企画というか、着眼はとってもよい本だと思うのですが、中身は期待外れでした。
51のスケッチとしては、原画に近いものを想像していたのですが、その多くは、著者がわざわざ描き起こしたもので、もともとのスケッチのもつ歴史的(科学史的)な意味が損なわれている印象を受けました。
また、スケッチの説明も、何だか浅いというか、事実の羅列に近く、深みがない印象でした。
とはいえ、事実の羅列の中には初めて知ったこともあったので、その点については、評価できると思います(というか、そのぐらいしか、評価できるところがない…)。