【感想・ネタバレ】勇者様にいきなり求婚されたのですが3のレビュー

あらすじ

ただの侍女なのに勇者様に求婚され、婚約者となった私。おかげで新聞記者に狙われ、外出を控える羽目に。ですが、一生城の中にいるわけにはいきません。街娘の格好をして、こっそり買い物に出かけました。その帰りがけ、私が裏道で見てしまったもの。なんと、魔法使い見習いの少年ノーウェン君が、魔族と戦っていたのです! とはいえ、モブの私にはどうすることもできません。逃げようとした矢先、その魔族に見つかってしまいました。――ヤバイです! すごくヤバイです! お約束無視の新感覚ラブコメファンタジー、急展開の第3巻!

...続きを読む
\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

Posted by ブクログ

ネタバレ

アーリアと勇者グリードが徐々に両想いに…、お邪魔虫の隣国の王女ティアナがテンプレ悪役をやってくれたりもあってロマンスの3です。
ネット公開に追いついてしまいました。続きが早く読みたいですが、頑張って欲しいです。
お城舞台は終わり、4はさらわれたアーリアと魔族がメインかな?

0
2013年09月23日

Posted by ブクログ

おお、もう3巻なのか・・・。
正直、めっちゃ面白いかといえばそうでもなく、読みかけたんやから結末まで付き合おうじゃないかというテンションで読んでいるため(すいません)、結構サラサラーっとページをめくっている。

ツッコミ属性であるアーリアちゃんのツッコミ交じりの主観で話は進んでいくんやけど、すべてが伝聞調で語られるためか、すっごい、薄べったい・・・。

第三者目線で語られるグリードの過去話のほうがよほどしっかりしてるので、
「この調子で書けばいいのに・・・」
と、思うけれど、それやと今度は味気ないんやろうな、と、思うのも前述のとおり。

よくも悪くも印象的ではあるので、たいしたもんなんやろうなあ。

(いちいち上からですいません・・・)


前回にちょっとにおわせてくれたレン・シロサキによる「世界の真実」のようなものが、今回ルファーガの滔々とした語りで明かされてました。
このへんもな~・・・!

かなり、面白い世界観やと思う。とにかく、見せ方! 見せ方が、もっと他にないのかと・・・。

つくづく、世界観や設定を作るだけではあかんねんなあと思った。
それは空想の域なんやね。小説というのは、そこからどう「お話」にしたてあげていくかで、著者はそのあたりがびみょうすぎる。

これだけの設定をもっとうまく読み込ませてくれたらいいのに。
見せてくれたらいいのに。

そもそもアーリアのツッコミ自体が「中途半端やなあ」と、思いつつ読み進めているんやけど(全否定した)、今回はアーリア自身が、自分の
「勇者に婚約されるのが侍女Aの自分やったらおかしい」
と、いう考え方が間違っている、と、全否定しちゃってたからね!?

著者、自らシリーズ軸否定。ちゅうか、最初からその路線でやってほしかった。

「なぜ、勇者の婚約者が自分なのか」
と、いう疑問をアーリアが持つのはいいよ。全然いい。けれどそれは、グリードとアーリアの言動で「なぜ」もその答えも明らかにしてほしいわ。侍女Aとか、そんなんにこだわりすぎなくてもいいのに・・・。


アーリアが、
「自分もティアナ同様、グリードにちゃんと向き合ってなかった」
と、気づくくだりは、だから、よかったよ。

ティアナとのやりとりや、ルイーゼとのやりとりで少しずつアーリアの考え方が変わっていくという過程が見れたので、面白かった。
また、ルイーゼとアーリアの会話で、彼女たちの関係をこちらが想像できるので、面白い。
もう少し読者を信用して話を進めてほしいな。ある程度の情報をくれたら、世界観はこちらも十分想像しながら楽しめるのに。

前もいうたけど、
「赤い夕陽」
と、いうことをつらつら説明しなくても、例えば会話や、少しの文章でこちらは夕陽を想像する。
その想像する夕陽は、それぞれが違っていていいというのが、読書の醍醐味なんやしね。

それを、
「自分の書きたい夕陽はこんなんだ!」
と、事細かく説明をされると、それはもう情報でしかなくなるんだよね・・・。

そこらへんの線引きが、難しいというか、書き手と読み手の感性が合うかどうかだけの問題なので、これまた正解はないやろうね。

なんだかんだいいつつ、次作で最後みたいなので読みたいと思います。
面白い面白くない以前に、これだけのペースで読ませてるんやから、著者もやっぱりそれだけ印象のある文章を書かはるんやろうね。
(当たり前)
(すいません)

こうなったら最後まで付き合ってやろうじゃないかという。笑
ほんで、「一番始末に負えないのは準主役級」と、いうのは、ひどく納得した。

主役クラスの人ならたしょうのことなら動じないやろうし、自分をわきまえてる人ならこれまたたしょうのことに動じないやろうな。
準主役級の人が、ちょっとでも上になりたいという身の程知らずで身を亡ぼすのかもしれない・・・。

この話、なんだかんだいうて芯はシビアやと思う。

(2017.03.30)

0
2017年07月27日

「女性向けライトノベル」ランキング