中田華寿子のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
インターナル・マーケティングをサービス業だけではなく製造業にまで浸透させると
とても強い組織になると感じる。サービス業ほど必要性が無いのかもしれないが
「モノづくり」から「コトづくり」企業になるためにはとても必要なこと。
そしてそのためには「しないこと」を選択し、捨てる勇気も必要。
・ブランド:企業と消費者の間に心地よい関係が確立された状態
・生保業界のGNP:G義理 N人情 Pプレゼント
・実際に経営者自らが直接話しかけるローテクで超シンプルなマーケティング施策のほうが、企業やブランドの「顔」が見えやすい
・愛されるブランドの人格
1)理念がある
2)顔が見える
3)正直である
4 -
Posted by ブクログ
・消費者の顔色を伺って企業姿勢を変えたり、情報発信をする必要性はありません。企業は堂々と、自らの信じる思いを全うすればいいのです。その思いに共感する消費者が、その企業と気持ちの上で「つながり」を感じてくれたときに初めて、長く愛されるブランドが生まれるのです。
・自社の商品やサービスの背景にある、企業の思いと行動に矛盾はないか。それは社会的使命を帯びたものか。
・みんなに好かれる人格の4つの共通点
①理念がある ②顔が見える ③正直である ④noといえる
・ヒトの気持ちを動かすエネルギーは、理念を発展にした、作り手が買い手を思う気持ちであり、より良い社会に変革させたいという強い気持ち
・「no」 -
Posted by ブクログ
【フレーズメモ帳】
社長や役員は現場をよく知らないかもしれないし、マーケティングのプロではないかもしれませんが、経営責任を背負っています。状況が事業計画どおりに進んでいなければ、口を出してくるでしょうし、打開策を提案したくなるのは当然のことです。そのことについて、「上司が口を出してくるから煩わしい」と言っているようでは、マーケターとしてもビジネスパーソンとしても未熟だと言わざるを得ません。
経営者は必ずしもマーケティングのプロではありません。だとすれば、マーケティング担当者は、経営者が理解できる言語、数字、ロジックを用いて、説明を丁寧に行い、課題も今後の計画も正直に共有し、課題の正しい本質や -
Posted by ブクログ
ライフネット生命のマーケティングに関する考え方を学べる1冊。
内容の半分くらいが、インターナル•マーケティングに割かれている部分が、今までの会社のマーケティング本とは違う部分でしょうか。
※個人的に興味があるところだったので、かなり重宝してます。
第5章の「借景マーケティング」部分では、面白企画は、とりあえずやってみようのような前のめりの書き方をされているが、きっちりとどうやれば商品認知が上がるのかをデータと照らし合わせた結果から導いていたり、ターゲット考察がきっちり出来ていたりと、世の中で流通しているライフネットの土台となる考え方を学べる書籍となっている。
ソーシャルメディア活用につい -
Posted by ブクログ
ネタバレすごくしっかりした企業理念の元、社員全員が協力している
素敵な会社!みなさん生き生きと仕事されているんだろうな、
こんな会社で働きたいと思わせる内容でした。
認知度なし、予算なし、でも大手競合と互角に戦える!
みんなを味方につけ、ファンを増やし「愛されるブランド」に!
どうやったらファンが増え、愛されるのか?
今までの保険のセールスの「GNP」(G=義理、N=人情、P=プレゼント)
戦略ではなく、企業の日常的な「人となり」を知ってもらい、ファンになってもらう。
ツイッタ―でつぶやきまくる、10人以上集まれば全国どこへでも社長副社長が公演に。企業理念を詳しく説明し、知ってもらう。
社員総出でチ -
Posted by ブクログ
ライフネット生命の開業以来のマーケティング施作を紹介している本。
著者のスターバックスの日本でのローンチの時になぞらえ、認知なし、予算なし、大手競合あり、の市場でも戦える、いや、むしろ今からの時代、そういった市場にこそチャレンジしがいがあるんじゃないかと思える本。
なぜなら、序盤のブランディングや、マーケティングの考え方は、スターバックスとの対比で語れるのだけれど、後半のコミュニケーション部分、特にソーシャル・メディアのところなんかはその時代にはまだ存在しないツール。そこに取り組む姿勢やスピードは本当に今の時代の会社だなぁと思いました。
でも、それも全てライフネット生命がマニフェストで宣 -
Posted by ブクログ
とても分かりやすくて面白かったです。インターナル・マーケティングなどの横文字も出てくるけど、決して難しくはなく、できるだけ平易に具体例をもって語りかけてくれるような文体が、そのままライフネット生命の理念に従っているよう。色んな会社の事業部でこの本が配られ始めていると聞くが頷ける。マーケティングを通して、チームが、事業部が、会社がこうなっていくべき、と語られる。出口社長の全国行脚、ソーシャルメディア活用、調査リリース、デイリーポータルZのハトの企画、さらに採用まで、全てが一本の線になる。マーケティングの本であり、戦略の本。「ストーリーとしての競争戦略」を思い出した。
-
Posted by ブクログ
既に成熟しているように見える生命保険業界に敢えて新たな一石を投じたライフネット生命。そのマーケティング(主にブランディング)について同社のマーケ部長(元スタバジャパンのPRマネジャー)が紹介しています。
インターネットと、その上でのソーシャルメディアが全盛の今日、予算なし/知名度なし/競合多数 のハンデを背負った小企業がブランドを構築してビジネスを獲得していくには、まず「共感してくれる応援者」を作ること(質)、そのあとに認知度を効率よく高めること(量)の掛け算が重要という主張です。現在 SNS を使ったマーケティングに直接携わっている人には納得の内容だと思いますが、それを導入している(または