スポーツ・グラフィックナンバーのレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
かつてNumberに掲載されたコラムから、松阪大輔、斎藤祐樹、桑田真澄、清原和博、松井秀喜、ダルビッシュ有、大谷翔平、清宮幸太郎、江川卓(すべて敬称略)に関する22編を選んだオムニバス。掲載されている記事の大部分が、各選手が自分の高校時代を思い出しつつ取材を受けるという形式のものが多く、プロ野球で様々な経験を積んだ後に改めて甲子園がどういう位置づけであったかという視点で描かれています。また、これら当事者だけではなく、彼らと対戦して敗れ去った人たちからの貴重な証言も多数取材されており、中でもテレビ等で放映されていなかった地方大会でのエピソードはより彼らの人物像を深く描いている印象です。春、夏の甲
-
-
Posted by ブクログ
子供の応援者としてスポーツに関心を持って来ましたが、見る側の人間にもこうだったらいいのにと思う事が色々あり、なんか世の中の役に立つ事って出来ないかって手に取りました。
ビジネスと書くとスポーツには馴染まないかもですが、無償の愛ではいい選手は育たない。
する人にとっていい環境を作るには、それを見る(応援する)ために金を払ってくれる事が分かりやすい。
その結果もっとそのスポーツにチャレンジする人が増えて、より良い選手が生まれ世界でも戦えるようになる。
結果、もっとたくさんの人が見て、より良い環境づくりがなされていく。
という好循環が作れるといいが、なんとなくまだ国内でそこまでうまくいっているものは -
-
-
Posted by ブクログ
現在進行形な清宮の4編を除く22編のうち、その出来事の直後に書かれたものは2編しかない。残り20編は、それぞれの登場人物(証言者)がその出来事を相当程度は自分なりに消化できている状態になってから取材を受け、それを基に書かれたもの。
アンソロジーを編纂する上では前者にも後者にも一長一短はある。ただし、この偏りっぷりをみるだけでも高校野球が如何にノスタルジーを呼び起こすものであるかがハッキリと分かる。
(関わりのある選手が何人も取り上げられ、でも、彼らから聞いたのとはちょっと違うものがあったりして)ファクトチェックの難しさが残るとは思いつつ、ノンフィクションとしては後者の方が好みではある。
中でも -
-
Posted by ブクログ
講義というか、講演のオムニバス的な収録まとめ。
それぞれのストーリーとしては面白いが、
理論を勉強するには、物足りない。
Business collegeというので、期待していたが、
まぁ、こんなものかとも思う。
それぞれの方々の経歴と成し遂げたことは
それぞれ偉大だと思う。
その裏にある裏話を知るという雰囲気。
全編を通して、プロ化の重要性。
アリーナ・球場での体験を、最大化して、収益化すること
(アルコールを飲むとか、そのあたりを含めて)
スポーツをエンターテイメント化することの重要性。
日本代表が、勝っても、国内は盛り上がるとは限らない。
認知は、上がるけど、人気が上がるわけではな -
-
Posted by ブクログ
高校時代に甲子園で怪物ぶりを発揮した球児たちの物語。
野球好きの人なら当時の興奮が蘇ってきますね。
鈴木一朗は甲子園では活躍していないので出てきません。
大谷翔平も甲子園での活躍は目立っていないので少しだけ。
甲子園ベストセレクションと言うなら、田中将大と島袋洋奨の物語を入れて欲しかった。
みんな怪物だが投手では江川が別格。あの浮き上がる直球は当時プロ野球でも見たことがなかった。
バッターでは清原と松井が双璧。打席から睨みつける顔にも凄みがあった。
凄い奴らばかりの中で、どれだけ凄いのか限界が見えない怪物球児たち。
これからも新しい物語を作ってください。 -