山本正嘉のレビュー一覧
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購入済み
読んでおく価値があると思います
運動生理学の立場から、疲れにくい歩き方や、栄養補給の方法、登山における身体のトラブル(疲労、低体温症、高山病……)、トレーニング方法などが解説されています。
登山者の視線で書かれているので分かりやすく、頭の中の整理が出来て、今後の取り組みに大変に参考になりました。
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Posted by ブクログ
(2017/3/19)
鹿屋体育大学の著者が書いた、700ページにも及ぶ大著。
登山とマラソンは運動、トレーニング的には似たところがあると、
読んでみた。
後半は海外登山など専門的になり読み飛ばしたが、
是h何の健康、疲労、トレーニングはマラソンをする者として大いに参考になった。
乳酸は疲労物質ではないが、疲労すると出てくるバロメーターとか、
私が最近入手した知識もちゃんと入ってる。
これだけ丁寧に「登る」ことにフォーカスすると、ほんとわかりやすいわ。
誰でも努力すれば山に登れそう。
そう、私のマラソンはもとは山登りから来ているし、
中学時代初めて試みたのは八甲田山登山だった。
球技がからっき -
Posted by ブクログ
ネタバレ週一回5時間の山登り、月一回は長めの山登りで理想的な運動量になる。登りは遅筋、下りは速筋が鍛えられる。
最大心拍数は、208ー年齢×0.7のほうが正確。乳酸閾値はそれの0.75のあたり。
登高速度が300m/hのとき、ハイキング程度、400mは無雪期登山。ジョギングに相当、500mでは雪山、岩山、沢登り、ヤブこきなど。ランニング相当。
普段、駅の階段は700~800m/hでのぼっている。短いからできるが、登山では続かない。ゆっくりのぼれば疲れない。
水分、炭水化物、塩分が摂取できれば数日以内は問題ない。スポーツドリンクは糖分と塩分が含まれている。塩分が少ないので薄めると足りなくなる。
経口補 -
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Posted by ブクログ
去年の秋から登山ブームがきているので、登山の運動効果や栄養の考え方、下界でのトレーニングについて学びたいと思い購入。
上りと下りとで筋肉の使われ方や、必要な栄養分が異なることが発見だった。
脂肪の燃焼には炭水化物が必要だということも初めて知った。炭水化物を燃やしきってから脂肪を燃やす、と聞いたことがあったので、炭水化物を多く摂りすぎると脂肪が燃焼されないのでは?と思っていたが、それは誤りだと分かった。痩せることを目的として登山をするならば、積極的に炭水化物を摂っていく必要がある。
しかし、栄養の取り方はドカッと摂るのではなくて、こまめにとっていかないと、消化吸収に血液をもっていかれて運動 -
Posted by ブクログ
年間20日程度のへなちょこハイカーにとって、「登山」というとすごい山(富士山とか槍ヶ岳とか)のイメージ。いつかは行きたいなーと遠くから眺めていた近隣の山に先日初めて登った。お、意外といけるなと、次はあの山かと妄想する。とはいえ年も年だし、無事に登って帰ってきたい。そこで、本書を買ってみた。
以下は「なるほど」と感じたこと。
〇登山のトレーニングは登山で(平地の運動では補助的にしかならない)
〇月間±2000mが目安(日本アルプスに行きたいなら)
〇普通に登ると大抵ペースが速すぎ(標準コースタイムは安全な設定)
〇普段から平地の補助トレーニングも加えた方が良い(レベルアップしたいなら、特に中高 -
Posted by ブクログ
登山は極めて優秀なエクササイズ。
だが、この優秀なエクササイズを有効に続けるためには、普段のエクササイズが大切なのである。
もはや、目的と手段が入れ子になっているのだが、要するに、登山とは目的であり手段であるわけだ。
いいじゃん、登山しようぜ、楽しいからで。
いろんなサイクルでこんな運動が身体にいいぜ、豊かな老後のために運動しようぜというブームみたいなのがある。ウォーキングとかランニング、自転車、筋トレ、柔軟、なんとか体操。
とてもいいことだと思うが、大体、別段運動だけしたいわけじゃないので、こんなことだけやってられねえ、で終わる。
この本もちょっとそんな感じはあるな。登山についてのリス -