世津路章のレビュー一覧

  • スイレン・グラフティ(2) もすこしつづく、ナイショの同居

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    あーやっぱり好きだなあ、このお話。

    女の子同士の青春友情物語2巻目。
    この何かに向かって頑張って成し遂げようとする姿がとてもいい。
    しかもそれが創作関係なのが、幾度もわかるわあと頷いてしまった。
    その怖さも、苦しさも、その喜びも、創作するものの特権だよ。

    物語的には今巻は同人誌即売会へ向けたお話。
    個人的に非常にタイムリーで胸に突き刺さった。
    いやあ、今から一冊も売れなかった時の心構えをしとかなきゃ(笑)
    うん、面白かった。
    そしてまだ続きが有りそうなところも良かった。
    次巻、期待してます。

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    2019年09月19日
  • スイレン・グラフティ わたしとあの娘のナイショの同居

    Posted by ブクログ

    おー、これは名作だよ。こう言うの、めっちゃ好き!

    ちょっと不良っぽい同級生の女の子と一緒に住むことになった少女が、その子の秘密を知って……と言うガールミーツガール話。

    前半の主人公のワクワクする胸の高鳴りがすごく良くわかって楽しかった。
    それだけでも青春なのに、後半の苦しい展開からのまるでヒーローのような登場場面の凄さ。
    主人公の感情爆発の言葉に泣きそうになった。

    そんなハイライトの後にさらに二つ目のハイライトがあるなんて!
    二人のやり取りの場面にもう一度泣きそうになった。
    あー、青春だなあ。
    そしてこれは確かに女の子同士だからできるお話だなあと思った。
    あー、感動した。

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    2019年07月01日
  • 夢かうつつの雪魚堂 紙雪の舞う百鬼夜行

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    魚ノ丞さんの性格が最初とっつきにくかったのだが、慣れてくると寧ろ成海の性格の方が気になるという。
    人のために頑張れる子ではあるが、脊髄反射で言葉にして反省することもしばしば。
    そんなところが、終盤に彼女自身が忘れていたことへと繋がっていく。

    百鬼夜行がおどろおどろしくなく、設定が分かると必要なことであり、救いでもあるというのはユニークだったと思う。
    現代人こそこの百鬼夜行は必要だろう。
    その分、魚ノ丞さんやカナくんの負担は増えてしまうが。
    その百鬼夜行でも救いきれなかったものは、この二人が救ってくれる。
    その光景は、背景に重いものがあるだけに、毎度感動的である。
    美しいのだ。
    ただその美しさ

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    2022年06月07日
  • スイレン・グラフティ わたしとあの娘のナイショの同居

    Posted by ブクログ

    テンポよく話が進んで、小気味良いです。
    主人公の双子の兄妹がいいね。
    これ、母親が帰ってきたらどーすんだろ。

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    2022年01月17日