりもリュファス様とルイーゼ姫の短編の方がさらさらっと読みやすかったかな。
ほんで、はた、と、気づいてんけど、著者は敢えて伝聞調にツッコミも加えたアーリア一人称で物語を書いているのか・・・、と、思った。
(今更)
正直いうて、こういう文章はアクが強いなーって思うんやけど、リュファス様の短編のように、一般的な文章ももちろん書きはるんや。
でもこれやと、悪くないけど印象にも残りにくいかも・・・。
それやったら、とっかかりにはやや抵抗があってもなんとなく読み進めてしまうような、アーリア一人称の進め方のほうがいいのかも。
なるほどなあ、文章の見せ方か・・・、とか、思った。失礼
でも、お話としてもちょっと進んでるのよ。
前回の終盤でグリードの生い立ちが語られて、
「ああ、この子も言うほど簡単な『物語の英雄』ではないのか」
と、思ったけれど、今回はアーリア自身がグリードのそんな一面を理解して、あらためてグリードに向き合おうとしていたのがよかった。
これが、いつまでも「モブやから」と、いう理由で求婚から逃げ続けられてもなあ。
短編ならそれでも面白いけど、どうも著者は世界観をしっかり作ってはる様子?
前回ちらっと出てきた「レン・シロサキ」が何者で、ほんでなんでこの世界が「歪んでいるのか」っちゅうところを明らかにしてほしい!
ちゅうか、ここまで読んだらそこを知るまではやめられない!!
ちゅうことで、先も読もう・・・。
アーリアの趣味がお茶を淹れるっていうの、いいね!
お茶を淹れるのが趣味、いいわあ。(二度いうたな)
きっと著者も上手にお茶を淹れはるんやろうなあ。だって、フレーバーティに別の茶葉を一つまみいれるって、なるほど! と、思った。
確かにフレーバーティは好き嫌いがあるわ。
そこにダージリンとかいれると飲みやすくなりそう。
ほんで、勇者ではないただの一人の人としてグリードと向き合うことにした結果が、グリードに対する「教育的指導」なのも、面白いと思う。
なんだかんだいうて、アーリアのいうことを聞いちゃう犬みたいなグリードって、かわいいやん。
他人から見れば何でも持っているように見えるグリードは、自分のことを「空っぽで何もない」っていう。
それは、グリードがどれほどのものを持っているかを教えてあげなかったご両親が悪いのやろうけど、それはこれからも取り戻せるもんね。
相変わらず、
「なんで、(グリードにとっての相手が)アーリアやったんやろう?」
と、いうところは謎のままやけど、ひとめぼれに理由はないっちゅうような理由ではないと思う・・・。
アーリアである意味も、あるんちゃうんかなあ・・・。
自分が持っているものに価値を見出せないのであれば、「持っていない」のも同じ、と、いうのは、ひどく納得した。
たくさん持っていればいいっていうわけでもないし、他人がうらやむものを持っていればいいというわけでもない。
自分の手にあるものを愛するほうが、幸せになれるんやな。
じゃあ、グリードやアーリアたちの世界はどうなんやろう。
今回アーリアもちらっというてたけど、「この世界の在り様」っていうのは。
今、自分が認識している世界が住みやすければそれで幸せやけど、果たしてそれは「真実」なのかっちゅう話。
そこがチョイチョイにおわせてくるから先が気になってくるねんな。
でも、今幸せならそれが「真実かそうでないか」なんて、どうでもいいような気がするんやけど・・・。
・・・それやったら、あかんのかな、やっぱり。(;^ω^)
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■絆される ほだされる
[動ラ下一][文]ほださ・る[ラ下二]《動詞「ほだす」の受身の形から》
1 情に引きつけられて、心や行動の自由が縛られる。「けなげな気持ちに―・れる」
2 身体の自由を束縛される。
■クラバット
1 17~19世紀、西洋の男性が首に巻いたスカーフ状の装飾。ネクタイの原形。
2 ネクタイ。
(2017.01.05) -
Posted by ブクログ
ネタバレレジーナブックスつながりで予約。なかなかのインパクトタイトルやけど、内容もタイトル通り、しかも主人公が
「ツッこみまくる」
と、いう流れやった。
ツッこみはね~・・・。なんやろう確かにツッこんではいたけど、関西出身としては
「もうすこし上手にツッこんでほしいかな」
とは、思うかな・・・。ツッこみ上等、確かにそれはツッこみたくなるよね、ちゅう展開でもあるんやけど、ふつうの物語仕立てのまま、主人公ちゃんが片っ端からツッこみまくるという流れのほうがよかったなあ。
ツッこみって、受けてくれる人がいないと完成しないからね。
脳内でツッこんでばっかりでも、ちょっと物足りない。
とはいえ、ファンタジーとしての世界観はしっかり作り込まれてたと思う。
アーリア主観で話が進まない部分はふつうのファンタジーで、全然印象が違う。
グリード目線で進むこの「ふつうのファンタジー」やと今度はインパクトが薄いので、アーリアの「ツッこみを交えつつの話」と、グリードの淡々とした話のちょうど間くらいで、うまいこと作ってくれたらいいのになあ、とは思った。
(すいません)
前述の通り、世界観はかなりキッチリしてるっぽいので(レン・シロサキのくだりとか・・・。明らかに名前が日本人だよね)、続編があるのかな?
グリードの気の毒(?)な生い立ちとか、それがアーリアと出会ったことによって「世界に色がついた感じ」なんかはよくわかるんやけど、
「だから、その相手がなんでアーリアなん?」
ちゅうところはちょっとよくわからない。
まあそれが一目ぼれっちゅうやつなんかもしれへんし、これはファンタジーが主軸なんやからラブロマンスは掘り下げなくてもええんかもしれへんけど・・・。
いやそのへんどうなんやろう・・・。
だって「茶葉のお礼、勝手にいただきました」の、くだりはかなり甘々キュンやで!
著者はこういうののほうが上手なんちゃうの・・・? って思っちゃってんね。
そのあたりも踏まえて、アーリアにツッこまさせてもらおう。
アンタもグリードにキュンてなってるやん。笑
(2016.12.8)