デボラ・ザックのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
名著。私はこれまでマルチタスクをしすぎて注意散漫になっていたけれど、一点集中を徹底すれば人生が変わるかもしれないと感じた。
特に印象的だったのは、「マルチタスクは脳の構造上できない」という点だ。人は複数の作業を同時にこなしているように感じていても、実際には0.1秒未満の間隔でタスクを高速に切り替えている「タスク・スイッチング」に過ぎない。また、脳が一度に使える注意資源には限界があるため、それを分散させると集中力は持続しない。
この考え方にはかなり衝撃を受けた。
振り返ってみると、自分も「マルチタスク」と言いながらいくつものことを並行して進めていたが、結局どれも中途半端で終わってしまうことが多かったように思う。だからこそ、これからは一つのことに集中して取り組むことを徹底してみたい。そのほうが幸福度も高まるとされており、一石二鳥だと感じた。
またメモとして、脳の使う領域が異なる場合にはマルチタスクが可能だという点も興味深い。例えば、私が好きな「ポッドキャストを聴きながら、慣れたコースをランニングする」といった行為は、この意味でのマルチタスクには当たらないはずだ。 -
Posted by ブクログ
《シングルタスク》という言葉を初めて聞いたが、ぜひ実践したい考え方であった。
今までの自分のミスを振り返ってみると、マルチタスクをしていて注意散漫な時ばかりだった。逆にひとつの事に集中しているときは充実感や達成感を得られていたことに気が付き、もっと早くこの本に出会いたかったと思った。
私はおそらくスマホ依存症で、何をするわけでもないのに常にスマホを手に握りしめていた。
しかしそれは集中力を自ら削っていると学び、スマホ依存症を治すためにも、本を読んでいる間はスマホの電源をオフにしてみた。
すると驚いたことにとても集中でき、おまけに本を読み終えると充実感でいっぱいだった。
今回この本では、多くの学びを得られ、自分の時間への考え方や管理の仕方を深く考えさせられた。
ぜひ口癖が「忙しい」の人に読んでもらいたい。
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Posted by ブクログ
本書を読み終え、最後の参考文献のページに目が止まった。
「次に挙げる本を読むことをおすすめする。ただし、一度に一冊ずつ読むこと」
思わず、にやりとした。最後の最後まで、シングルタスクである。
本書は、時間術や生産性の本のように見える。しかし読み進めるうちに、これは「効率」の本ではなく、「生き方」の本なのだと気づいた。
印象に残ったのは、生産性の定義に対する問いである。
私たちは、どれだけ多くのタスクをこなしたかで能率を測りがちだ。しかしそれは本当に生産的なのだろうか。
会議の回数、資料の枚数が増えること自体は価値ではない。価値があるのは、未来の負担をどれだけ減らせたかだ。次の人が迷わない構造をつくれたか、無駄な往復を減らせたか。生産性とは、未来を軽くする力なのではないかと考えさせられた。
また、「退屈な会議中にメール返信をすれば能率が上がる」という主張が否定されていた点も印象的だった。合理的に思える行為も、エグゼクティブからは「意思と自制心の欠如」と見なされるという。
問題は効率ではなく、その場にいるという態度である。集中して聞くことは、相手を尊重することであり、信頼を築く行為でもある。シングルタスクとは、単なる集中技術ではなく、姿勢の問題なのだと気づいた。
さらに、孤独について、人は一人で考える時間を避けるためなら、電気ショックさえ選ぶという。何もしない時間は、それほど居心地が悪い。しかし別の研究では、自分を見つめることが他者への共感を高めるとも示されている。
孤独は、妄想に使えば毒になる。観察に使えば深さになる。同じ時間でも、使い方でまったく意味が変わる。考えることをやめるのではなく、どう考えるかが問われているのだろう。
そして、著名なバイオリニストが地下鉄で演奏しても、多くの大人が足を止めなかったというエピソード。耳を傾けたのは子どもたちだった。
子どもは「今」に生きている。大人は「次」に生きている。私は、長男が小さい頃、駅近くで演奏している人の音楽に立ち止まっていたのを思い出した。私は「帰るぞ」と急かして連れて帰った。悪意はなかった。ただ「次」があった。
慌ただしさは、感動する能力を鈍らせる。しかし、このエピソードに胸が動くということは、まだ感動する力は失われていないのだとも思った。
幸福に関する示唆もあった。幸福とは、一瞬一瞬に意味を見いだす能力と、結果に固執して自分を追い詰める考え方を手放す能力であるという。
そして、人は何かに専心しているときの方が充足感を覚える。幸福とは、多くをこなすことではなく、一つに深く入ることなのかもしれない。マルチタスクは心を分裂させる。シングルタスクは心を統合させる。
仕事も、読書も、対人関係も同じだ。
一つに集中することは、相手を大切にすることでもあり、自分を大切にすることでもある。
忙しさで自分を証明するのではない。それだけで、人生の質は少し変わるのかもしれない。
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時間をどう使うかということは、どう生きるかということ。
次々と襲ってくるタスクに追われているうちに1日が終わり、今日は何もできなかった、、という毎日を何年も繰り返し
ただ時間だけが過ぎていく感覚に怖さを覚えていた。
「状況をコントロールする責任はつねに自分にある」
「選択する。そしてブレずに実行する」
この言葉に目が覚めた。
言い訳せず、自分で自分の人生を生きていこう。
過去についてくよくよと考えるのも不安な将来を思い描くのも、無益なだけでなく、怠惰だとすらいえる。
人が気晴らしを求めるのは、自分の人生について真剣に考えることから逃げるためではないかと推測している。
時間は節約などできない。使うことしかできないのだ。しかし、賢くも、愚かにも使うことができる
「いまここ」に集中していないときにこそ、罪の意識を覚えるべきだ。
2つの心のはたらきと幸福のあいだに強い相関関係があることをあきらかにした。
その2つの心のはたらきとは、「人生の一瞬一瞬に生きる意味を見出す能力」と「結果に固執して自分を追い詰める考え方を手放す能力」である。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ「マルチタスクできる人は時間節約してめっちゃ仕事ができる人!」と思ったら大間違い。そもそも人間の脳はマルチタスクできるような構造じゃなくとにかくシングルタスク。「じゃあマルチタスクってなんなのか」ただ物事に注意散漫になってるだけでタスクが終わらないどころか、まさか生活の質、対人関係までも悪化する要因になるとは。「でも音楽聞きながら運転できるし…」脳の使う場所が違う、注意力の割り振りが違うからできるんであってマルチタスクじゃない。今はスマホやSNSインターネットなど気が散るものがたくさん。一つとのことに集中する力が低下してしまっているらしい。確かにそんな実感はある。
シングルタスクチェックができるリストでチェックしたら意外と数字が高く、シングルタスクできてないんだと驚いた。
各パートの終わりにポイントが書かれていてわかりやすい。
時間は節約するものではないものだという考えにハッとした。 -
Posted by ブクログ
副業のタスクに悩殺されて悩んでいた俺には本当に勉強になる一冊だった!
結論、シングルタスクを極めなさいという内容だったんだけど、シングルタスクをやるための環境整備をすることが重要なんだと感じましたわ。
例えばだけど、あれもこれもやらなきゃいけないと考えながら仕事をするのは全く良くなくて、一つのことを集中的に終わらせる方が脳のリソースを食わないっていうことを身をもって体験することができた。
そのためにも期限が近いタスクからしっかりと消化していくということを意識していく必要があるし、スケジュールも大切な考えに立ってくる。
全てはシングルタスクをするために必要なことなんだなというのがわかったオススメの一冊!
忙しい人ほど是非読んでみてほしい!