小笠原文雄のレビュー一覧
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読む順が逆になりました。
在宅ホスピスの小笠原医師が寄り添っていらしたいくつものケースです。
最期まで家で笑って生きたいあなたへ
こちらは、なんとめでたいご臨終の続編です。
最期まで家で笑って生きたいあなたへを読んだ時も、なんとめでたいご臨終を読み終えても、こんなふうに逝けるだろうかと自身に重ねて考えています。
病院は病気を治すところ、もうどうにも治らない病でも治そうと行為すらのが病院なんだと言うこととてもよくわかりました。
そして、在宅が叶うんだと言うことも、この本を通してよく分かります。
最後に費用が心配ですが、こちらもなんとめでたいご臨終で大丈夫とわかりますが、費用は最期まで家で笑 -
Posted by ブクログ
偶然出会った本で、本当に安心を得られました。
人生に正解はないけれど、不安だと楽しめないし負の連鎖になりがち。
お金の問題、健康の問題、最後はどこで…周囲の手助けを受けながらも穏やかに旅立てたらと思うそんな希望が叶いそうだと心から思える内容です。
穏やかな日々の生活の中で旅立つためにやってはいけないこと、最後の時はどのくらい生活費が必要かいくつかのケースが掲載されていてとても参考になります。
自分の時、家族の時、色々な目線で考えることができました。
ネガティヴに考えてしまいがちな内容だけど、これはいつその時が来ても大丈夫そうだと背中を押してもらいました。
小笠原文雄医師の他の著書「なんと -
Posted by ブクログ
高校二年の2月曾祖母が亡くなりました。親族はほぼそろって家で看取りました。その2年後に祖母が亡くなりました。そのときも親族はほぼ揃いましたが違うところは病院で看取りました。果たしてどちらが良いのでしょうか?私はこれの正解をくだせるのは亡くなった本人であると思います。よってどちらが良いかどうかは申しあげません。
たまたま世界一受けたい授業で本著者である小笠原先生が登壇していて、在宅医療についてのお話をされていました。
彼は死に直面している方が、どのように余生を過ごして「希望̪死・満足死・納得死」を得られるかを考えている方です。普通、余命がわかり死に近くなると分かれば延命治療をしに入院という導線が -
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この本を読んで気付かされたことは、
人間は「死」に対して案外冷たいのかな
という事です。
人は必然でも偶然でも死ぬ時は死ぬものです。
急性な病気で突然死ぬこともあれば、不幸な事故や事件で死ぬこともあります。
これは現在の私の死に対する考え方なので、気分を害される方もいるかもしれませんが、私は余命を宣告されて、死を意識して準備をしたり、どんなに小さいことでもやりたいことをやって、人に感謝を伝えてから死ぬことができるのなら、それは幸せなことだと思います。
この本で特に印象に残った言葉は、著者である小笠原文雄さんによる、末期癌の現実を受け止められない人にかけた「この中でいちばん最初に死ぬのは誰だと思 -
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上野千鶴子さんの講演会で紹介されていた本 その③
お金がなくても 末期ガンでも 認知症でも おひとりさまでも
ホントに自宅で「めでたいご臨終」を迎えることができるのか?
すばらしい事例を読み進めるにつけ
住んでいる地域に小笠原先生のような方がいるから可能なのでは?
という疑問が最後まで残った
THP(トータルへルスプランナー)の必然性が徐々に広まっている
日本在学ホスピス協会のHPにも認定施設が紹介されているが
私の住む地域にはまだない
医療・介護に関わる多職種のプロたちに是非読んで頂きたい
また自身の死と親の死とどちらが先になるかわからないが
どういった最期を迎えたいのか 私は